旅の行く末   作:仮面騎士

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10話

コンドルヤミーは自在に空を舞い、隙を見て鋭い鉤爪で攻撃してくる。相手が空中にいる限り、攻撃が届かない。

「だったら、このメダルで。」

コアメダルを交換し、再びスキャンする。

[クワガタ・ウナギ・チーター]

ウナギウィップを使い、コンドルヤミーを捕獲する。そしてカマキリヘッドの雷撃とウナギウィップの電撃を同時に浴びせる。

「グアァァァ!」

たまらず、コンドルヤミーは墜落してきた。そこにチーターレッグで移動し羽に連続蹴りを叩き込む。コンドルヤミーの翼はぼろぼろになり、飛べなくなった。

「よし、一気に決めるぞ。」

「タカ・トラ・バッタ タ・ト・バ!タトバ、タ・ト・バ!」

再びタトバコンボに変身し、メダルを再スキャンする。

[スキャニングチャージ!]

必殺技のタトバキックを叩き込むと、コンドルヤミーは爆発し、セルメダルが辺りに散らばった。その中に、コンドルのコアメダルがあった。それを回収する。

「このメダルはもしかして。」

取り出したのはクジャクのコアメダルだ。

「これでコンボが出来る。どんなコンボになるんだろう。」

そう呟き、次のコアメダルを探しに足を動かした。

 

発電施設

現在、オートスコアラーのミカは撤退し、シンフォギア奏者の響、翼、クリスの三人は、錬金術師キャロルと交戦中だ。ファウストローブを纏い思い出を燃焼させて戦うキャロルに押され気味だったが、合流した響の呼びかけでイグナイトモジュールを制御した三人は、三千体ものアルカノイズを倒し、優勢に立っていた。

「飛べよ」

「この奇跡に」

「「「光あれ」」」

響の渾身の一撃がキャロルに炸裂し、戦いは終わった。キャロルは響に

「その呪われた旋律で誰かを救えるなどど思いあがるな。」

と言い残し、自らを燃やした。悲しむ響。しかし、そこへ乱入者が現れる。

「フッ!」

突然現れたバッタヤミーが響を蹴り飛ばしたのだ。しかも、現れたヤミーは一体ではない。

「アーッハッハハッハ!」

「ウォォオオォ!」

クロアゲハヤミー、ライオンクラゲヤミーも翼とクリスに襲い掛かる。

「くそっ、こんな時に。」

ライオンクラゲヤミーに銃を乱射するクリス。しかし、攻撃の当たった所から、大量のクラゲが現れた。

「なんだこいつら。」

振り払おうとクラゲに触れた瞬間、

「ぐあぁぁぁ!」

電流が流れ込んできた。思わず膝をつく。

「ちっくしょー!」

クラゲに向かって銃を放つが相手は攻撃が当たると分裂し数を増やしていく。

「ウォォォ!」

さらに、ライオンクラゲヤミーは口から熱戦を吐きクリスを追い詰めていく。

翼の方も苦戦していた。クロアゲハヤミーは空を飛びながら、鱗粉を吹き付けてくる。その鱗粉に当たった場所からは火花が散り、ダメージが溜まっていく。何とか相手を地上に引きずり落とそうとする翼だが、クロアゲハヤミーはひらひらと上手く躱していく。

「このままではまずい。」

焦る翼は意を決して大きく跳び上がり、クロアゲハヤミーの翅を切り裂こうとする。しかし、相手は翅を羽ばたかせ、翼を地面に吹き飛ばしてしまう。

「くっ!」

この時、持っていた缶型の何かが転がり落ちたが、翼は気づかなかった。落とした拍子に開いた缶は変形して何処かに飛んで行った。

刀を杖に立ち上がるが、着実にダメージは溜まっていた。

響はバッタヤミーの素早い動きに翻弄されていた。

「フッ!」

並外れた跳躍力で響の攻撃を躱し、緑色の電撃を放出して反撃してくる。

「このー!」

バーニアで加速し、エネルギーを拳に乗せて正拳を放つが、バッタヤミーは跳躍し拳を躱して逆に飛び蹴りを放ってくる。

「トゥ!」

その飛び蹴りに、響は大きくふっ飛ばされた。

「うわぁぁぁ!」

飛ばされた響の元に、翼とクリスが合流する。

「大丈夫か立花!」

「くそっ!何か手はないのかよ。」

強化型シンフォギアでも、相手には通用しない。そんな最悪な現状にある今、どうすればいのか全く分からなかった。

「大丈夫、へいきへっちゃらだよ。」

そう言い、立ち上がる響、しかし立っているのがやっとという状態だ。

「ここであきらめたら絶対に後悔する。そんなの絶対に嫌だよ。」

公園で昴に言われた言葉を思い出す響。そんな響にヤミー達は一斉に攻撃をしてくる。バッタヤミーは電撃を、クロアゲハヤミーは鱗粉を、ライオンクラゲヤミーは熱戦をそれぞれ放った。攻撃はもう目の前だ。誰もがもう駄目だと思ったとき、一つの影がその間に割り込んできた。その影はオーズだった。

[トリプルスキャニングチャージ!]

「セイヤー!」

その攻撃をオーズバッシュで相殺した。

「オーズ。」

「何でお前がここにいるんだよ。」

驚く響たちだったが、オーズはなんてこともないように手に持った缶をこちらに見せてきた。

「こいつが教えてくれたんだよ。」

「それは!」

翼は慌てて缶を探すが何処にもない。この時初めて戦闘時に缶が落ちていたことに気が付いた。

缶を開けると、クジャクのようなフォルムのロボットになった。

「不幸中の幸いってやつかな。まあ、間に合ってよかった。」

そしてヤミー達を見据える。

「こいつらを倒すのは俺の役割だ。それに、新しいコンボを試すいい機会だ。」

トラとバッタのコアメダルを外し、赤いコアメダルに交換する。

「行くぞヤミー共!」

オースキャナーでメダルをスキャンする。

「タカ・クジャク・コンドル タージャードルー!」

全身が赤く輝き炎が上がる。その熱風に、思わず後ずさるヤミー達。光が収まると、そこにはタカヘッドがタカヘッド・ブレイブに強化され腕はクジャクアームに足はコンドルレッグとなったオーズ、タジャドルコンボが立っていた。その他のコンボと一線を画す姿に、響たちは声も出なかった。今、タジャドルコンボとなったオーズと三体のヤミーとの戦いが始まる。

 

 

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