ハイスクールD×Dの憑依し最強漢女   作:九流トキオ

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第11話 アーシアを離せ!イッセー解放の戦い

 フリードから明かされた1日後、俺は学校を休んだ。学校に行く気分になれないのだ。

 〈相棒、いつまでそうしているつもりだ?〉

 〈うるさい。考えが纏まらないんだ。〉

 〈何が纏まらないんだ?相棒はアーシアとか言う娘を助けに行きたんだろう?〉

 〈ああ、そうだよ。でも、さ。フリードとか色々な奴と戦う事になるんだよな。〉

 〈そうだろうな。〉

 〈なんかさ、戦うってなったら怖くなって来ちまってさ。あの人みたいになったらどうしようって、かんがえてさ。〉

 〈あの人?ああ、あの一般人の事か。〉

 〈ああ。そう思ったら体が震えてさ。〉

 〈そうか。だったら諦めればいいだけだ。〉

 〈ドライグ!?何言って!〉

 〈だってそうだろう?お前にとってそのアーシアと言う娘はその程度の存在だったって事だ。〉

 〈ふ、ふざけるな!あんないい子が死ぬと分かってて何もしないなんて!〉

 〈だが、今の相棒はそれだ。誰にも相談せず、ただこうして惨めに篭ってるだけだ。別に、他人だろう?人間は仲間より、他人より、自分を大切にするんだろう?なら、構わないじゃないか。〉

 〈違う!違う違う!人間はそんな簡単じゃないんだよ!〉

 〈そうだ。人って言うのはいざって時になるととんでもない力を発揮する。それは悪魔だって同じだ。〉

 〈ドライグ?〉

 〈相棒よ。1人だとネガティヴに考えてしまう。なら、信頼出来る奴に話して、協力して貰うしかないじゃないか。だろ。〉

 〈ドライグ。分かった、分かったよ。ありがとな!なんかスッキリした!〉

 〈ふっ。気にするな。〉

 〈よし!これから学校に行こう!〉

 〈そうだな。これから行けば丁度放課後位だからな。〉

 〈マジでか!〉

 俺はガバッと布団から出て時計を見ると確かにその位の時間になっていた。

 〈な、何で。〉

 〈精神の世界は人やその者の心が影響している。よくあるだろう?楽しい事は早く、嫌な事は遅くとな。相棒の今の世界だと早く忘れたい、考えたくない、早く早くと言った所だ。だから時間は早く進む。時間の流れはそいつの体感によって早くも遅くもなる。時間の流れは同じなのにな。世界の不思議の一つだろう?〉

 〈世界の不思議は知らないけど、そうか。俺、そう考えていたんだ。〉

 悔しかった。自分の不甲斐なさもそうだがアーシアを救う!そう決めたのにこうしている自分が情けなくて。

 〈相棒は1人じゃないはずだ。相談出来る仲間、助けてくれる仲間が居るはずだ。相棒、お前は1人じゃない。〉

 〈ドライグ。そうだよな!悩むなんて俺らしくねえ!よし!先ずは学校だ!行くぞドライグ!〉

 〈ああ!〉

 俺は直ぐ様着替え学校に向かった。俺の一番の親友ミルたんに協力をして貰うために。

 *

 久し振りな気がするがまあ、いいか。

 今日はイッセーの奴は何故か休みらしいので、帰りお見舞いに行こうと果物を買ってイッセーの家に向かっていたら真剣な表情のイッセーがやって来た。

「あれ?イッセー?今日休んだんじゃ。」

「はあ、はあ、はあ。ミルたん!協力してくれ!」

 イッセーの今まで見た事のない真剣な表情に俺も顔を引き締めながらイッセーの話を聞いた。

「成る程な。話は分かった。俺は協力するが、お前は先ずグレモリー先輩に行った方がいいな。」

「部長に?」

「そうだ。お前はグレモリー先輩の駒なんだ。たとえ反対されてもそこだけはキチンとしなくちゃいけない。それが人に使える者としての義務だ。」

「・・・・分かった。」

「安心しろ、俺もついて行ってやる。」

 間があったがこればっかりは俺がどうこう言うわけには行かないからな。

 俺はイッセーと共にグレモリー先輩がいるオカルト研究部に向かった。

 *

「ダメに決まってるでしょ!!」

 オカルト研究部に怒鳴り声が鳴り響いた。

 あの後、オカルト研究部に入りグレモリー先輩に今までの事を話し、アーシアを助けに行きたいと進言した結果が今のこれだ。

「でも部長!俺、ほっとけないですよ!あんないい子なのに。」

「仮にアーシアって子を助けたらその先どうするの?養う?無理ね。最後まで面倒みる?それも無理よ。犬や猫を助けるとは訳が違うわ。だから。」

「だから諦めればいいって言うんですか。」

「辛いでしょうけどこればっかりはどうしようも。」

「だ、だったら俺を!–––––ガッ!?」

 俺はその先を言わせない為に思い切り殴り付けた。

 イッセーの体は軽々と飛び近くの本棚にぶつかり大量の本の中にイッセーは埋まった。

「ぐぅぅ!ミルたん!何すんだ!!」

「イッセー、その言葉は軽々しく言うんじゃねえ。その言葉は繋がりを断ち切る言葉だ。てめえは1人じゃ何も出来ないのにこれ以上狭めてどうすんだ。少し頭を冷やせ!」

 俺はイッセーの襟首を掴み扉から投げ出した。

「リアス。」

「な、何よ。」

「心配するのは良い事だが、束縛は違うぞ。」

「な!?誰が!」

「何故だか知らんがお前はイッセーに対して過保護過ぎる。仲間を信じ、時には助け、仲間を導く事。これが王の資格だと俺は思ってる。それが出来てねえてめえは王失格だ。」

「––––っ!」

「それは言い過ぎなんじゃないかな?」

 俺とグレモリー先輩に割り込むような形で木場がやって来た。

「確かに至らない事もあるかもしれないけど、僕達は自分の意思で部長について行ってるんだ。王に足らないなら僕たちが部長を支える。」

「そうです。ミルたん先輩。」

「ふふ、一から作り上げるのも面白いかもしれませんね?」

「皆。」

「グレモリー先輩。良い仲間を持ったね。」

「ええ、そうね。最高の仲間よ。木場、小猫、イッセーを頼むわね。私は、まだ気持ちの整理が付かないから。」

「「はい!部長!」」

「俺もついて行くから安心して。」

「ミルたん、皆をよろしくね。」

「任された。」

 纏まった所で俺と小猫ちゃんと木場の3人はイッセーの後を追って行った。

 *

 イッセーは意外にそんな遠くに行っておらず直ぐに見つかった。

「イッセー!」

「ミルたん。それに木場と小猫ちゃんも。」

「一誠君。僕も手伝うよ。」

「私もです。––––仲間、ですから。」

「皆、ありがとう!でも、少しだけ待ってくれ。」

「分かった。ならイッセー、場所を教えてくれ。1時間後位にその場所に集合だ。」

「「「うん。」分かったぜ!」了解です。」

 俺達は準備の為に一旦別れた。

 *

 家に帰り魔法少女衣服を着てるディーネがやって来た。

「ドコニイクンダ?」

「人助けにょ。」

「ソウカ。ナラワタシモイクゾ!」

「どうしてにょ?」

「ドコマデツヨクナッタカタシカメタイカラダ。」

「ダメだにょ。」

「ナゼナンダ?」

「グレモリー先輩にまだバレて欲しくないにょ。手札は最後までとっておくにょ。」

「ムゥシカシ。」

「お困りの様ね。」

「シンク?ドウシタンダ?」

「あんた達の言い合いが外まで出てたからね。それと、ミルたんの心配を解決する事は簡単よ?」

「何でにょ?」

「ふふ。こんな時の為に開発をしたミラージュゲンガーを使えば安心よ。」

「ミラージュゲンガー?ナンダソレハ?」

「私が作った人工神器の一つで見た目を完璧に人間に似せることが出来る神器よ。」

「スゴイジャナイカ!コレナラ。」

「ただし、肉体はそのままだから気を付けなきゃダメよ?サイズが変わるわけじゃなくあくまでそう見せるものだから。まあ、幻覚の一種ね。幸い貴女は人間とほぼ同じだから滅多な事じゃばれないでしょ。」

「ワカッタ!コレナラダイジョウブダロ!」

「うーむ。真紅、何か他に注意する事とかないかにょ?」

「あるわ。さっきのは大前提だからね。かなり強い衝撃や切り落とされる程の攻撃が来たら必ず避けなさい。」

「ナンデダ?」

「言ったでしょ?幻覚を見せてるだけなの。だから、その幻覚以上に強い事が起こると幻覚は溶けてしまうのよ。それはまだ完璧じゃないし。だから、気を付けなさい。」

「ワカッタ!レイヲイウゾシンク!」

「気にしなくていいわ。丁度性能を確かめたかったし。それじゃあこれ。」

 真紅が取り出したのは一つの指輪であった。

「コレガソウナノカ?」

「そうよ。装着してドッペルinって言えば大丈夫よ。」

「ワカッタ。ドッペルイン!」

 ディーネの姿が光り輝き高かった身長は下がり、肌はほんのりとした肌色で、水色の長い髪を持った綺麗な少女が現れた。

 服装はワンピースでかなり良かった。

「む?真紅、背が縮んだぞ?」

「あら?おかしいわね?背丈もほぼ同じになる筈なんだけど、何か違和感とかないかしら?」

「いや、特には問題ないな。」

「いや、変わってるにょ。」

「身長以外で何処だ?」

 そう、その場所とは!

「口調が聴きやすくなってるにょ!」

「ああ、そう言えばそうね。」

「そうなのか?自分では分からないのだが。」

 ディーネの身長は179㎝あったはずなのに150㎝程度になり、筋肉が盛り上がっていたのだが、年相応の肉つきになり、水玉のワンピースを着ている。

「真紅、どういう事にょ?」

「分からないわ。ただ、精霊や高次元の存在だと変わる可能性が出てきたわね。ディーネ、体で特に異常はないかしら?」

「特にはないな。ああ、でも動き易くなった。それから、地に足が付く感覚が何とも言えない。」

「ふーむ。力や魔力はどうかしら?」

 ディーネは握ったり飛んだり実際に出したりして自分の状態を確かめる。

「力や魔力はそのままだな。姿だけが変わった感じだ。」

「それなら本来の使い方にはなってるって事ね。」

「多分そうだな。」

「そう。なら、そろそろでしょ?行ってきなさいな。」

「おっと、そろそろかにょ。ディーネ!行くにょ!」

「分かった!」

 俺達はダッシュで集合場所の廃境界に向かった。

 *

 集合場所にはイッセー達がおり俺を待っていたようで俺は急ぎ向かう。

「待たせたにょ!」

 俺はいつものコスチュームを着てやって来た為か皆少し引いていた。解せぬ!

「み、ミルたんはやっぱりそれなんだな。」

 イッセーが遠慮がちに聞く。

「勿論だにょ!」

「あれ?武くんその子は?」

 木場は俺の隣にいたディーネに気が付いたららしく疑問系で聞いてきた。

「この子はディーネにょ。中々に強いから連れて来たんにょ。」

「でもミルたん先輩まだ子供なんじゃ。」

「見かけで判断しないでくれ。それに身長ならお前だって小さいじゃないか。」

 心配に聞いてきた小猫ちゃんにカウンターで返したディーネ。小猫ちゃんはムッとした表情をする。

 まあ、当たり前か。心配して聞いたのにそう言われちゃうとな。

「実力はミルたんが保証するにょ。」

「分かった。ミルたんがそう言うなら。よし!皆!アーシアを絶対に取り戻すぞ!」

「「「「おー!!」」」」

 俺達はアーシア奪還の為敵のアジトに乗り込んだ。

 




仲間を信じ友を信じよ!仲間を信じぬものに力を振るう資格などあるものか!

はい、てな訳でお久しぶりです。トキオです。しばらくお待たせしてしまいすいません。
創作意欲がなくなりパワプロの新作もでた事により長らく止まっていましたが他の作者様を見て再び意欲が湧き始めたので書きました。
とは言え、投稿が早くなるわけでもありませんし、湯水の如く湧き出ないので、月1で出来たらいいなぁと思っています。
さて、辛気臭い報告はここまでにしまして、嬉しいニュースに行きましょう!US10000突破!お気に入り数40を超えました!皆様本当にありがとうございます!これも皆様のお陰です。
さて、第1章筋肉漢女のディアボロスはあとニ〜三話程度で終わりますが、その後に番外編をニ〜四話位やりまして第2章に入りたいと思います。
最後に今回でた神器の説明に入ります。

ミラージュゲンガー

・網膜細胞を誤魔化し相手に別の姿を映し出す。
・姿は人間の姿な為精霊や悪魔は人間の年齢に近い姿に変わり、変わる姿はランダム。
・試作品な為二回に一回の割合に失敗するし、幻術にある程度体制のある者、幻術を使う者には効果がない。

これがミラージュゲンガーの説明になります。
さて!長くなりましたが次回予告に移りましょう!

次回!第12話 何の為に力を振るうのか

お楽しみに!
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