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第1話
見渡す限り瓦礫ばかりで、とても人が住んでいたとは思えない程閑散とした街で、一人の青年が、獲物を狙う獅子のように息を潜めて、前方を見ていた。
すると、インカムに連絡が入った。
「まもなく作戦時刻だ。各員、打ち合わせ通りに行動しろ。カウント開始。10.9.8.7.6.5.4.3.2.1 突入!!!!」
その言葉と同時に、青年は飛び出し、一瞬で目的の建物に到着し、手に持つ漆黒の刀を構えると、鋼鉄の扉に向かって、縦に
ズバッ
と、切ると
扉を乱暴に蹴飛ばし中に突入。
中には、四十人程の男達がいた。
「ッッッ!!、クソここもバレたか!!
撤退だ!今なら、目の前にいるやつだけだ!
全員、奴に向かって、叩き込んでやれぇぇ!!」
ドドドドドドドド、ドルルルル!!
目にも止まらぬ速さで、弾丸が青年に打ち出された。
だが、青年には届かず全て自分達の方へはじき返された。
(クソッ!!、魔法師かよ)
男は、薄れゆく意識のなかで、自分の運命を呪わざるおえなかった。
魔法。
それが、伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となっても戦争や紛争はなくならなかった。
そして、そんな危険極まりない地域で働く職がある。
傭兵だ。特に、魔法を使える者はかなり優遇され試験にさえ受かれば、年齢などは二の次だ。でも、魔法が使えて傭兵やる奴は、かなり稀だ。傭兵やる程の戦闘力があるならば、国の軍隊に入って十分働くことができるし、国も、
実際に、戦える魔法師は、喉から手が出る程欲しい人材だ。
青年も、十歳の頃から傭兵をやり始めた。今年でもう、五年だ。 様々な国に、軍隊に誘われていたがすべて断っていた。彼は、自分の故郷以外に所属する気などさらさらなかったからだ。
でも、もう傭兵稼業も終わりだ。
五歳で拾われ、様々な所へ連れていかれ、自分を守る為に出来る限りのことは、してきたつもりだ。
来年には、十年ぶりに帰国し、魔法科高校へ通う為である。
(十年ぶりかぁ、あっという間だったな
日本語話せるか心配だな まぁ何とかなるか?
ていうか、あいつ元気してるかな?
十年経ってんだからさすがに大人に、なってるだろ
あいつの実家はかなり、厳しかったからなぁ、大変だろう
魔法の才能もかなりあったから、
順調に進学して、楽しい学生ライフを満喫してんのかな?
同じ高校かはわからないけど、
あいつの実家のネームバリューを考えたら否が応でも耳に噂ぐらいは、入ってくるやろ
来年分かるし、いいか・・・・寝よ)
そんな、取り留めのない事を思いながら、
青年は眠りについた。
とりあえず、頑張って最低週1回投稿していこうと思います( ̄^ ̄)ゞ