ハイスクールD×Dの憑依し最強漢女   作:九流トキオ

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第6話 解放の戦い!VSサーゼクス

「さて、それでは行かせてもらうよ。」

 

 サーゼクスさんの掛け声と共に、紅色の火の玉が飛んで来た。

 

「うわっ!?」

 

 俺はそれを避けた、火の玉が着弾した場所を見ると、着弾した場所の地面がなくなっており、近くの木々の生命も失われているのか、枯れて行っていた。

 

「な!?」

 

「さて、今の君には勝ち目はないのだけど、降参するつもりはないんだろう?」

 

「そうにょ!ミルたんは絶対諦めないにょ!」

 

「ふふ。希望に満ち溢れてるその表情。勿体無いな。馬鹿な若者ほど、正直者な者程、死んでいき、意地汚く、騙し、裏切る奴が生き残る。この世は残酷だと思うだろう?」

 

「何が言いたいにょ。」

 

「君のような若者が絶たれるのが悲しくてね。」

 

「ミルたんは死なないにょ。」

 

「不可能に近いよ?君は殆ど力がないみたいだし、君の使い魔は戦意喪失してる。これでまだ勝てるとでも?」

 

「勝てるにょ!ミルたんは仲間を信じる!今は少し休んでいるだけだにょ!ミルたんの仲間を悪く言うなにょ!」

 

「そうかい。それは済まなかったね。」

 

「ごほッッ!?」

 

 サーゼクスさんが謝った次の瞬間、俺の腹にサーゼクスさんの拳が決まり、血反吐を吐いたが、直ぐに腕を掴み思っ切り投げ飛ばした。しかし、直ぐに立て直し次は紅色の玉を放ってきた。

 

「くそ!?」

 

 俺はイオをぶつけ爆発をわざと起こしその爆風を煙幕に使い、一気に距離を詰め、サーゼクスさんに一撃を加えた。

 

「ぐっ!」

 

「メラゾーマ!!そして!イオナズン!!」

 

 俺はほぼゼロ距離で極大魔法の一つであるメラゾーマをサーゼクスさん放ちすぐ様その場を離れ追加に、極大爆発魔法のイオナズンを放った。

 メラゾーマにイオナズンが加わり、巨大爆発を辺りに起こし、辺りの木々全てをなぎ倒した。

 

「ごほッッ!!ど、どうにょ。」

 

 まじかで放った俺も無傷とは言えなかったが、サーゼクスさんよりはダメージは少ない。

 

「ぐうぅ!?あ、危なかった。あと少し障壁が間に合わなかったらただじゃ済まなかったよ。」

 

「くそ!ほぼ無傷にょ!?」

 

「いや、中々に効いたよ。ただ、動けなくなるほどじゃないだけさ。」

 

 そうは言ってるが服が焦げている以外に変わった場所が見当たらない。

 

「まさかまだこれほどの威力を隠しているとは中々に侮れないね。君は。今度はこっちから行くよ!」

 

 また姿が消えたが、気を使えば動きは追える。問題は防御面だな。サーゼクスさんの力は防御魔法をかけてギリギリ耐えれるってところだ。くっ!魔法ばっか練習してきたツケが!だが、文句ばっかり言ってる暇はない。兎に角なんとかしなくては。

 

 *

 使い魔SIDE

 

「マスター。クソ!ナニカテツダエルコトハナイノカ!」

 

 ディーネは自分が情けなくて涙を流し自分を責めた。自分は怯えているばっかで何の役にも立てないからだ。

 

「ディーネ。私も、自分の弱さが嫌になるにゃ。」

 

 黒歌もうなだれていた。自分の事なのに何もできない自分が嫌になって来て、死にたい位だった。

 

「あんた達はそれでいいの?」

 

 何かの準備をしている真紅が呆れ顔に聞いてきた。

 

「オマエダッテヤクニタタナイダロ!エラソウニイウナ!」

 

「ま、確かに勝てないわ。でもね、あんた達みたいに何にもしない裏切り者とは違うわ。」

 

「裏切り者?貴女ねぇ!言っていい事と悪い事が!」

 

「ドケ。」

 

「にゃ!?」

 

「ぐっ!?ゲホッ!ゲホッ!ガッ!」

 

 怒りに身を任せ真紅の胸倉を掴み睨み付けた黒歌とは違い、ディーネは水の魔法を放った。元から水にはあまり強くない真紅はそれに当たり転がりながら水を吐き出し、落ち着いたところにディーネの拳が真紅を更に吹き飛ばした。

 

「キサマイマナンテイッタ?」

 

「ゲホッ!き、聞こえなかったのかしら?泥水さん。裏切り者って言ったのよ。」

 

「コノ!」

 

「ガッ!!グッ!!ゲッ!!カハッ!!」

 

 ディーネは真紅を掴み上げ真紅を連続で殴った。しかし、真紅はなされるまま殴られていた。

 

「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア。」

 

「気は、済んだ、かしら?弱虫。」

 

「コノォ!」

 

「ディーネ!止めて!もう止めてよ!真紅も何でそんな事言うの!」

 

 

「あんたらは何の為にあいつの使い魔になったのよ。私達は確かに足手纏いかも知れないけど、何もせずやられそうになっていてもミルたんは私達の事を信じて待ってる。それをすぐに諦めているのを裏切りと言わないで何になるのかしら?」

 

「!?」

 

 ディーネはこの言葉に言い返す事ができなかった。その通りだったからだ。

 ディーネはゆっくり真紅を下ろすとうなだれた。

 

「黒歌、貴女もよ。」

 

「え?」

 

「貴女は仙術を使えるわよね?」

 

「え、ええ。私の場合は隠れ蓑として使ってたから戦闘面では不安が残るけど。」

 

「そう。なら、貴女にもやれる事はあるじゃない。」

 

「え?」

 

「その力でサーゼクスの視線をずらさせるとかね。他にも考えればやれる事が沢山あるのに直ぐに諦める。これを裏切りと言わず何て言うのかしら?」

 

「ソウイウキサマハドウナンダ!」

 

「あんた達とは違うとだけ言っておくわ。」

 

「何かいい案があるの?」

 

 黒歌は心配そうにそう、聞いてきた。

 しかし、真紅はニヤリと笑い自信満々の表情をした。

 

「ある。でも、それにはあんた達の協力が必要よ。」

 

「キョウリョクダト?」

 

「ええ。私は科学者もしていてね。ある神具を開発してね。でも、一人じゃ何も出来ない神具だったの。」

 

「どんなの?」

 

「名前はまだないけど。付けるなら、絆の付与って言ったところかしら。」

 

「絆の付与?」

 

「ええそうよ。その名の通り絆を力に変える神具よ。」

 

「なら!」

 

「ただし。この神具には欠点があってね。」

 

「ケッテン?」

 

「ええ。絆の強さが高い方が力を発揮するのよ。しかも、これは自身の力や能力、霊力気と言った物をそっくりそのまま相手に移すのよ。しかも、絆が強い程多く渡せるのよ。」

 

「ソレナライイノデハ?」

 

「確かにそう。でも、これは完成してないし、絆が無いのに無理に渡そうとすると、相手の命を減らす事になるの。ただ、分け与える事ができたら、相手の技や技術を使えるからハイリスク、ハイリターンなのよ。貴女達はそれでも彼に力を預けたい?」

 

 真紅の言葉に二人は一瞬黙ったが、直ぐに顔を上げた。

 

「勿論にゃ!ミルたんは私に居場所を与えてくれたにゃ!だから!今度は私があの人を助けたい!!」

 

「ワタシモダ!マスターハデキソコナイノワタシニモヤサシクシテクレタ!!マスターノタメナラワタシハイノチヲサシダス!!」

 

 二人のその覚悟に真紅は笑い、嬉しそうな顔をした。

 

「はあ。あんた達は馬鹿ね。私も含めて。」

 

「それじゃあ!」

 

「ええ。やろうじゃないのよ。でも、そのブツは家にあってね。」

 

「家って!かなりあるわよ!?」

 

 そう、爆発や爆風により距離がかなり離れてしまってるのだ。その為、見つからないように行くのは至難の技となっている。

 

「でも、やるしかないのよ。貴女達は補助で、私は一直線に家に向かうわ。いい、ばれたら死ぬと思いなさいよ!」

 

「「ええ!/アア!」」

 

 そうして、使い魔たちの作戦は開始された。見つかるか見つからないかは運だが、見つからない事を祈り、三人は真紅の家に急いだ。

 

 *

 

「ぐがっ!!」

 

「ふう。まだ倒れないのかい?あの状態ならとっくに気を失っていてもおかしくはないんだけどね。」

 

「あ、あき、らめる、もんかにょ。」

 

 とは言ってもこうして立っているのだって不思議な位だ。

 魔力も底をつき始めたこっちに比べて少しの疲労は見えるけどまだまだ余裕そうなあっち側。どっちが不利か一目瞭然だぜ。

 

「君は使い魔に頼らないのかい?」

 

「頼らない。だって、頼る頼らないじゃなくて、協力する物だにょ!」

 

「そうか。ん?あれは。」

 

「?」

 

 サーゼクスさんがいきなり視界を下に下げた為、俺も下に目を向けると、走っている真紅達がいた。

 

「あれは・・・・なるほど。諦めてないのは君だけじゃないってことか。なら、邪魔させて貰おうかな。」

 

 サーゼクスさんがそう言うと大きめな魔力の塊を真紅達に向かって放った。

 

「マズイ!!」

 

 俺は目の前のサーゼクスさんを無視して三人の元に向かった。

 

 *

 使い魔SIDE

 

「もう少しよ!」

 

 真紅達三人は後約100mで着くと言う所だったが、急に当たりの木々が激しく揺れ、不思議になり、上を向いたら。

 

「な!?」

 

 自分たちでは抑えきれない程のエネルギーが迫っていた。

 

「危ないにょ!」

 

 と、そこにミルたんが現れ塊に真正面からぶつかった。

 

「「ミルたん!?/マスター!?」」

 

「あんた。」

 

「は、早く行くにょ。貴女達が何かしようとしてこの事態を打破する為に動いているにょね?なら、ミルたんは貴女達を守るにょ!家族として!」

 

「ミルたん。ありがとう!さあ!貴女達!早く行くわよ!ミルたんが抑えてくれているうちに。」

 

「ダ、ダガ。」

 

「今私達がやられたら勝つ見込みが無くなるわ!それに、この程度で殺られるなんて思ってないから。」

 

 真紅はそれだけ言うと二人を無視して走って行った。二人はバツが悪そうな顔をしていたがミルたんの笑顔で安心したのか、先に行った。

 

 *

 

「さて、期待には答えないにょ!」

 

 俺は向かってくる玉を打ち返す為に最終手段。生命エネルギーを使うしかないか。

 生命エネルギー。それは自身の生命を削りそれの代わりに膨大な気を発揮する力の事を言う。

 だけど、今の俺ならギリギリの所なら使える筈。

 

「やるしかないにょ。」

 

 俺は誰もが憧れるヒーロの技を使う為に両手を腰近くに持って行き、その両手で器を作った。

 

「か〜め〜は〜め〜波!!!!」

 

 生命エネルギーを気に変換し、器を作った両手に気を溜めた。両手の中に力の渦が渦巻き、敵を破壊する力が溜まって俺の腕から放たれた。

 そのエネルギーは巨大な塊としてサーゼクスさんが放った魔力の塊とぶつかり合った。が、魔力を使っているサーゼクスさんと違ってこっちは文字通り命を削りながらの攻撃なので、サーゼクスさんの魔力の塊はどんどん押されて行った。

 

「くっ!まだそこまでの力を!?なら、こっちも全力でいくよ!!」

 

 サーゼクスさんはそう言うと先程までとは比べならない程の力がこもった魔力を先程放った魔力に上乗せし、進行を何とか止めた。

 

「押しきれない!?」

 

「ぐっぐっぐっ!」

 

 だけどこっちも押しきれない!クソッ!これ以上長引かせたらマジでやべえよ!

 

「くっ!これならどうだい!」

 

「んな!?」

 

 サーゼクスさんはどんな手を使ったか知らないが更に威力が上がり今度はこっち側が押されてきた。

 腕が震え力が上手く入らない事もあってか、押される速度が段々早くなって来た。

 

「これで終わりのようだね。中々に楽しめたよ。君が仲間じゃなくて本当に残念だ。」

 

 サーゼクスさんの寂しそうな声と共に更に力が上がって行った。

 

「く、クソッ!もう、ダメ。」

 

 皆、ゴメン。頑張ったけど無理だったよ。

 俺は力を抜き始めた瞬間。

 

「ミルたん!!これを受け取って!」

 

 戻って来たのか真紅の声と共に緑色の線の様な波が俺の中に入って行った。

 

「!?」

 

 次の瞬間、真紅達の霊力と魔力が自分に流れ込み、力を引き出している感覚が襲った。

 

「いっちゃって!!ミルたん!!」

 

 皆の声が、力が!溢れる!これなら行ける!!

 

「波ァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 俺は真紅達に貰った力全てを使い、最後の一撃に全てを賭けた。

 サーゼクスさんの魔力の塊は俺が放ったかめはめ波に飲み込まれ、サーゼクスさん諸共吹き飛ばした。

 

「ぐあぁぁぁぁぁ!!??!?」

 

 サーゼクスさんの叫びと共に俺の勝ちが決まった。

 サーゼクスさんはボロボロになりながら地面に落ちて行き、生きているようだが、立てない程に疲れているのか、寝っ転がったままだった。かく言う俺も倒れ仰向けになりながら息を整えていた。

 

「サーゼクス!!」

 

 何処からか現れたグレイフィアはサーゼクスさんを抱き抱え、膝枕をしていた。

 

「うう。グレイフィアかい?」

 

「はい!グレイフィアですよ。」

 

「あはは。負けてしまったよ。」

 

「そうですね。」

 

「いや〜負けたのなんて何百年振りかなぁ?しかも、今までのどんな戦いよりも清々しい気分だよ。」

 

「それは、良かったです。」

 

「グレイフィア?泣いているのかい?」

 

「! ち、違います!これは、そう!ゴミが入っただけです!」

 

「ふふ。そうかい。さて、黒歌の事だけど、約束だからね。取り消せるよう頑張るよ。」

 

 サーゼクスさんはふらつきながらも、グレイフィアさんの肩を借り立ち上がった。

 一方の俺はもう体の指一本すら動かせない。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ。黒歌さん。よかったにょ。」

 

「わ、私、本当に?」

 

「ああ。僕が約束しよう。」

 

 サーゼクスさんの言葉を聞き、黒歌さんは涙をポロポロ流した。

 

「さて、君達も疲れたろう。皆僕の家で休めば良い。ああ、安心してくれて構わないよ。誰も使ってない別荘だから。」

 

「いや、ミルたんは学校に、行かないと。」

 

 そう、俺は明日も学校があるのだ。辛いが行かなければならない。

 

「ああ、君が通ってるのは駒王学園だったね。なら、安心していいよ。僕が何とかするから。大丈夫。安心してくれていいよ。」

 

 サーゼクスさんは微笑みながら安心させるように優しく言ってくれ、俺はサーゼクスさんに任せる事にした。

 その後、サーゼクスさんの別荘で休息を取る事にした俺だが、完全復帰するまで2ヶ月かかるのは驚いた。仕方なくその期間を冥界で過ごし、その間隠れて鍛えたり、グレイフィアさんに勉強を教わったり、真紅達との絆やディーネの修行に付き合ったりして2ヶ月はあっという間に過ぎて行った。

 そして、冥界から人間界に帰る日、サーゼクスさんとグレイフィアさんが見送りに来てくれた。

 因みに、帰宅の格好は魔法少女ではない。それに、ディーネ達も俺の家に来る事になったのだが、いかんせんマンションで狭いんだ。サーゼクスさんに相談したら1日で一軒家を建ててくれた。すげえ。

 

「サーゼクスさん、グレイフィアさん。本当にありがとうございました。」

 

 俺は二人に向かって深々と頭を下げた。

 

「気にしなくていいさ。僕も楽しめたしね。それに、親友の頼みなら聞かない訳にはいかないだろ?」

 

 目元が熱くなった。いい人や。

 

「ありがとうございました。本当に。」

 

「ミルたん。そろそろ。」

 

「そうだね。それじゃあまた。」

 

「渡した地図に場所が書かれてるからその通りに行けばいいよ。」

 

「はい。」

 

 こうして、俺達は色々あったが楽しめた冥界を後にして人間界に帰った。

 帰って早速家に向かうと、一般的な一軒家より一回りばかし大きい家があり、中は中々に綺麗だった。

 そして、いつも通りに過ごして、いつもより修行の量を多くして、真紅は自分の部屋を研究所に変えたり、ディーネと共に高めあったりしてあっと言う間に4月。花が舞い散る季節になり、物語は新たな話に進む。

 




小説を書く事を強いられているんだ!!

てな訳でどうも、トキオです。
皆の言いたい事は分かってる。うん、分かってるともさ。遅くなってすいませんでした。
いやね?サーゼクスのバトル描写資料が化石レベルなのでかなり難しかったので、取り敢えず魔力の塊をバンバン撃てばいいかなぁって思い、こうなりました。うん、酷いね。
それから、グレイフィアさんの顔を見ましたがまんま咲夜さんでしたね。そっくりとかのレベルではありませんでしたよ。あれ、著作権に引っかからないか心配になってきますよ。
あっと、グレイフィアと言ったら、説明がまだでしたね。
グレイフィアの戦闘描写の参考は、まあ、咲夜さんと七夜志貴を参考にしました。因みに、グレイフィアさんは七夜の弟子って設定で、七夜は既にこの世にいない事となっています。
それから、後半飛ばしましたが、これ以上グダグダになるのを防ぐために飛ばしました。
さて、次回からですが、ようやくイッセーが出てきますよって事なので暫くはイッセー視点で話を進めて、時たまミルたん視点に入るって感じにしたいと思います。
まあ、基本主人公はミルたんなので、ごちゃごちゃするかもしれませんのでご了承下さい。
それでは次回予告に行きましょう!

次回! 原作開始とイッセーの死

お楽しみに!
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