艦隊これくしょん ~純白の鳥の物語~   作:MR.ブシドー

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mission 2

ホワイト・グリントは暁、響、雷と後から合流した電の5人で鎮守府を巡っていた。

予想以上にこの鎮守府は大きかったため驚いたが、まだ人数が少ない事もあり寂しい感じがする。

 

 

「後、案内するところは…………あぁ!グリントさんが寝る所を司令官に聞いてないわ!」

「決まってないなら私たちの部屋で寝ればいいんじゃない?」

「「「それだ!」」」

「あの…………私の意思は?」

 

 

ホワイト・グリントに聞かず、暁たち4人に勝手に決められ少し困っていた。

嫌ではないのだが中身が男な分、一緒に寝るのに少し抵抗があるのだ。

 

 

「私たちと寝るの…………嫌なのですか?」

「…………同じ部屋でお願いします」

 

 

電が瞳を潤ませて見てくるのに、ホワイト・グリントは耐えられず同じ部屋で寝ることが決まる。

4人は満足そうに頷き、時間的に昼食を取るため食堂に向かう。

それぞれ暁、響、雷、電は定食を頼み、ホワイト・グリントはメニューの前で凄く悩んでいた。

何を食べるかは決まっているが…………問題は量である。

普通より少ない駆逐艦・潜水艦、普通ぐらいの軽巡・軽空母、大盛りの重巡、特盛の空母、そして特盛すら超える戦艦盛りと量の種類が豊富なのだ。

 

 

「まだ決まらないのですか?」

「申し訳ありません…………皆さんは先に行って食べていてください」

 

 

 

4人の料理は既に出来ており、ホワイト・グリントを待っているのだ。

このままではせっかくの料理が冷めてしまうと思い、言ったのだが4人は行く様子はなかった。

ホワイト・グリントは急がねばと思い注文したのは…………カレーライスの戦艦サイズであった。

 

 

「そ、それって本当に食べられるの?」

「…………久しぶりのご飯なので大丈夫だと思います」

 

 

出てきたのは山の様に盛られた美味しそうなカレーライス。

っと言うよりこれだけの量を普通は食べきれる訳がないと…………最初は全員が思っていた。

しかし現実は違った。

 

 

「…………Хорошо(ハラショー)

 

 

ホワイト・グリントは凄い勢いで食べていた。

4人がまだ駆逐艦サイズを半分程度食べ終えてる中、ホワイト・グリントは戦艦サイズを半分以上食べ終わっている。

駆逐艦と同じぐらいなのに、いったい何処にそんなに入るのだろうか?

 

 

「だ、大丈夫なのですか?」

「まったく問題ありません。むしろまだまだ入りますね」

「電やっぱりここに…………ってえぇぇぇぇぇぇ!?それは戦艦盛りだよね!?」

「あ、どうも」

 

 

電を捜してやって来た提督も、ホワイト・グリントが食べている量に驚き大声をだしてしまう。

そんな提督にホワイト・グリントは何時も通りの様子で挨拶し、あの山の様な盛られたカレーライスを完食する。

その姿を見たホワイト・グリント以外の人物は驚くしかなかった。

 

 

「…………もう少し食べたいですね」

「まだ食べるの!?」

 

 

           ◇

 

 

昼食を食べ終え一行は訓練のため移動していた。

電たちは装備を装着し、ホワイト・グリントは…片手に多量のサンドイッチが入ったバスケットを持っていた。

あれだけ食べたのにまだ食べるのかと、ホワイト・グリントの胃袋はどうなっているのか全員が不思議に思っている。

 

 

「それじゃ始めますけど…………グリントさんは本当にそこで観ているのですか?」

「はい。食料もありますし、電たちがいないと何処に居ればいいかわからないですし」

 

 

っと言う訳で海に出る電たちを見送り、1人残されたホワイト・グリントはその場に座りサンドイッチを食べ始める。

訓練と言ってもまだ4人しか居ないので、的を撃ったり魚雷の練習といった位だ。

まだ会って間もないのに4人がいないと寂しく思ってしまう。

 

 

「…………これからどうなるのですかね」

 

 

1人になった事でついポツリと呟いてしまう。

自分は本当にここに居ていいのか、自分がいることで電たちを危険な目に合わせるのではないかと心配になる。

 

 

「あ…………」

 

 

考え事をしながらモクモクとサンドイッチを食べていたのだが、先ほどの1個が最後だったらしくバスケットの中にはもう何もなかった。

こうなってしまうと手持ち無沙汰である。

ボーッと電たちの訓練を眺め終わるのを待った。

 

 

「隣いいかな?」

「提督ですか?サンドイッチならもうありませんよ?」

 

 

先ほど提督室に戻った提督が歩いて此方にやって来た。

書類仕事もあるハズなのにこんな所に来ていていいのだろうか?

 

 

「サンドイッチは別にいいけど…………あれだけのカレーライスを完食して、サンドイッチも1人で食べたのかい?」

「そうですけど?」

 

 

なに食わぬ顔で言うホワイト・グリントに提督はもう笑うしかなかった。

提督はホワイト・グリントの隣に座り、電たちの訓練を同じように眺める。

 

 

「…………何も話さないのですか?」

「うーん…………特にないかな。聞きたい事は聞いたからね」

「そうですか」

 

 

4人の訓練が終わるまでホワイト・グリントは提督と共にいた。

提督は訓練が終わって戻って来た電に怒られたが。

 

 

           ◇

 

 

4人の訓練が終わり夕食を取ってから、ホワイト・グリントたちは御風呂に来ていた。

電たちが訓練でかいた汗を流すためである。

ホワイト・グリントは自分の髪は自分で洗っているが、電は雷に髪を洗ってもらい暁はシャンプーハットを着用し髪を洗っていた。

 

 

「ちょっと響!あんたまだ髪洗ってないでしょ!!」

「髪が濡れるのは好きじゃない」

「それ艦娘が言うこと?」

 

 

髪を洗わず風呂に浸かろうとする響の腕を、ホワイト・グリントは掴んだ。

そのまま腕を引っ張り響を椅子に座らせると、ホワイト・グリントは微笑む。

 

 

「な、何をするんだい?」

「ちょっとお手伝いを…………はい、目をつむってくださいね」

 

 

ホワイト・グリントは響の頭に丁度いい温度のお湯をかけ、ワシャワシャと髪を洗い始める。

前世では幼い妹の髪を洗った経験があるため手慣れた様子であるのだが、ホワイト・グリントからするとかなり恥ずかしかった。

経験があると言っても数年前の事であり、自分もまだ幼かったため問題はなかった。

だが今は違い成長もしているため、かなり恥ずかしいのだ。

 

 

「はい、お仕舞いですよ」

「…………спасибо(スパシーバ)

 

 

髪を洗い終えると5人は御風呂に浸かり、しっかりと身体を暖めてから上がった。

各々髪を乾かしたりしホワイト・グリントは全てを終えると、よく冷えたビンの牛乳を美味しそうに飲み始める。

 

 

「本当に美味しそうに食べて、美味しそうに飲んでいるのです…………」

「そうですか?」

 

 

電の一言に口元に白い髭を付けたホワイト・グリントは首を傾げた。

本人に自覚は無いようだが、周りから見ると本人は美味しそうに飲み食いをしている。

 

 

「そうよ!空母や戦艦の人もそうなのかしら?」

 

 

雷はまだいない空母や戦艦の事を思い浮かべ非常にいい笑顔になった。

予想だが自分がお世話をしている想像でもしているのだろう。

5人は全てを終えると寝室に行き寝る準備を始めた。

 

 

「暁たちに前の世界の話を聞かせてもいいのよ!」

「え?」

 

 

寝る準備が終わった所で、暁がそう言い出した。

いきなりだったためホワイト・グリントは暁を見た後に電たちを見る。

 

 

「暁ちゃん、無理を言ったらダメなのです」

「でも電たちも気になるんでしょ?」

「それは…………」

 

 

気にならないと言ったら嘘になるため、電はホワイト・グリントをチラチラと見てしまっていた。

提督室での話は表面上だけで、ホワイト・グリントとしての詳しい話をしていなかった気になるのであろう。

 

 

「あまり面白い話ではないと思いますが、それでもいいなら話しますよ?」

「本当!」

「ええ。電たちも気になるのでしょう?」

「なのです」

 

 

4人はホワイト・グリントを中心に座り、各々が話を聞く体制をとる。

それを見てからホワイト・グリントは4やfaでの、この身体の元の活躍の話を始めた。

伝説の傭兵との共闘、企業を滅ぼした戦い、巨大な敵-AF(アームズフォート)との戦い、ラインアーク防衛戦など色々な話をする。

しばらくすると4人の寝息が聞こえ、ホワイト・グリントはクスリと笑う。

各々の布団に寝かし風邪をひかないように掛け布団をかける。

 

 

「…………おやすみなさい暁、響、雷、電。よい夢をみてくださいね」

 

 

気持ち良さそうに寝ている4人を見てから灯りを消し、ホワイト・グリントも布団に入ると丸くなり静かに眠りについた。




最新話でした!
mission 1の時は後書きを書いていませんでしたが、今回は忘れず書きました

やっぱりACは面白い!
ACfaではいまだに二段QB成功した事ないですが…………いいんです
自分にはタンクが似合っているから…………

ですがACVDでチームの仲間に言いたい事
それは…………お願いだからOWは自分じゃなくて、敵に当ててください…………
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