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ん?なんか女の子がうねうねしたりしてる。あっ、男の人のほうが耳元でなんか囁いた!
今僕は二人の男女を遠目で観察している。
んーー、恋人同士なのかなぁ。もしそうだったら二人して魔法科高校に入学なんてすごいなぁ~。遠目であんまよく見えないけど美男美女なんだろう。あ、オーラが..ね。
そんなことを考えていると女の子は階段、男の子は庭のほうに歩いて行った。
「そうだ!入学式の会場を聞かなきゃ!!」
「あのっ」
思い切ってさっきの男の人に話しかける。
「なんだ?」
「新入生..ですよね?僕は1-Aの矢瀬元晴です」
「1-Eの司波達也だ。あー..」
「元晴でいいよ」
「そうか。俺のことも達也でいい」
「分かった。よろしくね、達也」
なんか見た目と同じでクールな人だなぁ。でも、怖そうな人じゃないな。
でも、さっきのようすからするにプレイボーイだったりするのかな?
「で、元晴。俺になんか用じゃなかったのか?」
「そうそう、入学式の会場ってどこだっけ?」
「お前入学案内読んでないのか?あそこの階段の向こうにある講堂だ」
痛いとこをついてくる。
「まぁ、ここ最近忙しくて...あはははは..」
嘘である。落ちる気満々だったからパンフ見てないなんて言えない。
「それよりさっき一緒にいた女の子は?彼女?かなりラブラブだったようだけど」
「女の子?..ああ、あれは妹だよ」
へ!?妹ぉぉ!?!?
「じゃ、じゃあ達也たち兄妹は兄妹なのに兄妹じゃないようなことをする兄妹なのっ!?」
「...元晴、落ち着け、なに言ってるかわからんぞ。大丈夫か?」
「あ、うん。大丈夫。落ち着いたよ。じゃあ、達也はシスコンなのかな?」
「いや、違うぞ」
いや、こういう人にかぎってなんちゃらコンプレックスの持ち主なんだよ。ソースは僕の身内。いやだ!思い出したくないっ!!
とそこで....
「あら?新入生ですか?」
なんか子供っぽい人(見た目)が話しかけてきた。
「私は第一高校の生徒会長を務めています、七草 真由美です。ななくさ、と書いて、さえぐさ、と言います」
生徒会長の自己紹介でほんの少し達也が反応したのが分かった。僕は今回の地獄の受験勉強で皐月姉さんから名字に数字の単数がはいっている人には気をつけろと言われた。数字付き...たしか、十師族だっけ。達也が反応したのもそれなのだろう。
「自分は司波達也です」
「司波達也君...そうあなたがあの司波君なのね。職員室ではあなたの話でもちきりよ」
へぇ~。達也って結構有名なんだね。
「入学試験、七教科平均、百点満点中九十六点。特に魔法理論と魔法工学、両教科の小論文が満点。私には今やっても真似できない芸当よ」
すごっ!!しかも、点が取りにくい小論文で満点!天才かっ!生徒会長でもできないことができるんだから、やっぱ達也はすごい人なんだ。でも、なんでE組なんだろう..?
しかし、この質問はしてはいけないと直感的に悟った。
すると、生徒会長が驚きを含んだ眼で僕をじーっと見ていた。
「? あ、僕は矢瀬元晴です。はじめまして」
「っ!....やっぱり憶えてないのね..」
「え?」
生徒会長はわずかに落胆した顔をみせた。なんて言ったのかも聞こえなかったし、なんなんだろう。ぼく、気になりますっ!!
「いえ、よろしくね、矢瀬君」
「はい」
「では、生徒会長。時間ですので...失礼します」
達也が別れの言葉をきりだす。
そうか、もうそろそろで入学式始まっちゃうのか。
「ふふっ、名前でいいのよ。司波君?」
「それではお言葉に甘えて。失礼します、七草会長」
「むーー、つれないわね」
おおっ!さすが、達也。クールだ。
「あなたも名前でいいのよ、矢瀬君?」
生徒会長が小悪魔的ほほ笑みで話しかけてくる。
「ふぇ!?いえいえいえ!それでは失礼します、七草先輩!」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!穴があったら入りたい!!いきなりすぎて変な声でちゃったよーーー!絶対変な奴だって思われた!....死のう。
そんなこんなで七草先輩と別れた。
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「やっぱり、憶えてないのかしら....」
約十年前に会って以来、会えなかった男の子。
久しぶりにあった彼は少し幼さを残しているものの逞しく成長していた。だけど、おどおどしたような話し方は変わっていなかった。
『はじめまして』
「っ!」
この言葉が自分の中で繰り返されるたびに胸が痛くなってくる。
トクン
彼はもう憶えてないのかしら、あの約束を...
「はる君...」
私は小さくそうつぶやいた。
やはり一日で三話分って疲れますね...
どうだったでしょうか?
ここからだいぶ原作と違う感じですかね。
七草さんのことは...まだ決めてません!!(キリッ)
ではでは、また次話でお会いしましょう。