天気予報「尚、降水確率20%です。洗濯物の取り込み忘れに注意しましょう」
降り始めた雨/その手に惹かれて
梨花Side
どうやら帽子のリボンを無くしてしまったらしい。
図書館に着き、受付を通り過ぎる。
ふと後ろを振り返る、雨が降り出したようだ。
幸い、この(梨)身(花)はその事に気が付いていないようで。
帰る前に止んでいる事を祈るしかないのだろう。
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今、すごく右足が痛いです。
少し赤くなっています、ねんざです。
幸い、歩く事に支障はないのです。
この状態でも50メートルは6秒でイケるでしょう。
しかし、痛いです。
まぁ、自業自得なので我慢しなければならないのです。
なぜなら、先程使った移動法。
普通に使うなら何の危険もありません。
ですが、今回は少し特殊な動作が入りました。
何故そんな物を入れたのか?そうしなければ届かなかったからです。
その動作を入れたからあの女の子を怪我なく助ける事が出来たのです。
そして、その動作は大きな衝撃に変わり私の幼い身体の右足へと襲いかかったのです。
生前の身体ならば問題ありませんでした・・・痛いです。
生前と同じように動いてしまった結果招いたちょっとした怪我です。
これからは気を付けなければならないです、いざという時に動けなければ話になりませんから(怪我の功名と言う奴です)
幼い身体と言うのは私が考えていた以上に危険な事が多いのでしょう。
え?“どうして今回はいつもと違う口調なのか”ですか?
今回は『です、ます』口調を中心にしていくそうです。
もちろん心の中だけですよ。
それにしても、”今回は“と言う所にとても何か悪意の様なモノを感じずには居られません。
私の意思は総無視のようです、作者なんて人がいるみたいな変な感じです。
私の勘違いか、思い違いならばいいのですが・・・・・・。
まぁ、そんな事を言ったら今まで生きてきた人生そのものに大きな悪意を感じてしまうのですが・・・。
その事を考えて血の気が引いて行くのが分かります。
なぜでしょう、取り返しのつかない何かが頭をよぎった気がします。
「いたた…今度から気を付けよう」
そんな事を考えながら図書館に向かっていたのでした。
私はドアの前にたどり着きました。
ドアはひとりでに横にスライドし、冷たい空気が中から漂ってきました。
私はその空気に迎え入れられながら直進します。
足の痛みや暑さから私を癒してくれるこの空気が大変心地良いです。
足の痛みは引いてくれませんが、この環境ならそれすら気にならないかもしれません。
数歩、歩きます・・・やはりと言うべきか痛みが気にならないなどそんなことはありませんでした(早すぎる前言撤回です、思わず足を止めました)
新しい環境に期待し軽く現実への逃避行動をとってみましたが見事に大失敗でしたね。
足さえ痛めていなければ・・・と、そんなふうに考えてしまう頭を軽く振るって歩みを進めました。
生前に何度か訪れた事のある図書館、場所は違えど緊張するはず無いのです。
しかし・・・何故か緊張してしまいます。
これはまるで初めて訪れた場所のような感覚、とても不思議です。
不思議といえばもう一つ、今もの凄くお布団にくるまりたいです、丸くなりたいのです。
気にしても仕方ない?そうですか、そうですよね。気にしないようにしましょう。
受付が見えてきました、本を借りるときはあそこを通さなければならないんですね(当たり前の事を無意味に考え緊張をほぐす作戦です)
「ようこそ、お嬢さん」
受付には20代後半のお兄さんが立っていました。
お兄さんは黒い本を手にしていました、先ほどまで読んでいたのでしょうか?
黒い本にはしおりが挟まれていました、あの本少し気になります。
後で少し見せてもらおうとお願いしたいと思います。
「おはようございます」
きちんとお辞儀しました、あいさつは基本です。
私は受付を抜け、図書館内の案内図を探します。
今日はいろいろな本を借りて行くつもりです。
まず、最初に探したのは料理本コーナーです。
料理本コーナーは案内図からそれほど離れてはいません。
私は料理本コーナーを目指します。
「・・・えい!」
周りには人が見られません、料理コーナーの方からは声が聞こえましたが。
料理コーナーに着きました、このコーナーはそれほど広くありません。
すぐに、声の主を見つける事が出来ました、女の子です。
その時、女の子はぎりぎり手の届く所の本を取ろうとしている所でした。
「あ、あぶない!」
「・・・え?・・・きゃぁぁぁぁ!」
しかし取り方が悪かった。
女の子のお目当ての本は、周りの本と一緒に落ちてきてしまいました。
とっさに私は、女の子の頭を右手で守る。
3冊ほど右手を直撃したけれど大丈夫・・・・・・そうだと思う。
「だ、大丈夫ですか!?」
「うん、大丈夫。あなたこそ怪我してない?」
――はい、大丈夫です。そう答えた女の子は落ち着きを取り戻していた。
冷静になった女の子はもう私の事なんか見てはいない。
とりあえず、これが私、高町 梨花と八神 はやての出会いだったのだ。
今回、この後の事も書く予定でしたが書かない事にしました。
もう少し話しが続いてからその後の出来事をはやてちゃん視点で出そうと思っています。
なので、簡単にこの後の出来事だけを紹介したいと思います
床に落ちてしまった本を2人で片付けた、はやては手伝ってくれたお礼に梨花の目当ての本を探してくれる。
普段はやてをお世話してくれているエレナという女性が現れる。
帰る事になったが、雨が降っており傘が無いことを察したエレナさんがはやての家が近いという理由で梨花を家に誘う。
断る理由が無かったので誘われるままにはやての家へ
だいたいこんな感じです、ちなみにエレナさんは原作開始時に17歳です(一応設定)
次回はなんの話にしよう。本気で考えていなかったりする