ハイスクールDxD 俺の特典は万能です。そして屑になる。   作:t9!9EEW^v4dd#pTedBQJ

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原作開始前
転生という名の始まり。


 

気が付けば赤ん坊になっていた。

 

親も俺が幼い時に死別し、祖母が面倒を見てくれて、自立をした頃には育ての親である祖母も亡くなり、ただの日常生活を過ごすだけの人生だった。

早起きして、軽い朝食を摂り、仕事場に向かう。そして仕事を終え、その日の夕飯を買い、空いた時間で積みゲーや撮り溜めしていたアニメを見る生活。そして早めに寝る。そのサイクルの繰り返し。

 

 

 

だったはずだ。

 

 

 

目が覚めると、目の前にはアニメ化が決定したあの黄昏の女神のストーカーと化している水○の蛇みたいな奴がいた。

 

「あ、どうも。初めまして。もしかしてカール・クラフト=メルクリウスさんでしょうか?」

 

『私は今、女神コレクションを整理整頓している途中なのだ。相手するのも面倒だ。さっさといなくなってくれ』

 

超ウゼェェェェ!

何こいつ?

人が丁寧に話しかけているのに!

間違いない。女神至上主義者だ。

 

『求めよ、さらば与えられん。

探せよ、さらば見つからん。

叩けよ、さらば開かれん』

 

求める?特典か?

 

幻想殺し?聖なる右?サイヤ人?小宇宙?スタンド?北斗神拳?G.S?悪魔の実?忍術?魔術?異能?極道兵器?スーパーロボット?PF・ZERO?永劫破壊?分解と再成?超越者?聖剣?大罪武装?超合金ロボスーツ?核鉄?概念核兵器?複写眼?機巧魔神?マケン?斬魄刀?赫子?ESP?ボルトウェポン?神の権能?影?貂魔の炎?シャイニング・トラペゾヘドロン?

 

例を挙げればキリがない。

どれも魅力的だ。

 

しかしもっと簡単に制御出来て、万能なのがいい。

 

あった。

 

シンプル故に生半可な能力が通用しない。能力バトルの王道を。

 

ケンイシカワ先生の空間支配能力。

ほぼ何でもありの能力。

 

しかしだ、どうせ仏の軍団の雑兵程度になるなら...上を目指そう。

だってどこに転生するか分からないから。

 

「ラ=グース細胞の能力だけで!!」

 

「よかろう。抗え、足掻け、さらばだ」

 

そう言われると俺は意識を手放した。

 

 

 

 

 

-----

 

 

 

目を覚ますと、女性に抱き抱えられていた。

 

「初めまして、一誠。私が貴方のママよ。これからよろしくね」

 

「初めまして、一誠。私がお前のパパだよ。元気に生まれてきてよかった。これからよろしくな」

 

「オギャ〜」

ここは喋るのは得策じゃない。

赤ん坊らしく。泣く。

 

そして強烈な睡魔に襲われたから、寝ることにした。やはり赤ん坊だからなのか?

 

 

 

-----

 

 

 

 

『よう、相棒。会えて嬉しいぞ。赤ん坊なのは驚いたがな』

 

目の前に大きな赤い龍がいた。

身体が震える。

転生する前なんて、こんな大きな生き物を見たことなんてなかったから。

辺りを見渡すとただの白い景色がずっと広がっているだけだった。

 

「どちら様ですか?」

あ、喋れた。

見た目は赤ん坊のままだが。

 

『そうだな。自己紹介がまだだったな。俺の名は赤き龍の帝王の赤龍帝ドライグだ。これからよろしくな相棒』

 

赤龍帝。ドライグ。

先程の名前、一誠。

この世界はハイスクールDxDだ。

色々な神話の勢力があり、インフレが激しかった気がした。

 

でも負ける気はしない。

何せ空間支配能力があるから。

 

「俺の名前は兵藤 一誠。突然だけど歴代赤龍帝の怨念達を説得したいから案内してもらえないかな?」

 

『俺が言うのも何だが、やめておいた方がいいぞ相棒。いくら相棒が素質があっても彼奴らの怨念は悪質でタチが悪い。どうしても行くと言うのなら止めないが。本当に行くのか?』

 

俺は軽く頷く。

 

『分かった。無理と思ったらすぐに戻って来いよ? こんな事で壊れてしまっては"白いの"に笑われてしまうからな」

 

「大丈夫。俺には秘策があるから」

そう言って、目をつぶる。

 

目を開けたら景色が変わっていた。

さっきの場所とは違い、暗い。

黒い。居心地が悪い。

纏わりつくような気持ち悪さ。

 

そこにあるのは悪意。怨念。

負の概念だった。

 

『さぁ唱えよう。覇の理を』

 

『生きる物に死を』

 

『全てを殺してしまおう』

 

怨念達は俺に迫る。

しかし、そこまでだった。

 

「便利だなこれ」

特典の空間支配能力。

なんでもありとか反則だろ。

でもイシカワワールドではデフォルトなのだ。

 

「お前達の気持ちも分かる。強制される殺し合いを。怨みが募るのも分かる。でもだ、その悪意を他人に押し付けるな。鬱陶しいぞ」

 

この空間は完全に俺の領域になった。

 

 

 

 

 




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