ケルト神話の英雄がいるのは間違っているだろうか   作:らんらんタワー

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どうも、らんらんタワーです。
感想ありがとうございました、これからもがんばります!
それでは第1話どうぞ。


第1話

in ダンジョン

 

 

俺はどことなく暗くて雰囲気がお世辞にもいいとはいえない洞窟の中にいた。

 

俺も最初は戸惑ったよ、いきなり暗い洞窟の中で眼が覚めるとか。

それに加えて今俺は結構面倒な状況だ。

いきなり壁に罅が入ったと思ったら、モンスターが湧いてきたんだからな。

 

「しっかし、洞窟の中でモンスターが湧いてくる作品なんてなんかあったかな?」

 

そう言いながら光の剣 クルージーンを振るう。

何故このクー・フーリンの武器を使えているのかというと、クー・フーリンの力を特典でもらったことによりその力として武器も含まれていたと言うことだ。

 

だが常人には到底扱える代物ではない、しかしクー・フーリンの力をもらった彼には当然扱える。

 

彼自身始めはいきなり襲われてびびったが、精神の強化によりそこらへんはカバーできたようだ。

そう考えているうちに、「ほれ、2匹目!」

 

6匹いたコボルドのような者の内、2匹をクルージーンでぶった切る。

 

残りの4匹は、敏捷 A+で動いた彼に反応することもできずに、後ろに回りこまれ3匹が腰から真っ二つになった。

 

最後に残った1匹は、「ちょうどだ、この槍も使ってみたかったんだ」

 

彼がそう言った後に、彼の手に現れた槍は銛のような形状をしていた。

 

「ゲイ・ボルグ、敵を逃さず命中する能力見せてもらうぜ」

 

彼は槍を弓を引き絞るように魔槍を構え、魔力を槍に集中させる。

 

「いくぜぇぇぇ!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)!」

 

コボルドは怖気ついて逃げようとするが、槍が放たれた。

 

この槍は、「心臓に刺さった」という結果が作り出されてから放つので、因果逆転の呪いを逸らすほどの幸運がなければ助からない。

 

無論このモンスターがそんなものを持ち合わせているわけもなく、結果どうりに心臓を貫いた。

 

刺さったモンスターはというと、「うわぁ、魔力こめすぎたかな」

 

心臓を貫いたはずの槍の魔力が多すぎて、上半身のほとんどが抉れていた。

 

「これからは力を制御しなきゃいけないな・・」

 

「そういや、さっき殺したモンスターの体がないな」

 

不思議に思い、あたりを見回すと彼の足元には綺麗な石の様な物が転がっていた。

 

「ん?なんだこれ。結構上質な魔力が込められてるな、もしかしてモンスターを殺すとドロップするのか」

 

「う~む、こんな雑魚でもこれくらい上質な魔力の込められた物がドロップするなら、集めるのには苦労しなさそうだな」

 

まあこれがどんなものかは詳しくは分からないが、この洞窟を抜ければ何か分かるだろと思って歩き出す。

 

途中でこの洞窟がいくつもの階層で構成されていることに、気がついたので上に向かって歩いていけば外に出られる事が分かった。

 

そうこうして魔力の込められた石を回収しつつ、歩いていると・・。

 

「うわあああああ!!!」

 

「ブモォォォォォ」

 

「なんだあれ!?」

 

真っ白なウサギみたいな少年が彼の横を通り過ぎて行き、その後を牛のようなモンスターが追いかけていった。

 

だがあれはどう見ても少年が危険すぎる状況に置かれていることに考える時間は要らなかった。

 

「あの少年殺されるかもしれねえな」

 

彼は他の人が殺されるような状況で見捨てるほど冷徹ではない、かといって何でもかんでも人を助けるようなお人よしでもない。

 

しかしあの少年が殺されることは自分にとって良くないことだと無意識に判断し、体が動いていた。

 

驚くほど速さで走って牛のようなモンスターに追いつく。

 

だが状況は良くない、牛のようなモンスターは手に持つ岩の様な剣を振り上げ、少年を切ろうとしていた。

 

「ちぃ、間に合えよ!」

 

そう言い、また魔槍を構え牛に投げる。

 

「・・・・?、ブモ!?」

 

いきなり後ろから凄まじいほどの殺気を感じて後ろを振り向いた牛は、後ろにいた男から放たれた槍に恐怖を覚えた。

 

その場からなんとか逃げようとしたが、そうはいかない。

 

槍は牛の体を不規則な軌道を描き、心臓を貫いた。

 

「ふう、今回は魔力を幾分か抑えたから抉れることはなかったか」

 

牛に刺さった槍を回収するために近くに寄ったら、「また、死体が無くなって石が残ってやがる」

 

石と槍を回収し、その場に力なく座り込んでいる少年に話しかける。

 

「よお少年、大丈夫だったか?」

 

「は、はい!だだだだだ大丈夫です」

 

「そうか、ならよかった」

 

2人がそんな会話をしていると、後ろからほかの者の気配がした。

 

振り向いて見ると、後ろには金髪少女がいた。

 

「あ・・あの」

 

「ん?どうした」

 

「さっきの槍ってなんですか・・?」

 

うわお、見られてた。少年ならあの時は恐怖で牛しか見てなかったからいいが、この子には見られてしまったようだ。

 

「いやあの槍は少し特殊でな」

 

少しどころではないがな。

 

「そうですか・・・」

 

これ以上質問されるとまずいものもあるが、ここの情報も知りたい、どうすれば・・。

 

あっ、そうか。あの少年を使えばいいんだ。

 

「わりぃな、俺はあの少年の仲間だからあいつのことを送りに行かなきゃいけねえんだ」

 

「ふぇ?」

 

「ほら、少年行くぞ!」

 

「えっえっ、ええええええ?」

 

少年は彼にわけも分からず腕を掴まれて、連れて行かれた。

 

「・・・・なにあの人」

 

あの槍は少し特殊といっていたがどう考えても、少しどころな話ではない。

膨大な魔力があの槍に込められたと思ったらまさか私が反応できないほどの速さでミノタウロスに向かって突き進み、その心臓を正確に貫いた。

 

彼自身の技量だけではなく、あの槍にもなにか隠された秘密があるのではないかと思う。

 

「でも、あんまり怖くなかった・・・」

 

あれほどの力を有しているのにも関わらず、彼には不思議と恐怖がわいて来なかった。

今度はゆっくり話をしたい、そう思う少女がダンジョンに残された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒロインは未定、アイズは主の好みと思っていたのか?(あっ、やめて出荷しようとしないで)

主はあまり戦闘を書くのが得意ではありません、なので戦闘シーンに関しては期待はしないほうがよろしいかと思います。

第1話読んでいただきありがとうございました。
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