あの日死んだ僕は
なぜか
真っ白な世界にいる
そんな世界を僕は歩き回る
どこに行けども出口のない世界を僕は
歩き回る
そんな僕の前に
真っ白い人が現れた。
「ふっ。ここがどこだかわからないようだな」
いきなり声をかけられて僕は驚いた。
さっきまで誰もいなかった空間に突如現れたのだ。
驚いて腰を抜かしている僕にその真っ白い人は僕に語りかけてきた。
「少々驚きすぎではないか?」
とその人は聞いてくる。
「いやいや!普通驚きますって!いきなりなにもない場所から人が現れるなんて…それにここは何処なんですか!?」
この状況を理解できない僕は少し大きめな声でその真っ白い人に言う。
「ここは死んだ者が通る。あの世への道だ。」
「そ、そんなわけ!だって僕はこうやってあなたと会話できてるんですよ!?生きてる人と」
僕は言う。
「まず、先に言っておく。私は既に死んでいる…いや?死んでいるとは言えないか?うーん……でもー?」
僕をそっちのけで自分は死んでいるのか死んでいないのかについて真剣に悩み始める真っ白い人。
えっ?なにこれ?僕の存在忘れてない?
死とは何かという哲学の考えに真っ白い人が入りそうになったので僕は声を掛ける。
「あ、あのー?もしもし?」
「うん?何かね?私に何かようか?」
は?え?今なんて言った!?さすがに心は海より広いって言われてる僕でも怒るよ!?
「なんなんですか!?いきなり私は既に死んでいる(キリッ)とか言ってきたと思ったら。あれ?私死んでなくない?とか言い始めて一人で死ぬとは何か?という定義に入り浸って…てか僕の存在完全に忘れてましたよね!?全く僕は何が何かさっぱりなのに!!」
とさっきまで感じていた緊張や驚きの感情は何処のその、僕は真っ白い人に対して怒鳴った。
「あ、あのー」
真っ白い人は聞いてくる。
「何ですか!?!?」
「そんな怒らなくても…」
「………」
無言で睨みつける僕。
「き、聞こえてますか?」
「………」
「無視してすいませんでした!!!!!」
真っ白い人がDOGEZAをして謝ってくる。
傍からみたら嫁に浮気がばれた夫のような感じだった。
「まぁ、許してあげます。次無視したら怒りますからね!?」
僕は言う。
「あ、ありがとうございます。」
皆さん忘れてはいけない。創生君はまだ小学生だということに。
「気を取り直して…ここは何処なんですか?」
と僕は聞く
「ここは死んだ者しか来れない場所でね?」
「嘘ですよね?」
「いやこれはホントだから怖い目しないで!うーん…じゃあ君はさっきまで何してた?」
真っ白い人は聞いてくる。
「えっ?さっきまで?えーと…」
僕は少し考える。
えーと確か朱乃ちゃんの家に向かっていて、大きな音が聞こえて朱乃ちゃんと朱璃さんが剣みたいので斬られそうになってたから助けようと思って必死に走った後背中に鋭い痛みがあったような?
あれ?上手く思い出せない。
でもあんな鋭そうな剣で斬られたら普通……
「何か思い当たるのじゃろ?」
真っ白い人は言ってくる。
「はい…もしかして僕…ほんとに死んじゃったんでしょうか?」
僕は涙目になりながら聞く。
「まぁ、ここにいるからそうじゃろうな。」
その言葉に僕は我慢できず泣いてしまう。
普通に考えて泣くのは当たり前であると言えよう。
それも小学生だ。自分が死んだなんて事実を突きつけられたら誰でも泣く、または驚いて腰を抜かす。
数分後泣き止んで冷静なった僕はふと思う。あの後朱乃ちゃん達はどうなってしまったのだろうか?
まさか…殺されてしまってはないだろうか?
そんな不安な感情を顔に出していたのか
真っ白い人は僕に向かってこう言う。
「君が庇った者は、ちゃんと生きているよ。」
嬉しかった
最後に自分は大切な人を守れた。
それがとてつもなく嬉しかった。
・・・真っ白い人said・・・
私の本体が死の間際に創った空間に死んだ子供の魂が迷い込んできた。
初めてのことだった。私の空間に入ってこれる者がいようとは、この空間には誰よりも純粋な心で誰かを守りたいと思った者にしか来れないのだ。
だから彼が起きるまで彼のことを調べた。
もちろん!私の息子が創ったシステムでね!
あれホント便利!なんでも調べたいことがすぐに出てくるしね!
話がそれたね!
でその子が死んだ理由を調べてみたわけ。
そしたらこの子の死因は他人を守るために身を挺して庇った時に受けた斬撃だった。それも斬られた者は生まれ変わっても呪われ続ける妖刀だった。
能力は18歳までしか生きられないというものだ。
あまりにも惨過ぎる。
彼は私と同じように自分の生死を決められてしまったのだ。
私は時間で死ねない。病気でも死ねない。世界が壊れるか他人に命を無くすまでの力を使うまで死ねない。
そんな呪いを私は掛けられていた。死ぬ間際の私自身によって。
世界が壊れるなんてまずあり得ない。だって私はあの世界に存在しないし。
それに私は他の者に力を使わない。私の力は世界を変えかねないから。
彼が起きたので少し話しをしてみた。
彼は案の定自分の死に悲しんでいた。
そして数分後彼は自分の今後ではなく朱乃という少女の心配をし始めたのだ。
自分の今後より。
そんな彼の姿を見て私はあることを決めた。
この彼なら私の力を悪用しないのでは?それに彼は私の空間に入ってこれたのだ。純粋に誰かを強く守りたいと思わないと入れない場所に。
だから私は私の力を預けることにした。
朱乃という少女が生きていることに喜んでいる彼に。
・・・真っ白い人said out・・・
朱乃ちゃんが生きていることに喜んでいる僕に真っ白い人が話しかけてきた。
「君はあの世界でもう一度生きたいか?」
え?
「君にはもう一度あの世界で生きる価値が君にはあると思う。もしあの世界でもう一度生きたいと言うならば私は君を生き返させよう。」
「僕を生き返させてくれるの?」
と僕は聞く。
「君が望むならな。」
「ほんとに?」
「うむ。」
「あの世界で生きて良いというなら僕は生きたいです。あの世界で」
「だが制限を付けさせてもらおう。君には今から神をも超える力を渡してしまうことになる。だからそれに制限を掛けさせて貰おう。」
「まず、私の力は1日5回までしか使えない。それ以上使おうとすると君の生命力を奪うようにした。」
「18歳を超えた後私の力を使う度に少しずつ君の生命力を奪い君を殺すようにした。」
「世界の危機を救わなかった場合、君を殺すようにした。」
「分かったかね?」
「な、なんか物騒ですね!?で、でもがんばります。」
「ならいいじゃろ。」
そう言いながら真っ白い人は僕に手をかざし何かを唱え始めた。
((汝、我の、器とし、汝、世界の、理を、創る、者とし、汝、世界の、理を、破壊する、者とし、汝を、世界創生とする。))
なにかが僕を包み込んでいく
「あっ!それと私君の中で世界を観察させてもうから!」
と言いながら今にも気を失いそうな僕の中に光となって入ってきた。
少し内容を変えさせて貰いました。
これからも少しずつ変えていくつもりです。
ではでは
皆様また今度!