冒険の後は酒場で一杯   作:朝苗

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もう一つの方を放置しすぎていて文章の書き方を忘れてしまったのでリハビリとネタが思い浮かんできたので。
注意! リハビリ作品なのでめちゃくちゃ短いです


とりあえず一杯

―――迷宮都市オラリオ―――

 この『ダンジョン』と呼ばれる迷宮を有するこの都市には普通ではありえないほど多種多様な種族が暮らしている。

大通りにはヒューマンにエルフ、亜人(デミ・ヒューマン)が入り混じりながら歩いておりその中の一定数はその背にあるいは腰に武器を身に着け都市の中心部にそびえたつ白亜の塔を目指して移動している。

彼らは皆『冒険者』と呼ばれ、無限にモンスターがあふれ出てくる迷宮を仕事場とし神でさえも予想のつかないたった一つの物語をおのれの主神の名を背に背負って眷属の物語(ファミリア・ミイス)を紡いでいく。

 

 この都市では常に最新の英雄と英雄譚が産まれ下界に降り立った神々は自分の子供たちに恩恵を与えその物語を特等席で見守る。

それが世間一般に知られている迷宮都市オラリオの姿だ。

 

しかし、英雄といえども人であるからには世のため人のためにダンジョンに潜っているというわけはなく偶には「今日は天気が悪いから休もうかなぁ」とか酒場で仲間とエールを飲んで「この一杯のために冒険してるわぁ!」とか言っていることもあると思う。

 

 「つまり、オラリオの一級冒険者だってそんな日があるんだから俺が昼間からここで飲んだくれていたとしても何も問題はないわけだ」

 「そういう言い訳はちゃんとダンジョンに潜って冒険している冒険者のものです」

 

 先ほどのダンジョンを目指している人の流れから外れたいわゆる歓楽街のお気に入りの酒場「豊穣の女主人」で昼間から酒盛りをするための言い訳を力説していたのにそれをばっさりと切り捨てたのは給仕服をきたエルフの少女だった。

 

 「人聞きの悪いことを言うなよ。俺ほど勤勉にダンジョンに潜って働いている冒険者は珍しいぞ。今日だって散々コボルトをどついてきた帰りだってのに……」

 

 エルフの少女にジト目でにらまれながらもカウンターの指定席に座りながら今日の魔石を換金した袋を俺に水の入ったカップを持ってきたエルフの少女――リューに見せつける。

 

 「コボルトってまだ上層で狩りをしてるんですか。人の冒険に口は出したくありませんがそんなことではステイタスは上がらないでしょう」

 

 俺が差し出した袋を受け取り、リューは小言を言う。

言われていることは正論なんだが、そもそも俺は冒険だのなんだのはロキのところのちいさな勇者あたりにまかせて面白おかしく暮らしたいのだ。

ある神様はダンジョンについて

 

 「ダンジョンはダンジョンだろ。ダンジョンに何を求めてるんだよダンジョン」という言葉を残したらしいが俺からすればダンジョンは仕事場以外の何物でもないので強いて言うならこんなに毎日通ってるんだからそろそろ入場ポイントとかタイムサービスとかそういう茶目っ気を出してくれてもいいんじゃないかと愚考する今日この頃である。

 

 そんな風に今日も愛すべき酒場の女中たちに「安酒一杯で粘りやがって」という視線を酔ったふりでやり過ごしながら俺以外の冒険者が増えてくるのを待つのだった。

 

 




こんな感じで思い浮かんできたシーンを吐き出していきます。
多分続きもあると思います
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