ソードアート・アライブ   作:wasu

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「おーいアスナ何をそんなに急いで・・・・・・ってこの子はなんだ?」

走ってきたのは今、全プレイヤーに知れ渡っている噂の元ベータテスターでありチーター並の強さを誇るプレイヤー、いや《ビーター》のキリトだ。
十香はあのときのことをしっかりと見ていたので走ってきたのがキリトだと分かると何か嫌いなものを睨めつけるような顔をした。

「えっとこの子は・・・・・・・そういえば名前を聞いてなかったわね」

「十香だ、よろしく頼む」

十香は下の者を見下すような言い方でキリトとアスナに名前を告げた。

分かりづらい方は前話をご覧ください。
それでは楽しんで 第六章黒の戦士 をご覧ください。



第六章 黒の戦士

「十香っていうの?いい名前だね」

 

「この名前はシドーが付けてくれたのだ」

 

アスナはシドーと聞いて何か聞いたことのあるような顔をした。

そしてアスナは少し考えるとその答えが分かった。

そうシドーというのは五河士道のことだ。

アスナは十香に士道のことを話そうと十香の耳元に近づいた。

 

「もしかしてそのシドー君っていうのは五河士道のことじゃないかな?」

 

十香はその名を聞いて驚いたように言った。

 

「おお!?そうだ!だがなぜシドーの名前を知っているのだ?」

 

「えっと・・・・・それは・・・・・」

 

アスナは困ったように目が泳ぎ、頬を指でこする。

アスナはとっさにキリトのほうを向いた。

それに気づいたキリトは俺は知らないなどという素振りを見せた。

 

 

 

迷宮区 中間地点

 

 

「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・」

 

俺は今猛烈に走っている。

それはこの奥に十香が一人でいるというのは最初は大丈夫って思ってたけどよーく考えると、あの十香が一人でこの迷宮区の相手に勝てるのかが不安で心配になってきた。

急いでいる俺の前にモンスターが現れたが一瞬で胴体を貫いた。

 

「どけっ!邪魔だ!」

 

俺の頭は十香のことでいっぱいだった。

すると遠くから誰かが話している声が聞こえる。

誰の声かは分からなかったが三人はいるとわかった。

俺は少し止まりここからは歩いていくことにする。

疲れたし・・・・・・・・

目を細くしてよく見てみるとそこにはあの元ベータテスターでありながらチーター並の強さを誇る《ビーターのキリト》の姿とその横に居るのは以前パーティーを組んだことのある《アスナ》がいた。

その二人は何か話しているようだがアスナの前に誰かいるのかが分かった。

少し歩いて見るとその顔は十香だった。

 

俺は十香と分かった瞬間足が震えた。

なぜなら十香の体は何発もの打撃を喰らったかのようなあざがあり十香愛用のサンダルフォンがボロボロになっていた。

立っているのもやっとのようだ。

俺は走った。

そして声を出した。

 

「十香!」

 

三人は一斉に俺のほうを向いた。

キリトは(ん?)という感じでこちらを向きアスナは見覚えのある顔が近づいてきたので懐かしそうな顔をした。

十香はその二人よりも速くこちらに向き俺の顔を確認した。

 

「お・・・・・・おぉ!!シドーではないか!どうしてここが分かったのだ?」

 

俺は十香の隣まで行き少し休んだのち質問に答えた。

 

「そりゃぁ俺がこの迷宮区でレベリングしといてって言ったからな、大丈夫なのかその体、早く宿に行って休んだほうがいい」

 

「うむ・・・・・・こうなったのも私が全て悪いのだ・・・・・・ここに出るトーラスと三対一になってしまったのでこのありさまだ」

 

俺はトーラスと言うモンスターの名前を聞いて十香に確認をしてみる。

 

「トーラスってあのトーラスか!?あんなのと三対一でやったら普通は死ぬんだけどな・・・・・・」

 

俺は正直驚いた。

トーラスが与えるダメージは一撃でケージが黄色にいきとても一人では手におえないほどの攻撃力を持っている。

そんな奴と三対一で戦闘をすれば大抵は死ぬのに十香は生きていた。

 

「んであんたらは何なんだ」

 

俺はキリトのほうに憎たらしい顔を向ける。

 

「何って言われても私がその子を助けたのよ」

 

アスナはそういって十香を指差した。

俺は十香のほうに振り返った。

 

「そうなのか十香」

 

「あぁアスナが助けに来てくれなかったら私は死んでいた」

 

そうだったのか・・・・・・・

俺はそんなことも知らずにアスナに怒ってしまった。

過去に一度パーティーを組んだこともあるお前に・・・・・・・

 

「すまないアスナお前が十香を助けてくれたのか、感謝するよ、ありがと」

 

俺はアスナに深くお辞儀をしたあとにぎこちない笑顔で感謝した。

 

「さっきから気になって仕方がないんだがその男はアスナとどういう関係なんだ?」

 

アスナの後ろにいたキリトがヒソヒソ話すようにアスナの耳元で呟いたつもりだろうけどこちらには思いっきり聞こえた。

俺とアスナの関係だって?

そんなの決まっている。

 

「彼とは第一層の時に少し喋っただけよ」

 

え?・・・・・・・いーやいやいやいやそんなわけねーだろアスナさん!?

他にもあったよね!?

パーティー組みましたとか宿に誘われたけど断ったとかさ!?

いろいろあったよ!?

あなたの脳内にはそんだけしかインプットされなかったの!?

 

「なーんだそんだけか」

 

納得してんじゃねーよ!ていうか「そんだけ」ってなんだ「そんだけ」って

 

「おっほん!それじゃ俺と十香は先に帰らせてもらうよ」

 

俺は強めの咳払いでこの状況から抜け出した。

 

 

 

翌日 2022年3月14日午前10時45分

 

今日はこの第八層のボス攻略だ。

ボスは右手に宝剣デュランダルを持つ『黒騎士』という異名を持つ”デュラハン”だ。

最低レベルは22ほどが必要とのことだ。

ここで一つ気になることがある。

そう俺と十香のレベルが22に達してないということだが昨日俺と十香は帰り際にトーラスを4体ほど倒したので俺のレベルは22とギリギリで十香のレベルは24と少し高いように聞こえるが一人でトーラスを3体も倒したので経験値がまともにはいってくるからこんなに短時間で高くなった。

ステータスは

 

俺のステータス(防具のステータス込み)

 

LV22

 

STR 225

VIT 221

DEX 224

AGI 218

INT 220

HIS 219

LUK  66

 

十香のステータス(防具のステータス込み)

 

LV24

 

STR 245

VIT 243

DEX 237

AGI 239

INT 247

HIS 242

LUK  67

 

でこの前のステータスとはかなりの違いがある。

といっても相変わらずUNSは使えていない。

それよりも今日は『黒騎士』を倒すことに専念する。

迷宮区二十層最奥に潜むフロアボスモンスターだ。

そんな奴をこんな騎士達が相手をする。

 

第八層に数ある騎士団の中でも最精鋭とされるナガル騎士団において、団長を務める人物。

そいつの名前は”レッシブ”

その立場に違わぬ実力を持ち、名実共に 最強の戦士 と呼ばれている。

兜、甲冑、軍靴からマントに至るまで黒一色の姿にちなみ、『黒の戦士』 とも渾名される。

 

黒の頭髪や厳しい表情・目つき、鼻の上部を横断する傷痕らしきものが特徴的な男。

その他の容姿に関しては、「他者を圧倒する威風に溢れた、鍛え抜かれた長身を持つ」と語られている。

手に持つ巨大な剣も目を引く。

 

性格は質実剛健を地で行き、「みんなを守る剣にして盾となる」 たらんとする精神と、揺るがぬ忠誠を持ち合わせる。

そうした人ともあって、約千名のプレイヤーからは絶対的な信頼を得ている。

 

 

【ナガル騎士団】 についての情報

 

SAOでも最精鋭とされる騎士団。副団長の名はオリビエ。

第八層西端の砦に配置され、最上階を目指す。

 

 

デュラハンが使う《宝剣・デュランダル》 についての情報

 

王家の宝物であり、『不敗の剣』と称される大振りな剣。

騎士の中の騎士の誉れと共に下賜された。

その強度と切れ味は凄まじく、「打ち合った全ての武器を叩き折ってきた」という伝説もある。

敵の攻撃を打ち消す力を持ち、切り札たるUNSまでも無効化するため、プレイヤーにとってはまさに“天敵”となる。

 

 

俺は今中央区にいる俺外にも他のプレイヤーたちが大勢いる。

第一層のときは初めてでいろいろ分からないことがたくさんあったけど今は装備を強化しているプレイヤーたちが増えてきたのでボス攻略は簡単になりつつある。

しかし今説明した情報は今日の8時に新たに更新された情報だ。

この情報を聞いて思えばこんなボスとまともに戦えるのかが不安になってきた。

だが俺には十香や仲間がいる。

大丈夫だ、毎回こんなに不安でも勝ってきたじゃないか。

俺は今までの俺に言い聞かせる。

 

「よし!行こう!」

 

レッシブさんがいうと皆は士気を高めた。

 

『おおぉーー!』

 

A班 キリトとアスナ 他18名 攻撃組

 

B班 一般人 19名 防御組

 

C班 俺と十香 他19名 攻撃&雑魚処理

 

D班 リーダーのレッシブさん 他19名 攻撃組

 

計80名が迷宮区の最奥に向かう。

今回の雑魚モンスターは雑魚ではなく普通に強い”赤のトーラス”だ。

赤のトーラスっていうのは普通のトーラスよりも赤みが多いトーラスで普通のトーラスのステータスよりも一段上という強さを誇る。

それを俺と十香、他20名が担当する。

数は7体とちょうど一匹三人がかりで割れる数。

勝てるかどうかは戦ってみてからじゃないと分からない。

俺と十香はこの日のために練習をしてきたといっても過言ではない。

 

 

三十分後・・・・・・・・

 

 

「俺が言いたいのは一つ・・・・・・・お前ら勝つぞ!!」

 

『『おおおぉぉーーー!!』』

 

そして第八層のフロアボスが居る扉が開けられた。

扉の奥には剣を地面に突き立て仁王立ちしているデュラハンがいた。

目は黒くなっていて無かった。

全身が黒の鎧で包まれている。

身長が俺らの倍はある5m~6mのデュラハンの右側にはそれに似合う勇ましくデュラハンと同じようにたたずんでいた。

さすが黒の騎士と呼ばれたことだけはある。

 

「みんな広がれ!一人ひとりが戦いやすいようにするんだ!」

 

レッシブさんが言うとみんなはその指示に従って行動した。

この部屋はいつものボスの部屋よりも二周りほど大きかった。

それもそうだ、あの大きな馬が走り回るにはこれくらいの大きさがないといけない。

だがこの大きさは俺たちにとっても有利といえる。

それは一人ひとりが戦いやすいというのもあるが一番の理由はUNSではなくとも普通のスキルならば味方を気にせずに戦えるからだ。

例えば斧スキルのアーニクルは周囲に範囲攻撃を繰り広げる技で攻撃力の3倍のダメージが喰らうがこの技は味方にも当たるというデメリットもある。

なので今までのボス部屋には使えなかったスキルがこの広い部屋なら斧使いのエギルさんでも簡単に戦闘ができる。

 

「。・:¥。@;#&$)」

 

突然デュラハンは何か喋りレッシブさんたちのほうへと歩いて行った。




こんにちは、お久しぶりですwasuです。

今回の話はどうでしょうか、上手くまとめられていれば幸いです。

毎回のように言いますがお気に入りお願いします。
評価なども。
また、この話を読んでない人にも読んでほしいので友人などに勧めてみて下さい。

バカとテストと召喚機が出ると同時に一話一話の投稿が少し遅れてしまいますがご了承下さい。

えーと、それでは次回! 『第七章 仲間』 です、お楽しみに!
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