「なんでなんだよ!」
ギャィィィ
金属音が鳴りひびく
「……また、力が必要になった、そういう事だ」
「訳わかんねぇよ!」
ギン ギャン ギィィィ
「ここから先は…お前が自分で見つけるんだ、ハセヲ」
そういうとAIDAが動きを変え、武器を弾く
キン キィン
「なっ!?」
「トドメだ」
AIDAが突き刺さる、データの体だ、やはり血は出ない、だが、苦しくなり、意識が朦朧とする
「お前はまた力を欲する…また追いかけてこい、そうすれば真実を知ることができる……」
その言葉の後浮遊したような感覚の後、地面に衝突した…
「く…そ……」
動くこともできなくなり、意識を深い闇に奪われた
「ねぇ、貴方…」
「……」
「何やってるの?さっきからずっとそうして」
左腕をずっと空中に向けている様子を見ていると何かしようとしているのはわかる
「手伝えること、ないかしら?」
「………」
こちらをチラリと見た、その時
ギャィィィ
先ほどまで鳴り続けていた音がまたなる、それを聞いた途端、つぎはぎの男は紅魔館の外壁に向かって走り出した
「ちょ!?そっちは壁よ!?」
そんなことも御構い無しで全力疾走し、壁に近づいたところで高く跳躍し、壁を蹴って空中で一回転、そして剣を突き立て乗り越えてしまった
「………」
ポカーンと立ってることしかできなかったが、今考えると門番は何をしているんだと思い門に向かう、寝てるか離れているのかと思い見てみると案の定寝ていた
「ちょっと?」
「むにゃ…ねてませんよ?……むにゃ…」
「ダメね、やっぱりお嬢様に門番変えてもらいましょうか」
「それは勘弁してください!」
この一言で起きてしまうのだからからかいがいがある、金属音はやんでいるのでもう終わったのだろう、そう思って自分の仕事に戻ることにした
「カイト、これ見て」
「どうしたの?司」
「何かあっても無視したほうがいいぞ?夜になると妖怪が…」
「戦闘があったみたい」
「何!?」
「戦闘?」
ここは魔法の森という場所らしい、僕、司、椛さんで神社に向かってるんだけどその途中に司が戦闘の形跡を発見したんだって、それに椛さんは食いついてたけど…
「見て」
司の指す方向には切り傷のある木、抉られた地面、足跡があった、木は何で斬ったかはわからないけど地面は長い剣なんかで斬ったものだと思う、足跡は…よくわからないけど靴以外に何かよくわからないものも…
「これは…妖怪の足跡だ、この様子だと…昨日か…?」
「そこまでわかるんですね」
「まあ、たまに見るからな」
「あの足跡新しいよ」
司が同じものと思われる足跡を発見した、こちらはぬかるんでいて新しいものだと僕でもわかる
「この方向だと…危険だな、探すか…」
「わかりました」
「いいよ」
こうして僕らは足跡を辿って行った、その途中に何かを引きずった後、伐り倒された木があった、これはどう見ても何かで切られたものだった、その先に目をやると白い服に縦のラインの入った白髪の男の人が倒れていた
「あの人だな、助けるぞ」
「はい」
「待って!」
そこまで喋らない司が大きな声を出して止める
「あの状況で放っておくのか!?」
「!」
「違う、来る」
僕も気づいた、焦ってたから今まで気付けなかったけど…
ガサガサガサガサ
「!?」
椛さんも何か近づいてくるのを感じ取ったようだった、しかもそれは一人ではない様子だった
ズザザザザザザザザ
何かが吹き飛ばされてきた、次の瞬間僕らは目を疑った
「「カイト!?」」
「僕!?」
全身はつぎはぎだけど僕だった…間違いなかった
ガサガサガサガサ
次の瞬間現れたのはバグモンスター、ゴブリンのバグモンスターらしい、数は10はいる、ターゲットがこちらや倒れてる男の人に飛んだらしく、いろんな方向に分散して走り出した
「やるしかないみたいだね」
「うん」
「こんな妖怪見たことないぞ…」
「僕は倒れている人を助けます!」
「わかった」
「早く行って」
腕輪、使うしかないのかな…そんなことを考えながらゴブリンをかわしながら男の人に近づく
さて……ヤバイ方向性が…
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