感想や評価も欲しい
あのね…別に勇者になりたいわけじゃないんないですよ。 いや…
あのね…別に勇者になりたいわけじゃないんないですよ。
いや、でも異世界に来たら何か特典を期待してなかったわけじゃないですよ!
なんだよ!食いだめって!
なんだよ「巻き込まれたデブ」って!
僕はこの2つについて鑑定を使う
【食いだめ】
人体に必要な量を超える食物を摂取した場合、体力値に加える。現在最大10000
なるほど、名前があれだが使えるスキルのようだ。どれほど食べれば増えるのか調べれればいいが…
《巻き込まれたデブ》
勇者召喚に巻き込まれた者に与えられる
…なんと言ったらいいか
異世界に勇者居ることに少し感動しつつも、この称号の意味を理解できずにいた。
勇者召喚に巻き込まれた?それってどういう…
僕が勇者の召喚に巻き込まれたというわけのわからない現実を受け止めきれずフリーズしていると…
「…トシ、フトシ!」
「えっ?」
ジェイクさんの声が声をかけているのに気付き、思考を一度切った。
「おい、大丈夫か?さっきからぼーっとしてるから心配したぞ?」
どうやら、相当長い間考え事していたらしい。
「すみません、ちよっと考えごとして…」
僕は言いきる前に目の前にある人工物を見上げてしまう。
「着いたぞ。ここがタ―ミルだ。」
「ウォールマ〇ア…?」
僕たちの目の前にあったのは巨大な壁であった。某巨人の漫画まで巨大ではないがそれでも20メートルはあるだろう。
僕らは町に着いたようだ。
壁に沿ってしばらく歩くと頭以外を金属鎧を身に纏った男性が入り口に立っていた。
彼は僕達…ジェイクさんに気が付くと笑顔で手を振っている。
「お―お帰りジェイク!…そいつは?」
ジェイクさんの隣に居る僕に視線を向けると彼に尋ねた。
「あーこいつは…近くの村から来たギルド登録希望者だ。近くで迷子になってたのを連れてきた。どうも物臭なやつでギルド登録が出来るようになってもめんどくさがってしてなかったそうだ。」
ジェイクさんの説明に疑わしげにこちらを見る。すると懐から水晶玉のようなものを取り出す。
「…まぁ、犯罪歴が無けりゃ問題ないな、とりあえず、この水晶に触ってくれ」
僕は、言われるままにその水晶に触れると、ほのかに白く光った。
「よし、とりあえず白だったか。問題ないみたいだな。ようこそタ―ミルへ」
とりあえず、僕は町に入ることが出来るようだ。
町に入って目に着いたのは、昔テレビで見たことのあるような市場だった。
今日の献立を考えてる奥様方が地球にはない果物や野菜や肉を見たり触ったりして品定めをしている。
市場の後ろに見える石作りの家と合わさってヨーロッパに旅行した気分だ。ヨーロッパに行ったこと無いしよく知らないから気分だけど…
未知の食材に凄い興味があるがまずはギルドに行くことが目的なので口の中のツバを飲み込んでジェイクさんに着いて行く。…え?ここまで三話も出てるのに『鑑定』まともに使ってないって?えそんなこと言ってない?
…まぁ使いたいのは山々だがジェイクさん曰く、ステータスは個人情報だから安易に見ないほうがいいんだと。それにスキルを使うのに相手を凝視する必要がある。まだこの世界ビギナーの僕が誰かれかまわず、そんなことやってたらすぐに「おまわりさんこっちです」だ。スキルの事を説明されて少しあとにジェイクさんにも注意されたから、彼のステータスの内容も見ていない。
そんな事をを考えていると、ジェイクさんが僕が食べ物を見ていたを見ていたのか
「登録が終わったら飯をおごってやる。辛抱してろ。」
兄貴!ゴチになります!
そんな事を話していると市場を抜けていくと周りの民家より一回り大きい建物がそこに合った。
二階建てのしっかりした作りである。
「着いたぞ、フトシ」
ここがギルドか!
「じゃ、俺はここで待ってるから逝ってこい」
なんか不潔な響きだし、一緒に来てくれないのね…
ギルドのなかは、田舎の役所とか郵便局の支店に来たようだった。体格のいい剣を持ったお兄さんや弓を持ったお姉さんみたいにいかにも冒険者な人もいるが、よく小説ででてくるような新人に絡んできそうな…
「おい、お前何しにきた!」
…いたよ!絡んでくる人いたよ。スキンへっトだよ!強面だよ!
「あ!はい!自分このギルドで登録をさせてもらおうかと…」
からまれたら死ぬと分かっていても、興奮している自分がいた!だって…
「あー?お前みたいのがギルド登録だと?」
そう言いながら腰につけていた剣に手を伸ばす…
来た~~~~~~~~~~~~~~~~~~!これが異世界転移物の主人公の先輩方が通ってきたテンプレイベント!
「冒険者ギルドに登録しに来た新人に先輩が絡んでくる」だ! さぁこい!
この後、自分の首がチョんパされることを忘れて異世界の定番に遭遇した愚かなデブは、剣に延ばされた手を凝視する…
「すみませんが、ギルド未登録の方はこの許可章を付けていただきませんと…」
剣ではなく、腰に付けた袋に手を入れると小さなバッチを取り出す…あれ?
「失礼します。」
先輩は断りを入れると僕の胸に丁寧にバッチを付けてくれた。
「アリガトウゴザイマス。」
僕がフリーズ仕掛けの頭で礼を言うと先輩はにかっと顔を破顔させる。
「ご武運を!」
先輩はそういうとそのまま去って行った…良い人や…
第一回テンプレイベントは不発に終わったがまだ次がある!
『美人なお姉さんの登録手続き』だ。
そこまで美人にこだわらないが、やはりテンプレであるならば…
「すみません」
僕はそのまま受付に向かうと目の前の女性に声をかける
「あら、いらっしゃい。今日は何のようだい?」
おっばちゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!
目の前の女性はふくよかな母親ほど年齢の離れたおばちゃんだった!
なんで?なんで!?いやいや!問題ないんだけど何でこのタイミング!?
あなた出るタイミングはやいでしょ!どう見ても、この後の『格安宿の肝っ玉のおかみさん』の役でしょ!?
「あのギルド登録に来ました…」
心の中で失礼と分かっているがそんなことを考えながら僕はそう切り出した。
テンプレは外すもの!