メニューから現在の時間を見てみる。
「11時じゃん!!」
思わず声が出てしまった。近所迷惑にならなければいいが・・・・・・
そんなことより眠たい。
俺は明日はいったいどんなことがあるのかと思いながらベッドで寝た。
分かりづらい方は前話をご覧ください。
それでは楽しんで 第二章扉の向こうに をご覧ください。
外からは鳥の鳴き声が聞こえてくる。
そんな気持ちのいい朝に俺は目を覚ました。
といっても今は・・・・・・・・・
「12時って、昼やん!?」
思わず関西弁を発してしまった。
まぁ俺の生まれは大阪の端っこなのだが。生まれてすぐに親の用事でここ、天宮市に移り住んだというわけなのだけど・・・・・・
俺は起きてすぐに朝ごはんと昼ごはんをクリームパンと甘い液が入っている瓶から2、3口分宿屋にあるコップに入れて食べることにする。
まるでニー〇みたいな生活だなと思いながらご飯を終わらせた。
「おっと、そういえば1時から第一層のボス攻略についての話が集会所で行われるんだっけ、急がないと遅刻しちまう」
ゆっくりご飯を食べていたら気付けば12時37分だった。
俺は遅刻しないように少し慌てて服を着替える。
鏡を見てみると俺の頭に寝癖がついていた。
このまま行くのもいいんだが、失礼かなと思い寝癖を直してから宿屋を出た。
15分後・・・・・・・・・・
「やっとついたー」
俺がついたときにはもうたくさんの人が集会所に集まっていた。
ざっと数えて200名ほどかな。
その中にアスナがいた。
だけど俺はアスナよりも特徴的な二人が気になる。
一人は漆黒のマントを纏っている男と、この世界がとても楽しそうな一人の少女がいた。
「それでは今からボス攻略についての説明をする」
それじゃアスナの隣に座るか。
「すまん、ここいいか?」
アスナの隣を指でさしながら聞く。
「・・・・・・」
彼女は何も言わずにただ首を縦にふった。
俺はアスナの隣に座って話を聞いた。
20分後・・・・・・・・・
「今回はここまでだ、あ、それともうひとつ聞いてほしいことがある・・・・・・・・」
なんだかうれしそうな顔をしている。
「なんとこのSAOにハードコアゲーマー達が参加しているとのことだ!」
「おおー!」
「これなら勝てるかも知れない!」
「死なずにすむ!」
などの歓声がわきおこった。
今回200人中7人ほどがプロのハードコアゲーマーとのこと。
いままで言わなかったがハードコアゲーマーというのは、ゲーマーの中でも特にゲームに関心のあるゲーマーを指す。
ゲームプレイ時、合理主義的な価値観や自我を重視する傾向があり、一部の層どうしでは強い共感を示す一方、それ以外の層にはハードルが高い場合があるようである。
積極的にウェブサイトなどで情報発信および情報収集し、ゲームメーカーにも積極的に意見を述べるタイプを指すことも多いとさえる。ただし特定のゲームに対する思い入れや意見も多く持ち、ともすれば極度のゲームマニア的と批判を被りやすい傾向があるのも否めない。
珍しいゲームや古いゲームに詳しかったり、特定のゲームタイトルに詳しかったりと、ゲームの関連情報に興味を示す傾向も強く、様々な系統が存在する。
ハードコアゲーマーは海外においてよく使われる用語で、日本と海外の文化圏の違いから扱いが特異的であり、ヘビーゲーマーとコアゲーマーを包含していることが多い。
そんな専門的な奴らがいるということがわかってみんなうれしそうだ。
今回の話でわかったことは・・・・・・
第一層ボス
イルファング・ザ・コボルド・ロード
第1層のボス。 武器は、斧とバックラー。
βテスト時点ではHPが少なくなると武器を曲刀カテゴリのタルワールに持ち変え攻撃パターンも変わるという情報であった。
ルイン・コボルド・センチネル
イルファング・ザ・コボルド・ロードの取り巻きモンスター(部下モンスター的存在)。
数は3体のみでイルファング・ザ・コボルド・ロードよりも弱いため1人でも撃破は可能。
そしてハードコアゲーマー達が参加しているということで俺は今回のボス攻略は簡単だと確信した。
――――と次の瞬間
俺とアスナの後ろから「うおおおぉぉー!!」といいながらおおど色髪の毛がとんがっている男が勢いよく走ってきた。
その男は集会所の中央で堂々とこういった。
「ボスの最新の情報が”エディン”の北にある掲示板より発表された、その内容はイルファング・ザ・コボルド・ロードに最後の攻撃をくらわせたものにここらでは手に入らないレアアイテムが落ちるらしいんだ、しかもそのアイテムは第4層の強さに匹敵するらしいぞ!」
ざわめきがやみ、みんなが状況を理解したとたんに・・・・・
「俺が一番最初にボスを倒すんだ!」
「いいや俺がボスを倒すんだ!」
「お前は引っ込んでろ!」
「俺がレアアイテムを取るんだ!」
などの争いごとが起きた。
俺とアスナはただ呆然とその光景をながめていた。
でも俺らのように冷静な人もいた。
それはあの黒ずくめの男と楽しそうな少女や他にも十数名が正気だった。
今夜は明日の午前10時から開始されるボス倒しに向けてアスナと作戦を考えたいと思う。
たとえば・・・・・連係プレイでコンボをつなげてボスをひるませるとか・・・・・
「なぁアスナ今日お前と同じ宿屋で作戦を考えてもいいか?お前の意見も聞きたいからよ」
「いやよ」
「そっか」
「・・・・・・・・・・」
少しの間沈黙が続いたが俺はまだ2時なのでボスの部屋がある石の塔の手前の森林でレベルを上げることにする。
今日で一応レベル10にするつもりだ。
そういえば殿町のやつ大丈夫か・・・・・・
いや今はそんなことよりボスを倒していくことに専念しろ。
俺はその森林に目的地の設定をメニューのMAPでおこない、一目散に走り出した。
「ふぅー、やっと森に着いたぜ」
気付けば25分かかっていた。
何か後ろから気配を感じる。嫌な感じの気配ではなかったのだが気配が薄いモンスターかなと思い後ろを振り返ると・・・・・・アスナがいた。
「ア、アスナ!?お、お前どうしてここに?」
「ここにいたら邪魔?」
「い、いや邪魔じゃないけど・・・・・・」
「そう・・・・・・」
「・・・・・そうだアスナ、『スイッチ』の練習でもするか?」
スイッチとは防御組が防御する
すると相手に隙が生まれる
その間に攻撃組が攻撃する
これが繰り返される組交代の合図が「スイッチ」といわれる基本的な行動パターンのこと。
「よし早速練習相手が出てきた(マッドウルフ)、行くぞアスナ」
鳴り響く激しい戦闘の音。
頭の中でBGMが聞こえる。
俺はこの世界で今までに感じたことの無い感覚が湧き上がっていた。
――――――アスナと組んで戦闘したら”楽しかった”
俺はいつの間にか笑って戦闘をしてた。
何でだろうこんな感じは初めてだ。
俺は相手がこちらに攻撃を仕掛けてきたのでその攻撃をはじき相手に隙を作った。
「アスナ、スイッチ!」
「はあああぁぁ!」
ガスッ というエグイ音が聞こえた。
相手の腹を剣が貫いていた。
そして今までかぶっていたフードがとれ、俺はアスナの顔をしっかりと見た。
その顔は・・・・・
なんだか・・・・・”可愛い”の領域を通り越していた。
一言でいうならば・・・・・
”美しい”
そして同時に・・・・・何でこんな子がこの世界に取り残されたんだ!と思った。
俺はアスナの顔をもう一度見ると・・・・・
アスナも笑っている・・・・・・・
7時間後・・・・・・・・・・
俺 士道のステータス
LV11
STR 110
VIT 113
DEX 111
AGI 109
INT 121
HIS 103
LUK 59
となっている。
ちなみに相手のステータスも見れるのでアスナのステータスも見てみると・・・・・・・
アスナのステータス
LV11
STR 120
VIT 118
DEX 116
AGI 119
INT 120
HIS 115
LUK 60
俺よりステータスの平均が高いですねぇ!?
おい茅場!
聞いてねぇぜ!
”可愛い子だけ”設定がいいってテメェ何様のつもりじゃ!
器用さなんて関係ないよ 器用より器量だ。
という名言をふと思い出した。(デスノー〇)
10時30分前に俺とアスナはそれぞれの宿屋に戻った。
道具整理、装備の点検を行い何も以上は無かったので俺は床で疲れ果てて眠ってしまった。
――――――「士道・・・・・」
ん?なんだか声が聞こえるな。誰だ?
――――――「ね・・・・・士道君・・・・・きて」
何だ、さっきから俺の名前をいっているが・・・・・
この癒される声はアスナか?
いや待てなんで俺の部屋にアスナがいるんだ?
――――――「ねぇ士道君!起きてよ!」
目を開けると目の前にはアスナの顔がモニターから映し出されていた。
「・・・・・ん?アスナ?お、おはよう」
「おはよう・・・・・じゃないよ!もう9時50分になるよ!急がないとボス攻略に遅れるよ!」
「ええ!?えっと・・・・・アスナは先に行ってくれ、俺もすぐにいく!」
「わかった!」
おいおい嘘だろ、いそがねぇとマジで遅れるぞ。
結局10時10分についた・・・・・
「おい、お前遅いぞなにやってんだ!」
「す、すいません!」
深くお辞儀をして謝る。
どうやらアスナは先についていたようだ。
今回参加してくれたのは200人中25名ほど・・・・・
他のやつが倒してくれるだろうという奴や死にたくない奴は参加を拒否したとのこと。
ここで隊列の確認をしよう。
A班 黒ずくめの男 他7名 攻撃組
B班 エギルさんとクラインさん 他5名 防御組
C班 俺とアスナ 他3名 攻撃組
D班 指揮官のアランさんと久蔵さん 他3名 防御組
今回はこの班分けでボスを倒していく。
なぜこの時間帯に出発をするのかというと、ボスの部屋はダンジョンの奥深くでそのダンジョンは石の塔みたいなものの一番上にいるのでそこまでに行くのにここから片道45分はかかるだろうといわれていたからだ。
あまり戦闘は避けHPがMAX状態で行くのが一番ボスを倒しやすいのでこの隊列になった。
C班はルイン・コボルド・センチネルの担当で、他はイルファング・ザ・コボルド・ロード狙いの作戦。
そして48分後・・・・・
「いいかみんな、この扉の向こうにイルファング・ザ・コボルド・ロードがいる。心してかかれ。そしてもうひとつ・・・・・勝とうぜ!」
その言葉が言われた瞬間に全員の士気が上がった。
俺はこんな指揮官になりたいと思った。
それと同時にみんなを死なせたくないと思った。
あのハプニングが起きるまでは・・・・・・・・・・・・・・・
お久しぶりです、wasuです。3話まとめて読んでくれた方ははじめましてwasuです。
今回のソード・アート・ア・ライブ 『第二章 扉の向こうに』を読んでくださりありがとうございます。 いかがでしたでしょうか、お楽しみいただけると幸いです。
ちなみに『久蔵』は『きゅうぞう』です。ほぼおっさんです。
読んでくださった方はわかると思いますが今回は次回への引継ぎが強めになっております。
そして次回はあのキャラクターがついに登場します!
では、また次回でお会いできることを楽しみにしております。
次回 『第三章 俺と十香』 です。お楽しみに!