竜破壊でありながら竜と共に歩む者 作:リメイクカード
「うぅ……痛いっす……」
「当たり前だろ、なんで人の布団に潜り込んでんだよ、お前は」
「以前にも言ったすけど、竜弥さんの温もりを感じるためっす!!」
「デカい声で恥ずかしいこというんじゃないよ、お前は……それと、その服はどうしたんだよ?」
なぜに駒王学園の制服を着てるんだ?
「あ、何故か叔母様が用意してくれてたっす」
「なぜに?」
「さぁ?」
たまに謎な行動するんだよな、叔母さんって……。
「まぁ、それはいいっすよ。こうして憚りなく竜弥さんと登校できるのなんてレアなんすから」
「とは言っても、なぁ……実際はお前学園の生徒ですらないしなぁ」
「いや、時間まで学園で隠れてろなんて言ってた竜弥さんが言えることじゃないっすよ?」
まぁ、確かに。
「とりあえず、学園に着いたら旧校舎脇にある小屋にでも隠れてな。あそこならまず人が来ねーからな」
「了解っす!しかし、うちに視線が来ないっすね。普通、見慣れない相手がいればそっちに向くんじゃないすか?」
「あー、多分アレのせいだろ?」
「アレ?」
俺は登校風景の中で異質なソレを指差してやる。
「アレは、一誠さんと……誰っすか?」
「多分リアス・グレモリー先輩。なんでも駒王学園の2大お姉さまなんだと」
「つまり学園の憧れの的ってことすね。んでその憧れの的と一緒にいるのが変態として有名な一誠さん………なるほど、そりゃ注目も集めますっすね」
「片や人気者、片や嫌われ者だからなぁ。と、学園に着いたし、手筈通りにな」
「了解っすー」
そう言ってミッテルトは古そうな建物、俗に旧校舎と呼ばれる建屋の方に向かって走り去っていく。
さて、俺の方は教室に向かって……昼休みにでも一誠に事の真偽を聞くとするか、いつもの場所で。
まぁ、それよりも先に一誠に飛び掛かってるハゲとメガネを鎮圧するとするか……はぁ。
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さてさて時間は飛んで昼休み。俺は一誠と、小屋に隠れていたミッテルトを伴いいつもの校舎裏にやってきていた。今日は何故かミッテルトが弁当を作ってくれていたので、俺と彼女は弁当で一誠は購買のパンだった。
「んで、一誠。結局どうだったんだよ?」
「……案の定ハニトラだったよ!畜生め!!」
「いや、うちからの情報で分り切ってたじゃないっすか」
「それでも微かな可能性に掛けてたんだよ!悪いか!?」
「えー……」
「悪くはないけど今までのことを考えると当然だろ?」
「うっせぇ!!」
「まぁ、ハニトラだったのは分りきってたことではあるけども、その後はどうなったんだよ?」
「それがさ、いつものように戦闘になってさ。しばらくギアを暖めるためにもゆっくり目に戦ってたんだよ。それに美少女だし」
「そこなんすか」
「そこしかねーんだろうよ」
「いいだろ!別に。で、そろそろギアを上げようとしたら、駅前でもらったチラシが光り出してさ。魔法陣からグレモリー先輩が現れたんだよ」
「ふむ。その辺は同じか」
「へ?同じって?」
「いやなに、駅前でお前を見かけてな。流石に心配になったからお前の後をつけてたんだけどさ」
「いやデバガメすんなよ」
「ハニトラってわかってるから心配になってつけてたんだけどな?」
「……返す言葉もありません」
「それで、カラワーナって言う別の堕天使に見つかっちゃったんすよー、うちと竜弥さん」
「って、ミッテルトも付いてきてたのかよ」
「じゃなきゃ、今日ここに居らん。んで、ミッテルトがいつもの調子で俺に言ってたらだな、堕天使至上主義らしくてな、激昂されて戦闘になった。雑魚だったけど」
「いや、そりゃ、夕麻ちゃんがトップのメンツなら程度が知れてるだろ?」
「てことはそっちも雑魚いのか」
「大分」
「いや、お2人が人間の域を飛び越してるのも原因の1つっすからね、相手が弱いと感じるのは」
「(無視)それで、戦闘してたら同じく駅前で貰ったチラシが光り出して、1年のグレモリーが出てきた」
「マスコット的可愛さを持つグレモリー先輩の妹さんだな!」
「よくご存じで」
「当然だろ」
何が当然なんだろうか?
「で、戦闘は終了になって、今日使いが来るらしい」
「あー、俺も同じことをグレモリー先輩から言われたぞ」
「多分、同じところに呼ばれるんだろうさ」
「だよな。それでミッテルトがいる理由は?」
「コイツの上司、レイナーレ。レイナーレは堕天使至上主義。俺たちとつるんでる=?」
「裏切り者だからもう帰れない、と」
「そういーことっす!!」
「なんでそんなに元気なんだよ?」
「竜弥さんと一緒にいられるからですけどなにか?」
だからって腕に抱き掴んでよろしい。食いにくいだろう。
「いいよなぁ、美少女にそこまで言われるなんて」
「お前にもいるだろうに」
「え?誰だ?」
「
「九重は俺になついてるだけだろ?」
……あ、コイツ若干鈍感だった。まぁ、九重もまだ子供だしなぁ。そういうのもあるんだろうな。
「???」
「中学の時の修学旅行で知り合った、日本妖怪の大将の娘さん。まだ子供だよ」
「あー……一誠さんがひっかけたんすね」
「まぁ、やるときはやる男だからな、コイツ」
「なんの話をしてるんだよ?」
「「いや、なんでもない」」
「怪しすぎるぞ」
「まぁ、それはいいだろう。今日はあと1限で終わりだし、それが終われば悪魔の話だろ」
「わかった。それじゃあ、教室戻るか、竜弥」
「おう。それじゃ、ミッテルトはまた小屋にいてくれよ?」
「いいっすけど暇っすねー」
「とか言って、人のゲーム持ってきてたじゃねーかよ」
「暇なんすもーん」
と、そう言って彼女は笑いながら小屋の方に向かっていったのだった。
「ところで、ミッテルトって今どこにいるんだ?」
「俺んち」
「だよなー」
なんて話をしながら俺たちも教室に戻っていったのだった。
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それから放課後になって……
「や、どうも」
「うす」
そこには同じ2年のイケメンとして有名な金髪の貴公子、
「なんで、このイケメンズが来るんだよ……」
怨嗟の声を出さんでいい。多分……
「リアス・グレモリー先輩の使いで来たよ」
「こっちはメリザの使いだ」
「なるほど。了解だぜ。どうしたらいい?」
「ついてきてくれればいいよ」
「……どうせ一緒のところなのに2人もいらなかったんじゃないか、案内」
「メリザが面白そうだから行ってこいと言ってきてな……一応アイツの配下だから逆らうのもちょっとな」
「大変なんだなぁ、黒崎」
「………その言葉だけで十分だ」
さて、一誠は木場に敵意ビンビンでいるけども、お前はもっと気にした方がいい言葉が周囲から飛んできてるぞ、いやそれは俺もか……なんだよ、受けとか攻めって……!俺はノーマルだ!!
そして俺たちは旧校舎の方に案内され、その途中にミッテルトも回収し、ついていく。
流石にミッテルトも悪魔の本拠地に来ているからか、不安そうにしている。仕方ない。
「ほれ」
「わ……竜弥さん?」
「流石に不安なんだろ、手位繋いどいてやる」
「……ふふ、ありがとうっす~」
「いや、イチャイチャすんなよ」
「仲がいいんだね」
「(メリザの喜びそうな光景だな)」
さて、そんなこんなでたどり着いた先は旧校舎に居を構える、『オカルト研究部』。確か少数しか入部してないんだっけ?
「部長、お連れしました」
さて、そう言って2人は中に入っていく。んで、俺たち3人もそれに倣って入っていくのだが……いや、名前負けしない感じの部屋だな、ここは。至る所に魔法陣やらオカルトグッズやらが並べられていたのだった。
と、部屋の中にあるソファーには昨日知り合った娘と同じく小柄な白髪の少女がいた。
「こちら、
「俺の主のメリザ・グレモリーだ」
「どうもです」
「やっほ~、お兄さん、堕天使さん」
塔城の方は無口な感じか。グレモリーの方はやっぱりノリが軽い。ほら、黒崎がため息吐いてるぞ。
さて、それから何故か部室にあるシャワーから(ここ文科系だよな?)件のリアス・グレモリー先輩と同じく2大お姉さまの片割れ、
こちらの方の番外編的なものも投稿しました。
なおUAは一瞬で抜かれました。
興味があれば探してみてくださいな。