SAO ifstory~桐ヶ谷和人の親友~ RE:MAKE!   作:西宮鶫

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キリトがラグーラビットを手に入れてアスナに作ってもらうまでの物語です。


第1話 ラグーラビットの裏では… 

 アスナside

 

 74層が解放されて2週間が過ぎた。そろそろ迷宮区でボス部屋が見つかる頃だと思う。ふとそんなことを考えていると

 

 「アスナ~入るよ。」

 

 この世界での初めての友の声がした。

 

 「ユウキ、入っていいわよ。」

 

 「失礼します。あ、エンジュもいるよ。」

 

 「失礼しますよ。副団長様。」

 

 「エンジュくんも来てたのね。」

 

 友人であり、血盟騎士団の副団長である私の補佐をしているユウキ。一緒に入って来たのはユウキの想い人であり、私の想い人の親友のエンジュくん。エンジュくんはユウキの気持ちを知ってるのか知らないけど、二人は付き合ってない。普段から一緒にいるから早く付き合って欲しいと思っている。

 

 「おい、アスナ。なんか余計なこと考えてないか?」

 

 「そ、そんなことないよ?それで何か用かな?」

 

 エンジュくんはたまに人の心を読んでそうで怖いところあるんだよね。

 

 「あ、そうだ。74層の進み具合とギルドの調子。それと今日はキリトが迷宮区に潜ってもうそろそろ戻って来るらしい。」

 

 「そ、そう。ありがとう。ユウキは?」

 

 「エンジュの付き添いとアスナのお誘い。これからエギルのお店に行くんだけど行く?キリトが迷宮区から戻ってきたらちょうど会えるしね?」

 

 「あ、うん。行かせて貰うわ。」

 

 「それじゃ、レッツゴー!」

 

 この二人には私がキリトくんのことを好きだと言うことがばれているっぽい。と言うよりばれている。こんな感じでいつも載せられている。だってそうでもしないと、キリトくんに会う口実が無いんだもん。

 

 いつもの感じでギルド本部のグランザムを出ようとすると

 

 「ア、アスナ様。これからお出掛けですか?」

 

 「ええそうよ。クラディール。」

 

 「でしたら護衛の私も同行します。どちらまでですか?」

 

 「アルゲードよ。別にユウキたちがいるから来なくてもいいのよ?」

 

 「ボクは来ない方が嬉しいんだけどね。」

 

 ユウキが小声で呟く。

 

 「いえ、護衛は任務ですので。」

 

 「まぁ、買い物して帰るだけだからさ。さっさと行くぞ。クラディール、装備は最低限でいいぞ。」

 

 エンジュくんの一言と共に私達はアルゲードに向かう。キリトくんに会えるかなぁ?

 

 アスナsideout

 

 ユウキside

 

 アスナとキリトをくっつけようとするのはいいんだけど。いつになったらエンジュはボクの気持ちに気付いてくれるのかな?そんな気持ちでエンジュを見てると

 

 「ん?何か付いてるのか?」

 

 「ううん。なんでもないよ?それより、ボク達もいこ?」

 

 「ああ、そうだな。」

 

 絶対に振り向かせて見せる!

 

 ユウキsideout

 

 エンジュside

 

 ユウキがじろじろとこっちをみてくる。ユウキがオレに好意があるのは何となくだが気付いている。オレもユウキのことは好きだ。でも、いつ死ぬかも知れない世界で気を抜く訳には行かない。こいつらをキリトを助けるために、オレはここにいる。

 

 ヒースクリフが茅場晶彦であることはほぼそうだろう。だが論破するには材料が足りない。もう一人、もうひとつでいいからなにか欲しい。キリトならもう一人、もうひとつのピースになるだろう。その為にもお前にはきちんと復活して欲しい。だから、アスナが力になって欲しい。そう思い、オレはアスナにふっかける。

 

 そしてわりぃな、ユウキ。お前の気持ちには今は応えてやれねぇ。あの世界に返すまでは。だから、気付いてないふりをさせてくれ。

 

 「ん?何か付いてるのか?」

 

 「ううん。なんでもないよ?それより、ボク達もいこ?」

 

 「ああ、そうだな。」

 

 こうして、オレはキリトの親友としておせっかいをする。

 

 エンジュsideout

 

 ???side

 

 「あ、ラグーラビットの肉がおちた。でもどうしよ?俺料理スキル上げてねぇ。あ、あいつに作ってもらうかな。よし、エギルの店に行って自慢でもしよっかな。」

 

 ???sideout




  復帰第一話!

 前の書き方だいぶ忘れてるので違ったらすんません!

 ひっさしぶりの次回予告は誰にしようかな?エンジュくんやな。よろろん!

 エギルの店に来ていたキリト。そこにやって来た赤い四人。その目的とは?

 次回 白のお姫様と黒の王子様(笑)

 

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