テストとか模試とか無くなればいいのに...。
てことで、始まります!!
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一高をあとにして僕が向かったのは山奥にある少し大きめな寺だった。
「師匠、いますか~?」
『こんにちは、元晴』
すると背後にあらわれたのは仮面をした女性だった。
持っているのは紙だ。
今時、紙のデバイスを使うのはめずらしい。ていうか、他にいるのかな?紙使っている人?
それに師匠は絶対に顔を見せないし声も聞かせない。数年くらいの付き合いだけど師匠について知っていることは少ない。
『それが第一高校の制服ですか?』
「はい!今日は入学式でした。いや~、ホントに受かるとは思っていませんでしたよ」
『どうやら皐月がずいぶんしごいたようですね』
「あのときは死ぬかと思いました...」
そう。どうやら二人の姉とも面識があるようだ。まぁ中学にはいったころに皐月姉さんから紹介してもらったんだけどんね。
『それで今日の稽古はなにからやりますか?剣術?体術?』
「う~ん...。皐月姉さんから聞いてると思いますが、今日から魔法の稽古もいれてください」
『分かりました。ですが、我が〈流鏑馬〉流はCADを必要としません。たぶん、第一高校の授業では役にたたない実戦向きですよ?』
「大丈夫です。皐月姉さんが実戦を想定して魔法を学べって言ってましたから」
『分かりました。では、さっそく始めましょう』
さっそく稽古が始まる。どうやら流鏑馬流はいわゆる古式魔法らしい。やっぱCADなしで想子をコントロールするのは難しい...。霊子のほうが楽なんだけどな~。師匠は体で覚えろ!!ってタイプだから容赦なく魔法を発動してくる。もう体が痛いよ...。
8分の休憩(←矢瀬だけに)を終えると
『次は剣術です』
ちなみに剣道の全中で使った剣術も師匠から教えてもらったものだ。
またまた8分の休憩をはさんで
『最後に体術ですね』
もう動けない...。体痛い...。容赦ないよ師匠...。いつの間にか日が暮れてるし。
はい、所謂スパルタですね、はい。いつものことだけど、魔法の稽古が入るとさすがにきつい。剣術も体術も師匠には全然かなわないし。僕もまだまだだな~。
『元晴、お水ですよ』
「ありがとうございます、師匠」
そう言って師匠が水をくれる。稽古は厳しいけど普段は優しいんだよね。そういうところが...。
「師匠もそろっと僕の他に弟子をとらないんですか?」
『元晴で精一杯ですから』
「さいですか...」
何故か師匠は僕以外には弟子をとらない。理由を聞いても今のようにしか答えない。
僕、兄弟弟子欲しいー!!あ、姉弟子はいるか。
それから世間話を少々...。
「じゃあ、そろそろ帰ります」
『暗いですからね。一人で帰れますか?』
「子供扱いしないでくださいっ!!」
『それはさておき、明日はどうしますか?』
「スルーされた...。明日も来ますよ」
『分かりました。では、待ってますね』
「はい」
そうして名も無き寺をあとにした。
「ただいま~」
「おかえり~。お?随分しぼられたようだな」
「もう体中痛いよ...」
「そうか。それより飯よろしく。早くな」
「鬼っ!」鬼畜っ!彼氏なしっ!!」
「ぁ?」
「全力で作らせていただきます!」
「よろしい」
怖ぇ~。リアルに鬼だったわ。作るんだけどね、死にたくないし。
そうこうして夕飯を食べて、お風呂に入った。
「皐月姉さん、上がったよ」
「そうか。元晴、もうやることないか?」
「うん。疲れたしもう寝ようかなって・・」
「そうか。じゃあ、これな」
そう言って手渡されたのは広辞苑より厚いんじゃないかってくらいの本×4。
重っ!すごい重いし、嫌な予感しかしない。
「皐月姉さん?これは...?」
「今日から魔法理論の学習も始めていくぞ。数十年前から三か月前くらいの最新版だ。安心しろ、私が教えてやる」
「なるほど!予習だね!」
「ん?高校ではやらない範囲だぞ?」
「え~~~~~~~~!!!無駄じゃん!入学したばっかなんだよ!?やるんだったらもう少しあt」
「あとCADのメンテ...、あとソフトも、それにハードもだな。将来自分にあったCADを作れるようにならなきゃな」
「無視すんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「今からやるぞ。時間がないからな!!」
皐月姉さんって僕をしごいてるときはすごい笑顔なんだよね。うん、ドSだね。
NOW23時
今日、1時間しか寝れないとはこのとき思ってもみなかった...。