魔法戦記リリカルなのはFORCE~堕ちてきた感染者~ 作:風音 翼
はじめまして。
風音です。
大変稚拙な文章であり、皆様のお目汚しになるかと思いますが、多くの方に読んでいただける作品になる事を祈って筆を取らせていただきました。
どうぞ、よろしくお願いします。
「なんでやねん。」
俺は目の前で土下座をする一人の女性に冷静に突っ込んでいた。
彼女は
黒髪でスタイルのいい美少女だ。
翼は生えているが・・・。
「誰に説明しているんですか?」
「画面の前の人たち。」
「??」
おっと。
俺は
なんだかよく分からないうちに死んでしまったらしい元・高校生だ。
「俺死んだんだよね。」
「はい。申し訳ありません。」
「いやいや。謝って済む問題じゃないでしょうに。」
何でも彼女、俺を誤って殺してしまったらしい。
(世界に大した思い入れが無いとは言え)迷惑極まりない。
「して、俺はこの後どうなんの?」
「あ、はい。とある世界に転生・・・といいますか飛んでいただこうと思っています。」
転生?
飛ぶ?
「意識・姿形を残したまま別世界へ向かってもらおうと思っているのです。」
「あぁ、なるほど。」
やっと理解が追いついた。
要するに、最近よく見る“トリップモノ”といったところだろうか。
でも、その場合って普通に行ったらぼこられる世界が多いよね。
「どこの世界に?」
「リリカルなのはFORCEです。もっとも私も設定に目を通した程度なのでよく知りませんが・・・。あ、ちなみにここより前の記憶は消去されますので、ご了承ください。」
壮絶な死亡フラグの予感。
いや。
詳しく知らないんだけどね。
きっとそうだよね。
「もちろん特典も付けさせていただきます。」
「ほう・・。」
「まずは、エクリプスウィルスへの感染。」
ウィルス感染とか言ってしまっているが、それは本当に特典なのだろうか・・・。
「ただし、進行による殺人衝動と自己対滅の危険性は完全に排除させていただきます。」
うぉぉおおい!
殺人衝動!?
自己対滅って何!?
危ないね!うん!
「特殊な“ECディバイダー”もお付けします。」
説明されてもわかんね。
とりあえずお願いします。
「他には何かありますか?」
「え?何でもいいの?」
「はい。私が上に申請して通りさえすれば、ですけど。」
なら、俺の好きなアニメに出てくる例のものを・・・。
「えっと、分かるかどうか分からないけど・・・。」
「はい。」
「“そらのおとしもの”に出てくる、エンジェロイドってのがいるんだけど・・・。」
「はい。存じています。」
すげぇ!
この話マニアックな部類だと思ったんだけど・・。
「そいつ見たいな感じに自分で設計とか出来ないかなぁって。」
「可能です。頭で強くイメージしていただければ、それを模型化することが出来るので。」
そうか。
なら、想像する。
あの“空の女王”の姿を。
そして“時計仕掛けの少女”の姿を。
あくまで姿の大まかなものがその二人なのであって、細部を見ると違うのだが・・・。
「はい。感知しました。その兵装など全てを模型化いたします。」
そう言って、彼女が差し出した掌の上には俺のイメージと寸分違わぬ模型が二つ並んでいた。
「そうそう。こんな感じにしたいから、俺専用に組めるようにしてもらえると助かる。」
「承りました。」
「助かる。」
「以上でよろしいですか?」
「あぁ。」
「では、私も準備いたしますので少しお待ちください。」
はい?
「“私も準備”?」
「ええ。私も今回のミスが露見して追放となりましたので。」
「意外と厳しいんだな・・・。」
「なんかすみません・・。これからはあなたのリアクターとして生きていきます。よろしくお願いします。」
「あ、はい。なんだかよく分からないけどよろしく。」
直後、俺と日和のあしもとに黒い穴が出現し、俺は地上へと叩き落される事となった。
感想等お待ちしています。
ぜひよろしくお願いします。