戦艦大和 推して参ります!!    作:凜樺

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リアルが多忙のため更新遅くなりました。
眠い中書いてることもあり確認はしましたが言い回しや誤字等あるかもしれませんが楽しんでいただけたらと思います。

それでは本編スタートです。


~一航戦抜錨~

「索敵反応ありません。」

甲板に九九艦上爆撃機を収容しつつ状況を隣の空母に伝えた。

「私の偵察機にも反応ないわね、赤城さんもう一度索敵機を出そうかしら?」

新たに矢を番えようとしながらチラリと隣を見た。

「そうですね、私と加賀さんで直掩機と攻撃機を残してもう少し索敵を密にしましょうか。」

そういって二人の空母からは敵艦隊を発見すべく索敵機が上空へむけて発艦していった。

 

ここは大和たち第一戦隊より先に出撃した第一航空戦隊である。

今回の作戦において敵機動部隊撃滅という重要な任務をおっているが如何せん敵機動部隊を発見できずにいた。

ここでさくっと紹介しておくが第一航空戦隊は赤城、加賀の正規空母が二隻、駆逐艦舞風、雪風、浜風、江風、軽巡洋艦那珂の7隻で編成されていた。

砲雷激戦を中心とした大和たち第一戦隊とは違ってこちらの主力は航空機である。

索敵により敵を発見、アウトレンジからの攻撃が主な戦法である。そのためいかに索敵が大事かということがお分かりだろうか。敵を見つないとこちらから攻撃できず見つかってしまえばこちらは敵機動部隊の攻撃の的になってしまうのである。

そのため、敵の発見の報がなかなかない赤城は焦っていたのである。この戦いにおいて後手に回ってしまうと作戦遂行に大きくかかわってくる。そして、後ろには最近就役したばっかの超弩級戦艦が控えているのである、自分たちがここで無様な姿を見せるわけにはいかないそう感じていたのである。

「赤城さん焦ってはだめよ、索敵機は飛ばしたんですからあの子たちを信じましょう。」

焦っているのが隣にも伝わってしまったのか、加賀は私の方を見ながら少し微笑んだ。

いつもは感情が表に出ないタイプなのだが、こういうときに隣にいるととても心強いと感じた。長く一航戦として一緒に前線に立ってきた賜物であろう。

さっきのような焦りも少し薄れたような気がしたが、弓を握る手はまだ力が入っていた。

―ザザッ…

自身のレーダーに先ほど飛ばした偵察機から通信が飛んできた。

通信を聞き取り全員に向かって

「敵空母2軽空母2軽巡1駆逐4、まだ敵はこちらに気が付いていないわ、先手を取って一気に叩きましょう!輪形陣に変更、私と加賀は第一次攻撃隊発艦準備?」

とテキパキを指示を出して矢を番えてキリリッと引いた。

ヒュンという音と共に矢は水平線へと放たれその矢がばらけて艦載機へと変貌した。

赤城からは零式艦上戦闘機二一型9機、九九式艦上爆撃機9機、九七艦上攻撃機9機が、加賀からは同じく9機、9機、13機が発艦して敵機動部隊へ向けて出撃していくのであった。

58機の第一次攻撃隊はある程度高度を取ると編隊を組んで敵へ向けて飛んでいた。コクピットには誰が乗っているのか気になる方もいるだろうが今回はまだ内緒にしておこう。ちょっと艦娘たちの戦闘において重要な役割を果たしているとあるヤツが存在しているとだけここでは書かせてもらおう。またの機会にでもきちんと紹介できたらと思う。

話がそれたので戻そう。

その攻撃隊も敵の上空に到達していた。編成は空母ヲ級2隻、うち1隻がelite、軽空母ヌ級が2隻、軽巡ホ級、駆逐イ級4隻でeliteヲ級を中心に輪形陣を敷いていた。

軽空母からはこちらに向けて艦載機を発艦している最中だった。

航空機の戦闘においての基本は相手より高度をとるかである。この場合こちらがすでに高度を取った状態からのスタートなので、幾分かこちらに有利であった。

9機の零戦が逆落としから発艦したての敵艦載機にむけて突撃していった。

零戦から放たれた20㎜機銃によってバタバタと撃墜していく中、今度は九九艦爆と九七艦攻が敵艦隊に向けてと突撃。九九艦爆は艦載機を発艦しようと準備しているヲ級に急降下爆撃を敢行しようとしていた。イ級とホ級からの対空砲火の中、4機と5機の編隊に別れて爆音を轟かせながらヲ級に向けて爆弾を投下し、艦首を一気に上空へと向けた。艦爆から投下された爆弾のうち一個がヲ級の飛行甲板に直撃、今にも発艦しそうだった艦載機に誘爆、大爆発を起こした。さらに遅れて投下した爆弾がさらに直撃、遂にヲ級は空母としての能力を失い操行不能となった。

上空へ気を取られていた駆逐イ級の二隻が巨大な爆発音とともに轟沈した。九七艦攻によって放たれた魚雷が直撃したのである。奇襲は成功だった。

第一波の攻撃によってヲ級が大破、ヌ級が中破、イ級二隻を撃沈の戦果をあげた。艦載機から赤城、加賀へと戦果の報告とともに第二次攻撃の打診が届いた。

赤城はその報を受け満足そうな顔で

「思いのほか戦果をあげましたね。次の攻撃で壊滅できるかしら。」

そんな赤城に加賀は少し強めな口調で

「慢心はダメよ、赤城さん、敵はまだヲ級eliteが残っているわ、第一波の艦載機を収容して補給している間に敵機の襲撃にあう可能性は高いわ。」

心配そうに空を見上げながら矢を番えて放った。敵の襲撃に備えて直掩の零戦を十数機待機させたのであった。その様子を見て赤城はクスッと笑った。

「どうしたの?」

むすっとする加賀を見ながら

「いえ、なんでもないわ、私も直掩機を出すわ。」

と矢を番えて放ち上空に零戦を待機させるのであった。

前世の記憶があるせいか加賀は慎重なのだろうと思った。私も少し慢心し過ぎたかしらと少し気を引き締めなおした。

加賀の懸念は見事に的中するのである。ヲ級とヌ級から放たれた艦載機が赤城たちの攻撃隊を追って一航戦へと向かっていたのである。

 

 

場所は変わってここは大和たちにいる第一戦隊。

赤城達が善戦してる方を駆逐艦舞風から受けた長門は

「一航戦が戦闘を開始したそうだぞ、作戦は成功のようだな。」

と少し頬を緩めて告げた。

それを聞いた艦娘からはおお?と歓声が上がった。あとは機動部隊壊滅の報を受ければ自分たちの出番である。

ただ、ひとつの懸念が大和を過ぎった。

「敵の編成、拠点を守るにしてはすこし少ないように感じませんか?」

と疑問を長門にぶつけてみた。

「そうだな、ただ瑞鳳の索敵にも引っかかっていないしな。」

先ほど帰ってきた瑞鳳の索敵機に敵影の発見は出来なかったのである。

「大和の言う通り戦艦クラスが控えててもおかしくはないわね~」

陸奥も私の話に同意した。長門もんーと腕を組んで

「確かにそうだな。基地防衛艦隊も含めて少し数には違和感を覚えるな。」

不穏な空気が艦隊を覆っていくような感じがした。

―ザザッ

自分の装備をしていた22号水上電探に反応があった。しかも、瑞鳳の索敵外の方向から。

「水上電探に艦あり!!!」

全員がビクッと大和の方に視線が集まった。最新鋭の戦艦だけあってはじめから電探もいいものを持っているのと、艦橋が長門たちより高い為索敵範囲も広いのである。

「数は?誰がいる?」

長門の言葉に電探に集中した。思いのほか近くまで接近されているようで艦種はすぐにわかった。

「重巡クラスが2隻、軽巡3隻、駆逐艦4隻です!!」

「戦艦がいないだけましか。瑞鳳、スクランブルで艦載機を発艦、単縦陣に変更、全員砲雷激戦用意!!」

瑞鳳は矢を番え弓を引き絞り慌てて艦載機を発艦させた。

艦隊は陣形を単縦陣へと変えて敵艦隊へ向けてスピードを出した。

敵の編成は重巡リ級elite1隻、重巡リ級1隻、雷巡チ1隻、軽巡ホ級2隻、駆逐艦イ級4隻であった。

さすがの大和の電探であっても雷巡と軽巡の区別が付かなかったのである。少し艦種が似ているのでそこは仕方ないのだろう。

戦艦クラスがいないだけまだましかと思いつつこちらの射程まで敵艦隊を捕捉した。

「九一式徹甲弾装填、46㎝三連装砲一斉射!!」

重巡リ級eliteに向けて主砲を狙い撃った。けたたましい轟音とともに46㎝砲9門が火を噴く。数十秒の滞空時間とともに放った砲弾のひとつがリ級に直撃した。

たとえ、eliteといえど所詮は重巡、ましてや大和の砲弾である。かすっただけでもダメージは免れない。ましてや直撃である。爆発音とともに跡形もなく海の底へと沈んでいった。むしろ、沈んでいく残骸すらあるのだろうか、そんな一撃をいきなり敵艦隊へぶちかましたのである。

ふぅといきなりの実戦で緊張していたが着弾を確認して一息ついた。ここまで綺麗に決まったのは演習でもなかったなと思っていると

「すごいな、大和…46㎝のうわさが聞いていたがそこまでとは思わなかったぞ。」

私の方を見て長門はたまげたなぁと表情をしていた。それもそのはず長門と陸奥の装備している41㎝砲では今いる位置からでは届かないのである。

いきなり重巡をアウトレンジから重巡を撃沈された敵艦隊にはどうようが走っていた。そこに先ほどスクランブルで発艦した瑞鳳の航空隊が殺到したのである。

零戦7機、九九艦爆7機、九七艦攻11機の編隊である。大和の砲撃で艦隊陣形が崩れていたためまともな対空砲火すら撃てなかったのである。

九九艦爆から投下せれた爆弾がイ級2隻に直撃、大破炎上を起こし、九七艦攻から放たれた魚雷は、チ級とホ級に直撃にこちらは撃沈をさせていた。

「攻撃の成功を確認、軽巡2撃沈、駆逐2大破炎上です♪」

瑞鳳からは嬉しそうな声が漏れていた。大和から放たれた先制の一撃がここまで敵を乱すとは思ってもみなかった。

それを聞いた長門は

「よくやった、全速前進で残党を排除するぞ!」

まともな反撃もされることなく長門、陸奥両戦艦からも41㎝砲が火を噴いた。それと同時に夕雲、巻雲、長波、朝霜からは魚雷が発射された。

戦艦からの砲撃でリ級を大破させ、残ったホ級とイ級には駆逐からの魚雷が直撃これを撃沈させたのである。

「私たちの出番がありませんわ!」

「パンパカパ~ン」

重巡高雄、愛宕の20.3㎝砲が大破炎上中の敵に向けて発射、これを撃沈させたのである。と言うより大破で航行不能になった敵へのもはやリンチに近い状況であった。

こうして、いきなりの遭遇戦となった緒戦は敵艦隊全滅と第一戦隊の勝利に終わったのである。

 

瑞鳳の艦載機を収容して艦隊は作戦目標である敵基地撃滅に進路を取った。

先ほどの勝利でも艦隊の雰囲気は芳しくなかった。それもそのはず赤城、加賀のいる第一航空戦隊が今度は敵の艦載機の攻撃にさらされているとの報を受けたのである。

「向こうの状況があんましよくないな…。」

大和の前方では長門が厳しい表情をしていた。ここで一航戦がやられてしまっては今度は自分たちの艦隊が敵機の標的にされてしまうため作戦遂行どころではなくなるのである。目標へ向けて進む艦隊の足取りは重かった。

 

 

時間は少し遡る。

第一波の攻撃隊の艦載機を収容していた赤城、加賀の上空にはヲ級、ヌ級から放たれた艦載機が殺到していたのである。

加賀の懸念が的中したのだった。上空に直掩の零戦を待機させていたためバタバタと敵機を落としていったのだが、そこまで待機させていた数が少なかったため、戦闘の間を縫って爆撃機が爆弾を投下してきた。

攻撃を予想していた加賀は難なくそれを避けたが、那珂に直撃した。

「顔はやめてってぇぇぇぇぇぇぇえ!」

那珂の悲痛な叫びが聞こえた。直撃を受け服がボロボロになり肝心の対空装備も壊れていた。せめてもの救いは航行可能だということだった。

先ほど爆撃を敢行した敵機も直掩機によって撃ち落されていた。

爆撃に気を取られていたため魚雷が近づいていたことに気が付かなかった。

「しまった⁉」

とっさに回避行動を取ったが魚雷が左舷に直撃した。

「加賀さん!!」

赤城から悲痛な声が届いた。回避行動をかろうじてとっていたため多少の浸水で済みそうだ思い

「大丈夫、問題ないわ。」

そう赤城に言って矢を番えて直掩の零戦を発艦させた。その様子を見た赤城はほっとしたようだったが心配そうな顔は変わっていなかった。

しかし、敵機の反撃も上空に零戦を待機していたため被害もここまでだった。自分の被害を確認して作戦継続に問題ないと判断して

「このまま第二波の攻撃隊を発艦させましょう。」

と進言した。那珂も直撃こそ受けたが航行可能というのが大きかった。

それを聞いた赤城も表情こそ暗いかったが

「そうね、このチャンスを逃したら敵の防衛も厚くなって作戦がもっと厳しくなるわね。」

納得したように頷き補給の完了した攻撃隊の発艦を開始した。艦載機の被害もそこまでなかったので、第二波攻撃隊は合わせて、零戦18機、九九艦爆22機、九七艦攻30機計70機の大編隊であった。

勿論反撃する手立ては相手に残ってるわけもなくこの大編隊からの一方的な航空攻撃によって敵艦隊の全滅の報が暫くたって届いたのである。

前哨戦としては加賀の小破、那珂の中破これだけの被害でふたつの艦隊を壊滅できたのはとても大きいと言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか。
今回は初の戦闘描写を書いてみました。なかなか難しいなぁと思いました;;
さて、次回は大和たち第一戦隊がメインになるかなと思います。
赤城加賀がメイン気味でしたからねwww

楽しんでいただけるのが一番です。
ご意見ご感想等ありましたらお待ちしております。
今後ともよろしくお願いします。
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