おさななじみの6人は   作:落ち葉崩し

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ナルトVSキバ

「いの、おめでとー!サクラちゃんも頑張ったってばよー!」

 

上がってくる2人を笑顔で迎え入れるナルト。いのはサクラの手を離してナルトに近寄り笑顔を向ける。

 

「ナルトの応援のおかげで勝てたわ。だからナルトも絶対勝って。ね!」

 

下から上目遣いで見上げるように言ういのにナルトは笑顔でうなずき拳を握る。

 

「あー、早く俺の番にならねぇかなー!」

 

白い歯をのぞかせ笑顔で張り切るナルトの隣でサスケはサクラの頭を撫でていた。

 

「惜しかったな。不意を突かれなければあの術は食らわなかったかもしれない。でもまだチャンスは今回だけじゃない。まだ次回もある。それまでに修行すればいいだけだ。頑張ろう!」

 

「う、うん!サスケくんはまだ呼ばれてないよね、頑張って!応援してる!」

 

「あぁ」

 

少しサスケの前では落ち込んでしまっていたサクラだがサスケの優しい言動に笑顔を取り戻す。

 

「ホント、あいつらは時と場所を選ばずにいちゃつきやがって。めんどくせぇ」

 

そう言いながらシカマルは心の中で思っていた。

 

『強い奴と当たりたくねぇなぁ。できればキバやあの音の怪我してる方なんかなら嬉しいんだけどなー』

 

強い奴と極力当たりたくないと思うのは当然のことであるがシカマルのその願いは果たして聞き入れられるのだろうか?

 

 

「そうだね、まぁ幸せそうだからいいんじゃない?」

 

チョウジは持ってきたポテトチップスをむしゃむしゃ頬張りながらシカマルの言葉に返事をする。チョウジは優しい目で4人を見ていた。

 

下の試合場では砂のテマリが木の葉のテンテンを下した。テマリは倒れるテンテンに肩を貸し、治療所まで連れて行っていた。そして次の試合の抽選が行われていた。

 

『犬塚キバVS波風ナルト」

 

どよめきが起こる。ついに4代目の息子のナルトの戦闘を見ることができるのだから。

 

ナルトは注目の的であり、誰もキバが勝つとは思っていなかった。

 

「よぉ、ナルト!今日こそ俺が勝つ!」

 

「へん、今日も俺が勝ってやるってばよー!」

 

会場に降り立ちお互い闘志をむき出しにする。

 

「ナルト!頑張りなさいよ!!」

 

「そうよ、ナルト!負けたら承知しないんだからね!!」

 

「ナルト、俺以外に負けるなよ」

 

いの、サクラ、サスケからの声援にナルトは振り返ることなく右手を上げ拳を作った。

 

「キバくん、ふぁいと」

 

「キバ、頑張れ…」

 

ヒナタの声援とシノの応援は周りの声にかき消されたがキバの耳にはしっかりと届いた。

 

「俺を応援してくれるやつらのために負けたくねぇ!行くぞ!赤丸!擬獣忍法、四脚の術!獣人分身!」

 

「ワン!」

 

赤丸がキバに変化する。そしてキバは獣のように手を前脚のようにし立っていた。

 

ナルトは身構え何があっても対応できるように両方のキバを見つめる。

 

ダン!

 

飛び跳ねると2人は空中で体を回転させながらナルトに向かってきた。

 

「通牙!」

 

地面ごと抉るように、壁を削るように動き回る2人をナルトは軽がる避ける。そして試合会場は煙に巻かれる。

 

「お、新技だな!しかも赤丸と連携の。でもよぉ、それじゃぁ勝てねぇよ。見つけた!」

 

ナルトは煙の中で印を結ぶとそのまま両手を前に突き出し叫ぶ。

 

「風遁・大突破!」

 

ナルトの手から風が巻き起こり、それがキバと赤丸の体を吹き飛ばす。それは突風と言えるような生易しいものではない。小さく強力な台風のような風にキバは壁に叩きつけられた。

 

「くはっ」

 

倒れキバの変化から赤丸に変わり、本物のキバはかろうじて意識を保っているレベルだった。

 

ナルトがクナイを突きつけ勝負あり。月光ハヤテが試合を止めナルトの勝利を宣言する。

 

キバの意識はそこで途切れた。キバは担架で運ばれナルトには見に来ていた上忍や里の幹部らから歓声が上がる。同じ下忍達からは同じ下忍とは思えない力を見るような目で見られていた。

 

上に戻りサスケやサクラ、いのにもみくちゃにされながらもなるとは嬉しそうに笑っていた。

 

 

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