「じゃあ今からクエストに行くのね?」
「はいっ」
「わかったわ。えーっと…、第二エリア。多分サク君達がいつも行ってる洞窟ね。そこの泉からシアリカの花を取ってきてね」
「了解ですっ」
サクとルーカスは、【マテリアル】にてクエストの依頼書をアドバイザーのニールに一度届けていた。場所と要件の確認をされる間、初めてのクエストにサクは緊張しまくりだった。そんなサクを見るニールとルーカスは苦笑いを浮かべる。
「じゃあ、いくら下級クエストでも油断はしないようにね。それと来たついでに掲示板も見ていくようにっ。常日頃から情報は知っておくものだからねっ」
すっかりサクのお姉さんであるニールに言われることに何度もサクは頷く。最後にお辞儀をし、ニールに言われた通りまずは掲示板に向かった。
「ん?なんかいつもより人が多くないか?」
「本当だ。何かあるのかな…?」
向かう最中に、いつもとは違う人混みにサク達は首を傾げた。しかしその理由はすぐにわかるのだった。
「セフィア・カルヴァート、ランクB進出…」
掲示板の中央に貼られたその一面。その文字を呟いたサクは口をポカンと開いた。
『ついにセフィアちゃんランクB!』
『止まんねぇよっセフィアたん!』
ランクアップ。この短期間の間にその偉業を成し遂げた少女に唖然とする。隣のルーカスも、それは同じだった。
「都市で最強とまで言われ始めてるが、ついにBまでいきやがった…」
驚きを隠せないルーカスの声も耳に入らない。なんだろう、この気持ち…。嬉しいのに、辛い…。心の底から喜べない自分がいる。前の時の感情といい、なんなんだ、これ…。
今度誰かに聞こうかな、などと考えるサクは頭を切り替えた。
「行こっかルーカス。期限って明日までなんだよね」
「あ、ああそうだな…。行くか」
正気に戻ったルーカスは、汗を流しながら頷いた。
* * *
「まだ着かねぇのかー?」
「えっと…。もう少しだと思うよ」
うんざりしたようなルーカスの声に、地図とにらめっこ中のサクは答える。第二エリアである洞窟に潜りだいぶ経つ。モンスターとも何度か遭遇しながらまだ辿り着かない泉に、正直疲れ気味である。
「ん?」
「?、どうしたサク?」
「なんか水の音しなかった?」
「水…って、泉か!」
「あっ、ちょっとルーカス!」
飛び出したルーカスをサクは追いかける。やがて、音がどんどん大きくなっていった。
「お〜っ!ここが泉か!」
「す、すごい」
そこは今までの洞窟の雰囲気とはだいぶ変わっていた。エメラルドに輝く一帯。そして泉の周りに咲く花々。まるでそこは洞窟から切り離された世界のようだった。その美しさに目を見開くが、すぐに作業、シアリカの花を探すため足を踏み出した。
瞬間
『グルァアアッ!!』
「ぐーっ!?」
「っ、サク!?」
突然現れたモンスター。【フラワー・ザック】がムチを飛ばした。それに咄嗟に反応し、【ウルスラグナ】を抜剣したものの踏ん張りきれず吹き飛ばされる。
「くそっ、やりやがったな…って」
サクが飛ばされた後に自らの大剣を抜剣したルーカスは、言葉の途中、目を見開いた。
十、いやそれ以上の数のモンスターが一斉に現れた。そのどれもが【フラワー・ザック】。
もともと単体では現れないモンスターだが、あまりにも多すぎる。
名前に似合わないモンスター。その姿は確かに花だが、花びらの中央には大きく口が開き、中から鋭い歯が覗いている。そんなモンスター達のイレギュラーに、ルーカスは顔を歪めた。
「下級クエストじゃなかったのかよ…っ」
「かはっ、こほっ」
壁に突っ込んだサクだったが、すぐに立ち上がる。多くの【フラワー・ザック】に囲まれるルーカスのもとへ戻るため立ち上がった。
「おっと、お前の相手は俺だ」
「ーっ!?」
その瞬間、さらに現れる影が。
振り下ろされる攻撃を自らの獲物で受け止める。辺り一帯に金属音が響き渡った。
「ほう。速度はなかなかのものだな」
「ーっ、人間!?」
「失礼だな。モンスターとでも思ったのか?」
剣を押し合う相手はニヤリと笑うと、僅かに距離を詰める。目と鼻の先となった相手に驚きを隠せない中、男はサクを見つめ、口を開いた。
「その様子じゃ、俺の居場所を突き止めてきたってわけじゃなさそうだな」
「ーっ?」
言葉の意味を理解できず混乱する中、男は剣を上に薙ぎ払った。キンッと再び金属音が鳴り響き、同時に後ろへ飛び、距離をとる。サクは後ろで戦うルーカスが気がかりだが、同時に疑問が生じる。
モンスターが来ないのだ。あんなに多くのモンスターが、一体も襲ってこない。そんな考えを読んだかのように目の前の男は笑った。
「あいつらは俺のコマだ。俺の言うままに動く」
「ーっ!?ディメンター…っ」
「その通り」
目を見開く。相手がいうことからしてモンスターだけとは確信はないが、それらをコントロールする力だろう。となればこの状態は相当にまずいことだ。サクはそこまで考えると、意を決して男に口を開いた。
「さっきの口調だと、誰かから追われているんですか…?」
「ん、ああそうだ」
「それは、【マテリアル】にですか…?」
その言葉に男は一度口を閉じ、サクを見据え、言った。
「ああ、そうだ」
「ーっ!」
その言葉が示すのは、つまり目の前の男は危険人物。都市ラノスに害をなす存在ということだ。
「何をするつもりですか」
「質問ばっかだなーって、当たり前か」
肩をすぼめた素振りを見せた男は、手に持つ双剣を構え、地を蹴った。
「すぐにわかるさ」
「ーっ!?」
激突。
凄まじい衝撃に、サクは顔を歪める。そして次には、双剣による連続攻撃が降り注ぐ。その状況は、とてもルーカスを援護しに行く余裕など与えてくれるものではなかった。
「ぐぁあっ!」
「ーっ!ルーカス!!」
そう思ったのもつかの間、敵の多さに圧倒され、ルーカスが吹き飛ぶ。
「よそ見していいのか?」
「ーっ!?うぐーっ!」
その瞬間、一瞬の隙をついた相手によって溝内を蹴り飛ばされる。大きく飛ばされたサクは、そのままモンスターの群れの中へと転がり込んだ。
「俺を追ってきたんじゃなかったとしても、返すわけにはいかねぇからな。死んでくれや」
「ーっ!?」
その言葉と同時に【フラワー・ザック】の群れが一気に押し寄せる。倒れこんだ状態のサクはあらん限り目を見開いた。
その時
『グェエッ!?』
「……え?」
目の前に疾風が吹き寄せる。
次には一気に何匹ものモンスターが吹き飛ぶ光景。
その場にいる誰もが予想だにしなかった事態。それを引き起こしたのは…。
「クレアさんっ!?」
「ごめんなさい。遅くなって」
唯一この場ではサクのみが知る人物は、声を上げたサクに目を向け、笑った。
目の前の緑色の髪の毛は、この間食事をご馳走になったクレアそのものだった。
昨日話題に出た人物でもあったが彼女にサクは震える口を開く。
「なんで、ここに…?」
「アマリアが頼みに来たのよ。あの子に頼まれるなんて初めてで驚いたわ」
「アマリアが…」
何か嫌な予感がしたのか、以外と勘がいい隊長にサクは呆然すると同時にある疑問が浮かんだ。
「クレアさん、刻印って、もうなくなったんじゃ」
刻印というのは、宿した人物の死と同時に消える。アマリアの話によると、逃げ切るまでは刻印が存在していたというが、その後は消えたはずだ。
その質問に苦笑いしたクレアさんは、前を向き直った。
「その前にこの状況をなんとかしなきゃね」
その言葉に一気に場に戻される。吹き飛ばされていたモンスター達は起き上がる様子はなさそうだが、その数は未だに多い。
「誰だか知らねぇが助かった」
「っ、ルーカス大丈夫!?」
「ああ、刻印のおかげでな」
ふらつきながらも合流したルーカスは、サクの言葉に苦笑いする。そして前を見据えた。
「しかしこりゃ厳しいな…。アンタ強さは?」
「ランクはD。下級モンスターくらいなら余裕があるわよ」
「おー。これは頼もしいな」
口笛を吹くルーカス。確かにランクは明らかにずば抜けている。中級眷属者の存在は大きい。
「サク。あなたはあの男の所へ行きなさい」
「え、僕ですかっ」
「このモンスターは私たちに任せなさい。行って」
「……はいっ、お願いします!」
そう告げ駈け出す。
その前に立ちはだかるモンスターをクレアは太刀で、ルーカスは大剣で切り裂く。切り開かれた道を突き進み、初めて笑いを解いた相手に向かい、剣を振り抜いた。
あたりに火花が飛び散る。再び剣のせめぎ合いはすぐに解かれ、打ち合いが始まる。左右上下に迫る剣を弾く。セフィアとの稽古で鍛えられた技の一つが役に立った。
しかし相手の剣技はなかなかのものだ。次々に迫る攻撃はやっとの事でついていける速度。どうしても攻めに行けずにいる。
まずはこの双剣を止めないと…!
サクは剣に稲妻を走らせる。一瞬にして現れた雷に男は目を見開いた。
「ディメンターか…っ!」
「はぁああああああああっっ!!」
気合いとともに雷を帯びる剣を振り下ろす。その攻撃を両手で止めに行かなければ防ぎきれないと判断した男は、双剣を【ウルスラグナ】に交差し重ねた状態で受け止めた。防がれた攻撃。しかしサクの狙いはそれであった。
「グ…っ!?」
男は驚愕する。己の腹には、サクの本命である蹴りが叩き込まれていた。
『人との戦いでは、ズルさを覚えなきゃいけないよ』
セフィアの教えが頭をよぎる。剣術、ディメントと一緒に習っていた体術は、見事に敵に命中した。
吹き飛ぶ。
男は何度も地面に体を打ち付けながら転がり、およそ二十M先で岩に衝突した。しばらくの間喘いでいた男は、信じられないというように言葉を絞り出す。
「な、なぜ蹴りのたった一つで、こんな衝撃が…っ」
そこまで言った男はサクの足を見、目を見開く。その足には、透明の物体が包み込んでいた。そう、まるで風が…。
「か、風の威力で力を倍増しただと…!?」
さすがの洞察力で、即座に見破った男は再度驚愕する。顔を歪めた男は、叫んだ。
「お前らあいつをやれぇええっ!!」
「ーっ!?」
「しまったっ!」
瞬間ルーカス達と戦っていたモンスターが標的を変える。そして一気に突っ込んだ。
迫り来る何十ものモンスター。その口を大きく開き、凶暴な歯がむき出しになる。そんなモンスターに、サクはスッと剣を向けた。そして
「【フレイムウィンド】!!」
爆発。
「なっ、まだディメントがっ!?」
炎、水、雷、地、風。この五つを操ることで一つのディメントである力だが、何も知らないものが見ると、それはいくつものディメントを所持する相手に思えるだろう。燃え盛る炎が迫り顔が照らされる。その表情は、恐怖の色が滲んでいた。
何体ものモンスターを焼き尽くし、放たれた一撃は。男を飲み込んだ。
次には凄まじい爆風が起きる。それぞれが腕で顔を覆い、相手を見据えた。
砂ぼこりが薄れ、確認できた男は、体から煙を出し地面に倒れていた。
その光景を唖然と見ていたクレアとルーカスは、やがて大きく息を吐いた。
「どうやら、相手はランクFだったみたいね」
「ディメントが強力だったってだけかよ」
バタッ
「「えっ?」」
安堵の溜息をついていた二人は素っ頓狂な声を上げる。音のした方にはディメントでバテたサクが倒れていた。
「お、おいどうしたんだよサクっ!?」
「あー、そういえばこの子。ディメント使った後は決まって倒れちゃうのよね」
「なーっ!?」
目を回して気絶するサクに取り乱すルーカスと、溜息をつくクレア。そんな二人の向こうで倒れる男はポツリと最後に告げた。
「計画は進行中だ」と
* * *
「ば、化け物だぁああっ!?」
クレアに念のためお願いをしに行った帰り、突如聞こえた声にアマリアは肩をビクつかせた。
「ーっ!?」
そしてその方向を向き、驚愕する。そこには何体もの【フラワー・ザック】、通称人食い花がいた。
壁外にいるはずのモンスターが壁のうちに入ってきたなんて話は聞いたことがない。というより不可能なのだ。それなのにこれほどの数…。
今までモンスターなど見たことがなかっただろう人々は悲鳴をあげる。アマリアは顔を歪めた。この様子では周りに派閥関係の人物はいそうにない。いるのは自分一人だ。
逃げ惑う人々、しかし一人の女性が標的とされ、狙われ始める。
その光景を眺めるアマリアは体を固まらせる。
昔の光景と周りが重なり合う。
来るはずのなかったモンスターに、仲間が、家族が次々に殺されて…
「させるか…っ!!」
自分は強さなどない。だが…
体の頑丈さは普通以上だ…っ!
「きぁああああああああっ!?」
ツルに捕まり悲鳴をあげる女性にムチが放たれる。しかしそのムチは、
女性に当たらなかった。
「うぐ…っ!」
あまりの痛みに涙が浮かぶ。女性をかばったアマリアは、その反動で地面を転がった。
その光景を見た人々が、固まる。
「い、今…」
「庇った、のか…?」
視線を集めながらなんとか立ち上がったアマリアは、歯を食いしばり
一歩踏み出す。
嫌われていても、蔑まれても
それでも私は…
「もう、誰も失いたくないんだっ!!」
両手を広げ、立ち塞がる。
その光景に人々は息を飲んだ。
「私は、もう逃げないっ!!」
ずっと後悔していた。あの日、目をつむり、耳を塞ぎ、何もかもから逃れたことを。だから決めた。もう逃げないと。今度は自分が守ると。
『ギュルァアッ!!』
「ぐ…ッ!」
飛ばされる。血飛沫が上がり地面を転がる。それでも…
立ち上がる。
ポタリポタリと額から流れる血が地面に落ちる。それでも彼女の瞳に揺るぎはない。
人々は驚愕した。ある男性は手を震わし、ある女性は両手を口に当てる。そして思った。
この子が何をしたというのだ、と。
害を与えたというわけでもない一人の少女を軽蔑し、何をやっているのだと。一人、また一人と心が揺らぎ始めていた。そのたった一人でその小さな背中で守ろうとしている少女の姿に。
「……え」
そして次には、倒れるアマリアの前に人々は立っていた。
「この先を通すなっ!!」
「守り通せっ!!」
まるでアマリアを守るように、その前に次々と人が集まる。
『ギュルァアッ!!』
モンスターが少しずつ近づく。その光景に誰もが恐怖する。しかし誰も逃げない。
「ーっ、何をやっているんだ!逃げるんだ!勝てるわけがないっ!」
その光景に唖然としていたアマリアは我に帰り叫ぶ。それでも退かない人々に向かってモンスターが迫る。そしてそのムチが放たれた。
瞬間、強風が吹いた。
『ギィエっ?』
何体ものモンスターの体が刻まれ、崩れ落ちる。その光景を誰もが唖然と眺めていた。
光り輝く金髪の三つ編み。
血の滴る銀色の剣、【ヴァイスリッター】。
「セフィア・カルヴァート…」
その一人の少女は剣をシュンッと払うと、前に踏み出した。
「もーっ!また一人で突っ込んでーっ!!」
その声とともに現れたのは、都市最強派閥、【ラミス派】の幹部だった。
肩に大双剣、【ヴォルティス】を担ぐルシア・アーレンス。
地面に槍、【シュレーガ】を突き立てるカラム・ベアリット。
腰の杖、【ティール】を構えるマヤ・カルヴァート。
巨大な斧、【ガルドルス】を持ち上げるジンラス・ブリックだ。
「ったく、ネルとディオンはどこ行きやがった」
「あやつらなら壁外じゃぞ」
「あー!さてはこんな下級モンスターの処理の面倒ごと押し付けたなっ!」
悪態をつくカラムに答えるジンラス。それに頬を膨らましたルシア達の様子は全く危機感を覚えていないほどだ。そんな彼らの隣で汗をかくマヤは、ポツリと呟いた。
「でも、これお姉ちゃんだけで片がつきそう…」
その言葉が聞こえた三人は前を見る。そこには一瞬にして宝玉を破壊してゆく少女の姿が…。
「あーっ!ズルいセフィアだけっ!私もーっ!!」
そう言って駆け出していくルシア。そして振り抜いた【ヴォルティス】は、その圧倒的な破壊力で次々とモンスターを切り裂いていった。
「あんまり街中で暴れるんじゃないぞー」
そう告げ歩き出すジンラスは、残りのカラムとマヤを連れ歩く。
「ちっ、数が多いな」
「そのようじゃ」
「えっ?まだいるんですかっ?」
驚くマヤに目線を向けたジンラスは、口を開く。
「マヤ。わしがモンスターを根こそぎ叩き出すから魔法で蹴散らせ」
「えっ?でも街に被害が…っ」
「そんなことにはならん。ほんじゃ行くぞ」
「は、はいっ!」
その声と同時にジンラスは斧を振り上げる。それを合図にマヤは詠唱を開始した。
「【幾多の矢となり敵を打て】」
斧が振り下ろされる。
「【その矢は光を帯び、魂を宿らさせる】」
地面に突き刺さると同時、辺り一帯が揺れ始めた。
「う、嘘だろ…」
「【わ、我を守りし光のツブテ。今輝きを現したまえ】」
それは離れた場所で戦うセフィア達にも伝わっていた。
「えっ?これって…まさか!」
「……」
瞬間、あちこちで爆発が起きる。それと同時に、空中に【フラワー・ザック】が飛び上がった。
ジンラスのディメントは、感じ取った気配に広範囲で攻撃を与えられる技。その破壊力は凄まじく、しかし地面以外には被害を与えなかった。
ジンラス。その強さは、ランクB。
「ま、マジで…?」
ルシアが苦笑いし言葉を漏らした。
「【ヴェロス・エストレア】!!」
瞬間、流星と化した矢が打ち放たれる。その幾多もの矢は、次々と打ち上げられたモンスターの宝玉を貫通した。貫かれたモンスター達は、一匹残らず体が崩れてゆく。次にはもうモンスターの姿はなかった。
「お、終わった…」
あまりにも一瞬の出来事に人々は呆然とする。そんな中、【ラミス派】の面々は、当たり前のように踵を返した。
「はぁ、こういうのは別で頼んでほしいです…」
「何言ってんの!マヤまた魔法の威力上げたじゃん!」
「うん、凄かったよ」
「っ、あ、ありがとうございます!」
これこそ圧倒的な実力。
「あれが、都市最強派閥…」
アマリアは、ポツリと呟き、意識を手放した。