「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・」
この俺、殿町宏人は今とても興奮しながら走っている。
それは俺が今から行くところに俺の girlfriend (女友達)と会う約束をしている。
この子は出会い系サイトを通じて知り合った女の子で名前は「ゆかりん☆」という名前をしている。
まったくもって可愛い!!
さすが俺の付き合いたいランキング第一位になるほどはあるな。
名前が可愛いんじゃなくてリアルに可愛い。
なぜそんなことが分かるかって?それはプロフィールの写真を見れば一発よ!
確か顔は今売れている佐野ひなこちゃん似で彼女もまた俺の付き合いたいランキングトップ10入りしているほどの実力者だ。
血液型はOでおっちょこちょいな性格をしている。
いわゆる天然だ。
生年月日は1994年10月13日で俺よりも年上だ。
現年齢 21歳
出身地は東京都だが地区までは分からなかった。
身長 / 体重
165 cm / ― kg
スリーサイズ
89 - 50 - 87 cm
ここら辺の領域にくるとこんなにも相手の情報を知っているのがストーカー並になってきたことに気がつくおれであった。
それにしてもスリーサイズ完璧すぎる。
最初は疑ったんだが性格からしてそんな事はしないだろうと思った。
俺の今いる場所は第一層の東の商店街。
俺を待っているゆかりんは商店街の向こうにある丘で待っているとのこと。
ロマンチック。
それが俺の求める理想郷。
「お!見えてきた!」
商店街を抜けると目の前には たちはだかること山の如し が一番似合うような丘があった。
前からでは上がれないので後ろから回って上がる。
俺が丘を登りきるとそこにはたくさんの人が居てどれもカップルのような気がする。
その中には
「なぁいいだろ、少しくらい」
「ダメだよーダメダメ」
とイチャつくカップルもいた。
とそのとき俺の脳裏に激しい頭痛がしてきてある呪文を唱える。
爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! Vanishment This ・・・・・・
そういえば俺は今からこのチャンスを逃したらもうないであろうという青春を送ろうとしていたんだった。
矛盾している。
今からこういう思考はなくそうと心に誓った。
俺はこのカップルを越えて向こうの人だかりに行った。
人が多かったので名前を見てゆかりんを探した。
「おーい俺の可愛いゆかりんよ」
人ゴミの中俺はゆかりんという名前を見つけた。
目線を下に向けていくとそこには明らかに太っていてこの上なしのブサイクな顔をしている ”おっさん” がいた。
「え?・・・・・・」
俺は今までにしたことがないようなすっとんきょうな顔をした。
そして俺はそのおっさんが本当に俺が求めている青春の相手なのか確かめる。
「あ、あの・・・・・・名前がゆかりんってなってますけど・・・・・・もしかしてあなたですか、僕の@*▲#のお相手・・・・・・」
やっべー肝心なとこ噛んじまってうまくいえなかったー。
あそこ青春って言うつもりだったのに。
・・・・・・いや、待てよ
言わなくて正解だったのではないか。
さっきから気になるんだがなにやらおっさんの様子がおかしい。
「君・・・・・・なにいってるのかな?・・・・・・確かに僕はゆかりんというがこれは彼女からの呼び名で付けだけだよ」
・・・・・・え?おいおいあんた何言ってるんだ?
ていうか彼女からゆかりんって言われてんのか!?
なんて羨ましい!
ん?ちょっと待て
それじゃあ俺のゆかりんって・・・・・・どこにいるんだ?
「すいません!人違いでした!」
激しく土下座をして誤る。
「いやいやとんでもない、別に僕は君に何もしてないから誤らなくてもいいよ」
俺は申し訳ない気持ちでこの場を去った。
それならば本物のゆかりんはどこにいるのだろう。
俺はこの人だかりをかき分けてゆかりんを探した。
10分後・・・・・・・・・・
俺はベンチに座っていた。
一人で・・・・・・
あれからというものいっこうにゆかりんは姿を見せない。
あのメールといい今までの俺とのやり取りは全て嘘だったのか?
そんなときに俺の右のほうからとても綺麗な女性が歩いてきた。
「あのー・・・・・・」
なにかこのスーパーイケメンの俺に聞きたいことがあるらしい。
「何ですかお嬢さん、私にできることなら何でもします!」
「あ、それじゃあお願いしてもいいですか?」
「なんなりと」
綺麗なお姉さんはあっさりと受け入れてしまった。
どうしよう。
これでもし「死んで下さい」とか言われてナイフとかで刺されないよな?
死にたくねぇぞ!
「 殿町宏人 っていう人を一緒に探してほしいんです」
俺は最初お姉さんは何を言っているのかがはっきりと聞こえなかった
「え??・・・・・・・もう一度いいですか」
「はい、 殿町宏人 っていう人を探してほしいんです」
お姉さんは確かに俺の名前である 殿町宏人 を口にした。
しかしこんなに綺麗な人が俺なんかを探しているのか不思議だった。
もしかしたら他の人なのではないか?
同姓同名かそれともやはりこの名前がカッコイイと思った人がいるのか、俺は分からなかった。
聞いてみよう。
「その人はもしかしたら マイ・リトル・YOU というゲームで知り合いましたか?」
俺がゆかりんと出会った出会い系サイトの名前をいった。
すると彼女は何か心当たりがあるかのように
「は、はい!そうです、ですがなぜ分かったんです?」
おいおいおいおいもしかしたらのもしかしたらじゃないか!!?
更に問いかける。
「もしかしたら彼はSAOをしていてここに来るようにと言われましたか?」
「!!?はいそうです!も、もしかして 殿町宏人さんですか?!」
彼女はそういって俺の名前を見た。
俺は信じ切れなかったがこの女性が俺の青春相手なのかと思った。
彼女は目を開き俺の貌を見た。
俺も同時に彼女の名前を見て少したって貌を見た。
彼女の名前は ゆかりん
俺とゆかりんは同時に口を開け
『よろしくお願いします!!』
と声が合った。
ここに一つの青春が誕生した。
同時にその青春は始まった。
いやー遅れてしまいました。
どうもお久しぶりです、wasuです。
今回のソード・アート・ア・ライブ(番外編)を見て頂き誠にありがとうございます。
それとすいません、予定よりも投稿が遅れてしまい本当に申し訳ありません。
今回は番外編なので短いです。
次回は 『第六章 黒の戦士』 です。 お楽しみに!
次は遅れません。