アクセル・ワールド ~星の白金~   作:ハロルド

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完全な見切り発車、続きはまだ書いていない


1話

 

 

 

 

「ハルユキくん、メタルカラーの大御所に会いたくはないか?」

 

 

この先輩の言葉から全ては始まった。

 

 

「メタルカラーの大御所、ですか?」

「あぁ。簡単に説明すると、アバター名はプラチナ・スター。攻防共に優れた性能を誇り、さらに必殺技やアビリティも非常に強力だ。まだお互いに未熟だったとはいえ、王になる前の私では勝つ事が出来なかった程の実力者さ」

 

 

何気なく発されたその台詞に驚愕する。昔の先輩を知らない僕からしたら、領土戦などでたまに見る「黒の王」としての圧倒的実力しか分からない。他の王や災禍の鎧などといった、歴代の強敵達と比べてもなんら遜色はなく強く映る先輩が負ける姿なんて、それこそ想像がつかない。

 

 

「でも、そんなに強いんですよね? 僕、一回もそんな名前を聞いたことないんですけど……」

「ふふ、それは当然だな。何故なら彼奴は、現実時間でここ数年間一度たりとも対戦を行っていないからな。古参の我々しか知らないだろうさ。更にレギオンにも無所属だよ」

「えぇーーー!?」

 

 

二度目の驚愕、僕の人生に於いて最早これに勝る驚きは有り得ないと断言出来る。何処かのレギオンに所属しているのならまだしも、無所属でいて対戦を受けないという凄さ。それはつまり、僕と出会った頃の先輩のように接続を遮断しローカルネットにのみ出ているという事。いや、もしかしたらそれすらもしていないのでは? ローカルネット内にBBプレイヤーが他に1人もいない状況など、そうはないはず。

 

 

と、そこまで考えた所、そういえば僕が来るまでこの学校には先輩1人きりだったなという思考に至る。ならば別段、凄くは……いや、しかし先輩だって辛かったはず。ならばその人だって、きっと。

 

 

「……あれ? そういえば先輩、『会いたくはないか』って言いましたよね? もしかしてリアルで知り合いの方なんですか?」

「ふふ、よく気付いたなハルユキ君。そう、プラチナ・スターはこの学校のOBでね。幾度も会ったし、連絡先もきちんと控えているよ」

「へぇ……なんていう方なんですか?」

「彼の名は、空条(くうじょう)承太郎(じょうたろう)。条と承が続く所から、ジョジョと呼ばれている男さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで……今更呼び出して、いったい何の用だ?」

「そうつれない事を言うものではないぞ、空条先輩。……今日は私の子を連れて来たのだ」

 

 

そう言った先輩と、空条先輩がチラリと僕の方を見た。僕はと言えば、思わず畏縮してしまう。

 

 

何故なら件の空条先輩はとても逞しい人で、目算だけでも190は越えていそうながっしりした体躯の大男だったから。威圧的な鋭い目も相成って、少し思い出したくもない事を思い出させる。

 

 

「あぁ……こいつがシルバー・クロウか?」

「そう、私の大事な子だよ。そこで空条先輩には、彼と一戦交えて頂けないかと思った次第さ」

 

 

……え。き、聞いてないですよ先輩!?

 




たぶんポルポルくんやレロレロさんも出ますかねぇ……一番出したい(好き)なのはホワイト・アルバム
クレイジー・Dや黄金体験、キングクリムゾンなんかが候補
あと何か色や金属が含まれた名のスタンドありましたっけ
しかしメタルカラーチャートにダイヤはあったでしょうか?
ではでは

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