ジョークが好きなアイツが幻想入り   作:ゴッサム

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という訳で第二話です。思いっきり見切り発車&ど素人なので文章がメチャクチャかもしれませんが、ジョーカーの魅力を皆さんに届けられればと思います。


ジョーカーと死神

死神・小野塚小町は困惑と驚愕の中にいた

その理由は目の前にいる緑の髪と紫のスーツを着た狂気の男・ジョーカーの存在

鎌を目の前に突きつけられてなお、その目に恐怖を浮かべず、逆にこちらを挑発するかのようにおどける

この男は死神をまったく恐れていないのだ

 

厄介な客を乗せちまったねぇ・・・

 

小町は表情一つ変えず狼狽していた

 

映姫様に見つかって働こうと思って仕事を始めたらこれだよ。

やっぱアタイはサボってた方が世の中平和なんじゃないかい?

 

自分の上司に頭の中で愚痴を漏らし、改めて男を観察する

男は未だに此方を笑った顔で見つめていた

 

コイツ・・・自分が死んだっていうのになんでこんなに嬉しいそうなんだい?

死ぬ事が目的?いや、コイツはそんなタマじゃない。

死後の世界を見れたから?そんな奴いるのかい?

アタイが死神だから?・・・考えたくない

 

小町にはジョーカーという男が考えれば考えるほど不気味に見えた。

「汗一つ流したら負け」そんな考えが浮かんでくる。

しかし、そんな小町見透かしているのか、ジョーカーは笑った口を大きく開けた

 

「ヘイ、死神ガール!いまからこのデッカイ鎌で俺に何しようってんだい?脅しのつもりならちょっと切るくらいが丁度いい。こんな風にな!」

 

瞬間、ジョーカーは己のスーツの内ポケットに手を入れ小町に迫った。

死神の鎌の大きさゆえ小回りが効かない小町はジョーカーの接近を許してしまう

 

しまった!

 

小町は油断しているつもりは無かったし、するつもりも無かった。

ただ何が起こったのか理解できなかった

ジョーカーはただの人間である。空を飛ぶこともできないし、手から光線を撃つこともできない。正真正銘の『人間』なのだ

その人間が死神である小町に『反撃』を行った

人間が神に挑んだのだ

小町は無意識にジョーカーを人間の枠に嵌めてしまっていた

それがこの状況を許したのである

無論小町に普通の人間の武器は効かない

しかし、この男の出した殺気に怯んでしまった

 

やられる!

 

そんなことは小町も分かっている。分かっているが相手はジョーカーである。この男なら『何をしても不思議ではない』そう思わせる何かがこの

男にはあった

その結果ジョーカーの攻撃が当たる瞬間、小町は目を瞑ってしまった

 

・・・・・・

 

しかし、いつまで経っても痛みはやってこなかった

恐る恐る小町は目を開けると、まっすぐジョーカーの腕は自分の頬に伸びていた

小町はその腕を辿るように視線を動かす。やがて手の部分まで見てみると、そこには一枚のカードが差し出されていた。

それは外界の絵札だった

 

「これは・・・」

 

小町はゆっくりカードを手に取り、笑顔を絶やさないジョーカーに尋ねる

 

「俺の名刺だ。こんなキュートな女の子に相手してもらえるんだ、社交辞令って奴さ。それに死神が俺の名前を覚えるってのもなかなか気分が良い。それとも何かい?こんな虫けらの様な男の名前を知らないほうがいいかい?そいつぁ、人生損してるぜ!」

 

ククッと笑うジョーカーとは対称的に小町は言いようのない気分になっていた

 

アタイにはこの男を測りかねない

 

小町のジョーカーに下した人物像が決定された瞬間だった。おどけた態度からさっきの攻撃まがいまで、小町はこの男の考えている事が理解できない

いや、理解しようとすればするほど遠ざかっていく。

しかし、これだけはハッキリ分かる。

 

コイツはこの状況を楽しんでいる

 

常人ではありえない思考、まさに狂気の体現とも呼べる

小町の警戒度は上昇を続けていた

 

「どうした?殺さないのか?アンタなら俺を殺すの簡単だろう?ん?俺はもう死んでるから殺せないのか?んん?」

 

相変わらずジョーカーはフザケる事を止めない

小町は覚悟を決めるように話す

 

「アンタは厄介だね」

 

「よく言われる。耳タコだ」

 

「やっぱりアンタは地獄行きだよ・・・」

 

やがて二人を乗せた小舟は岸へと辿り着いた

 




はい、以上が第二話です。
ちなみに外界の絵札はトランプのジョーカーです。
次回は映姫さまのドキドキジョーカー裁判を出せたら・・・いいなぁ
なにかと超人的なジョーカーですが、原作でも余程のことがないかぎり本作同様人間です。ただ恐ろしいまでの精神力や知能を持っています。バットマンと表裏一体と呼ばれる所以の一つですね。
ジョーカーの性格は「あらゆる多重人格を超越した超自我」という訳の分からんことになっています。あらゆる過去がありそれぞれがジョーカーを形作ってる
そんなところもジョーカーの魅力の一つです
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