私立グリモワール魔法学園~Another story   作:風飛の丘

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自解釈、独自設定により原作を大切にされている方はご遠慮下さい。主人公はオリ主 不定期投稿
各専門用語については後書きにて補足
誤字、脱字等ありましたらご了承下さい。

この作品の前に番外編7花火大会編を投稿していますので、まだの方はそちらもどうぞ。



グリモア 第24話 シャルロット・ディオール 編

「さて、準備も出来た。待ち合わせの場所に向かうか」

学園の中庭で彼女とクエストに行く為に、待ち合わせをしていたのだった。

 

そして、やって来たのは修道服姿のシャルロット・ディオールだった。

19歳 身長180㎝ 体重61㎏ B98 W60 H95

趣味 神への祈り 特技 悪魔退治

先日、宗教勧誘で2時間ほど教会で捕まったばかりだが基本的にすごくいい人だと思っている。

 

「お待たせしました」

「銀河様と本格的に組むのは初めてでしたね。本日は、よろしくお願いします」

 

「こちらこそ、よろしく」

 

「それでは、出発の前に魔物を確認しておきましょう。さて、こちらの写真てすが……」

彼女はデバイスに表示させた魔物を見せてくれる。

 

そこに表示されていたのは【メドゥーサ】髪が蛇になっていて、彼女の目を見た者は石化してしまうと言う。ギリシャ神話の登場する悪魔だった。

 

「いわゆる、悪魔と称される型の魔物ですね」

「日本で出現するのは珍しいと聞いています…… 多分、それでわたくしに討伐依頼が来たのでしょう」

「ヨーロッパでは比較的、ポピュラーな魔物の一種です」

「引き連れている下僕は【メドゥーサの頭部】頭だけの魔物は、強い訳ではありませんが人型の方は危険です。人型の方は目を見ただけで石化してしまいます」

 

「されど、全力で消滅せしめましょう」

 

「わたくしとあなた様の神のご加護があらんとこを……」

「神よ、願わくば我を守りたまえ、我なんじに寄りたのむ」

彼女は歌うように祈る。

 

「さぁ、神の敵を倒しにゆきましょう。正義は我らにあります」

 

「いざ、聖戦へ」

 

□□□

森の中

 

「改めて、わたくしの戦い方をお伝えしておきましょう」

「ヴィアンネ教司会での修行で授かった力は神の力」

「聖なる光と神の言霊…… 歌ですね」

「わたくしの光にも、魔物を浄化消滅させる力があります」

「まぁ、科学的に言えば…… 光はより純な魔力に近いという事です」

 

「これも全ては学園生のみなさんと協力して、魔物を滅却する為の力です」

「そして神の思し召しなのです。さぁ、まずは頭だけの下僕の魔物がやってきました」

 

「下僕の方は目を見ても石化はしませんが、黒い霧のブレスを吐き出します。触れると石化しますのでご注意下さい」

 

「それでは、神の名のもとに天誅をくだしましょう!」

 

 

「初戦は敵1体です。私にお任せ下さい」

彼女はそう言うと、西洋の古式拳銃を取りだし引き金を引く。

拳銃からは通常の弾では無く、高密度の光の弾丸が放たれる。

光の弾丸は、下僕メデューサの顔を正確に撃ち抜くと魔物は霧散していった。

 

「凄い! あんな小さな弾丸で、一撃で魔物を霧散させてしまうのか?!」

 

「これも修行の賜物です」

彼女は何でも無いような事を言っているが、かなり修行しないとあの魔力の高密度にはならない。同じ銃タイプを使う自分には良く分かる。

 

「銀河様、新手です!」

前方を見ると、森の中から下僕のメデューサが5体ほど現れる。

彼女ばかりを働かせる訳には行かないので、自分もバスターカノンを具現化させ攻撃しようとすると、彼女に止められる。

 

「あれぐらいの数でしたら銀河様の手をわずらわせる事はありません」

彼女は魔力で形成した聖書を開き、歌う様に魔法を唱えていく。

 

「……神の恩寵が、悪しきものを消し去りましょう」

「キリエ・エレイソン! なんじら悔い改めよ。天国は近づきたり!」

 

光の剣が魔物の頭上に無数に現れたかと思うと、魔物に向かって降りそそいで行く。

そして無数の剣に貫かれた魔物は全て霧散していった。

 

「シャルロット…… お、俺が手伝う必要は無いんじゃないか?」

 

「そんな事はございません。今の魔法はかなり魔力を消費します。銀河様が居るので安心して使える訳ですから、それに人型は今のようには行きません」

 

「そ、そうなのか。とりあえず魔力を補充するよ」

 

アイラ師匠に負けず劣らずの大魔法に驚いた。

そして1つ思い出した事がある。学園内最強ランクにこそ、名は出て来ないが、かなりの実力者だと誰かに聞いた事がある……

 

「さて、奥の方に進みましょう」

森を奥へと進むと突然、開けた場所に出る。そこには湖が広がっていた。

 

「この辺りに人型が居ると思われますが……」

湖の辺りを見渡すと2つの人影が遠くに見える。

彼女もそれに気づき困惑する。

 

「変ですね? 人型は1体だけと聞いておりましたが……」

 

「ここからだと遠すぎて、ハッキリと分かりませんが間違いなく魔物だと思います」

「人型なので注意して下さい。目を見ないように戦わないといけません」

 

「幸い、魔物は此方には気づいていない様なので、先に作戦をたてましょう」

一端、森の中に戻り作戦を立てる事にした。

 

「2体は驚きましたが、殲滅させるのに変わりはありません」

「森の中を迂回してギリギリまで近づき、わたくしのキリエ・エレイソンを唱え先制攻撃をします」

 

「今度は、一撃では倒せないと思いますのでその後は、互い敵を引き離して1対1に持ち込み殲滅しましょう」

 

「了解、それで行こう」

 

森の中を迂回しながら魔物に近づいて行く。

 

「では、行きます」

シャルロットが森から飛び出し魔法を唱える。

無数の光の剣が魔物を串刺しにするが、やはり一撃では倒せないようだった。

顔を見ないように目線を下に向けると二足ではなく、蛇の尾の様に見える。しかも傷が回復している様にも見えた。

 

「銀河様、気をつけて下さい! あの2体の魔物は、【ゴルゴーン】三姉妹の姉達です。二足歩行ではなく、足が尾になっているのが証拠です!」

 

「神話の様に不死身では無いですが、回復力が異常に高い魔物です」

彼女はそう言うと1体を引きつける為、拳銃で牽制しながら誘導して行く。

 

「了解!」

彼女とは反対方向に引きつける為に、バスターカノンの砲撃で攻撃を開始する。

常に目線を下にさげている為、全く当たらなかったが引き付ける事には成功したようだった。

 

「よし、後はグラビティシェルで……」

目を見ない様に(足元)を中心に4個のシェルを上下左右から攻撃し動きを止める。

 

「後は、後ろに回り込んで!」

動きを止めている間に後ろに回り込む。そこで初めて魔物を後ろ姿から見る。

上半身は人型だが、下半身は蛇の型をした魔物だった。

神話のナーガに近い魔物だった。

 

「消えろ!」

背後からバスターカノンの砲撃を浴びせ、空間ごと削り取り消滅させる。

いくら不死身に近い回復力があるとしても、この魔法には意味をなさなかった。

 

シャルロットの方は?

辺りを探すと、シャルロットがメドゥーサが放った光の光線を体に受け、石化が始まっている姿を見た。

 

「まずい!」

先程と同じ要領で、急いでゴルゴーンにグラビティシェルを飛ばし動き止め、バスターカノンの砲撃で止めを刺す。

 

「シャルロット、大丈夫か?!」

 

「しくじりました。長女の石化光線には、注意していたのですが……」

 

「そんな事を言っている場合か!」

魔物を倒しても石化した部分はそのままだった。

 

「仕方がありません。自業自得です」

「ですが、このままと言う訳にも行かないので……」

 

「パージ!」

彼女が魔法を唱えると戦闘服が破裂して、石化していた部分を吹き飛ばす。

 

どうやら高密度の戦闘服のおかけで、身体は石化されず、戦闘服だけで済んだみたいだったが……

 

戦闘服が弾け無くなったので、彼女は上半身裸になっていた。

思わず胸に目が行く…… あれが100㎝ ……お、大きい過ぎる!

 

「銀河様、後ろを向いて下さい!」

顔を赤く染めた彼女から注意され、慌てて後ろを向く。

 

「も、もう、大丈夫です」

 

振り向くと彼女は戦闘服を形成して、いつも通りの戦闘服姿になっていた。

 

「お見苦しい所を…… いつもの様に…… 学園に来る前は1人での戦いが多くて、つい…… 失礼しました」

 

「いえいえ、そんな事は無いです」

素晴らしい物を見せてもらって…… 目に焼き付いたあの胸のボリュームが離れず、彼女の顔を直視出来ない状態だった。

 

ある意味、メドゥーサに匹敵するのでは…… まともに見れない!

 

 

「そろそろ、日が陰ってきましたね」

「夜は魔物の時間といいます。黒い霧は闇に親しい」

「急いで終らせましょう。まだ末娘が1体、残っています」

「しかし心配はいりません。神の御力は、あらゆる闇を照らし出しますから」

「わたくしが神と共にある限り…… そのわたくしがあなた様と共にある限り、勝利は約束されています」

 

「それに魔力もあなたのおかげで、有り余っていますから」

「魔物を燃やし尽くすには十分過ぎるほどに。フフフ」

 

シャルロット、魔物を前にすると人が変わるな……

 

 

「このクエストが終ったらあなた様をご招待しましょう」

「使徒でなくとも、共に戦った方を慰撫するのは使徒の役目です」

「協会の方が不安ならば、歓談部の部室でも結構ですよ」

 

また宗教勧誘で捕まるのかと一瞬考えたが、大丈夫かな?

 

「では…… 魔物を倒した頃には、お返事を聞かせてくださいね」

 

□□□

森深く入って行くと洞窟が見え、そこから最後の1体メドゥーサが丁度、出て来た所だった。

 

「それでは、石化には注意して行きましょう」

 

「了解。これで終わりにしよう」

 

シャルロットは先制攻撃を仕掛ける為、拳銃を取だし走り出す。

 

「悔い改めなさい!」

数発の魔力弾丸がメドゥーサに放たれる。

 

それに気づいたメドゥーサが、木を盾にするように動き出す。

 

先程の2体より動きが速い! 二足歩行だからか?

 

動きを止める為、グラビティシェルを撃ち込むがやはり木を盾に動かれ、当てる事が出来なかった。

 

「直視出来ない上に、木が邪魔で狙いがつけにくい!」

 

「こてらも同じです。動きを止めてもらえれば聖歌で、ダメージを与える事が出来ますが……」

 

「了解、何とかしてみる!」

 

どうするか…… 考えろ…… 危険だけど試してみるか?

 

「シャルロット、タイミングよろしく!」

そう言って片腕を上げ、直視しない様に目を隠しながらメドゥーサに向かって走り出す。

さらにグラビティシェルを最大数の5個を同時に展開させる。

 

メドゥーサにギリギリまで近づき、グラビティシェルを自分の前方に集め、そして懐に一気に飛び込む!

 

そして集めたグラビティシェルを超接近戦で当てる事に成功する。

 

「今だ!」

そのまま転がりながらメドゥーサから離れる。

 

「……キリエ・エレイソン! なんじら悔い改めよ」

聖歌の詠唱と供に背後に魔力を感じた瞬間、爆発音が聞こえる。

 

急いで振り向き、爆発による粉塵の中にバスターカノンの砲撃で追撃を放つ。

 

「どうだ?!」

粉塵が収まるに同時にメドゥーサも霧散していくのが見えた。

 

「ふぅ、何とか倒せたな……」

 

「銀河様! 魔物向かって突撃は無謀かと思います! 余り無理をしない様に。あなた様に代わる方は、この世に居ないかと存じ上げます」

 

「すみませんでした。以後、気をつけます」

彼女の指摘通りなので素直に誤る。

 

 

「では、戻りましょうか。執行部と教司会へ報告しましょう」

 

「生徒会じゃないのか?」

 

「……ああ、わたくしは教司会の使徒です」

「正確には、学園生ではないのです。ですから、学園の戦闘行為は教司会への報告義務があるのですよ」

「先に執行部の検閲が入るので、やましいことはございません」

「わたくしがどの程度、学園に貢献したかを監査するだけです」

 

「なるほど。なら報告が終わったら歓談部の方で待ち合わせをしようか」

教会の方でも良かったが勧誘に熱が入った彼女から逃げられない様な気がしたのだった。

 

「はい、歓談部の方でお待ちしております」

 

「暗くなる前に戻ろう」

 

END

 




いつもお読みいただきありがとうございますm(__)m

お盆中なので、何とか番外編と本編を投稿する事が出来ました。
次回も何とか頑張って投稿して行きますのでよろしくお願いします。
2016/11/4 一部修正完了済み


ゴルゴーン三姉妹(本作品仕様)
ステンノー 長女
目から光線と邪眼で石化させる。
エウリュアレー 次女
邪眼の石化と怪力を操る。
メドゥーサ 三女
素早い動きと怪力、邪眼の石化。

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