今回は少し長めです。あとがきにその話で出た転生者の設定をアップします。
感想お待ちしています
「…やぁ、久しぶり…かな?」
笑顔を浮かべるハーデス、その視線の先には二人の人影が存在した。
「…ふん…」
「まぁ、そうなんじゃない?僕も結構久しぶりな気がするし」
一人は前回、ハーデスに転生の話を受けた青年。もう一人は小柄で可愛らしい外見の少年だった。
「ところでハーデス、この餓鬼が前に言ってた…コンビの相手とやらか?」
青年は隣の少年に視線を向ける。実はこの二人、一緒に来たように見えてハーデスに会う直前に合流したばかりだった。
「うん、彼はこれから君が行く世界の知識を持ってるからね。知識のない君にとっては色々と助けになると思うよ」
笑顔を向けるハーデス。一方、青年は少年の方をチラリと見る。
「む、何か不満?確かに僕は君ほど強くないだろうけど、そこらの連中には負けないよ?」
「…まぁいい…さっさと行くぞ」
青年は無表情のまま、ハーデスの背後にある異次元の穴へと歩き出す。
「あ、待ってよ!」
そしてそれに追従するように少年は青年の背中を追って走り出す。
「二人とも、向こうには君達以外にも僕の頼みを受けて転生してくれた人間達がいる。彼らに会ったら協力して事に当たってくれ」
「…会ったらな」
「解った!(…まだ会ったばかりだけど、すごく人付き合いが出来なそうな奴だな。僕が何とかしないと…)」
ハーデスの言葉に青年と少年はそれぞれ異なる反応を返しつつ、異次元の穴へと消えて行った。
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「はぁ、はぁ、ふぅ…」
「はぁ、はぁ…」
場所が変わって、深い洞窟の中…二人の人影が対峙している。片方は濃い茶色の髪に武骨な槍を持った大柄で壮年の男性。片や、銀色の長い髪にコートを着た幼い少女だった。両者は共に至るとこに傷を負っている。
「くっ…(普段なら勝てぬ相手ではない…だが、AMF下のこの状況では…)」
今、この場で戦っている男性――ゼスト・グランガイツもまた、このAMFに苦しめられている最中だった。彼はこの世界に置いて、数多の時限世界を管理する司法機関「時空管理局」の中でも僅かなSランクの魔導師だった。しかも、さらに少ない「騎士」と称される対人戦特化の魔導師。「騎士」は武器を装備して闘うため、通常の魔導師よりもAMFの影響は少ない。もっとも、それもあくまで通常の魔導師に比べての話だが…
「(…撤退するにしても…そう簡単に退かせてはくれまい)」
ゼストは脳裏で新たな選択肢を考える。この洞窟はある広域次元犯罪者を捜査し、その中でアジトとして発見したものだ。それを今回、ゼストは部下達と共に突入してきた訳だが…部下と別れて捜索し、ゼストは一人で奥まで進んできた。その中でAMFが発動と自律行動する機械兵器。通信もできず、部下の状況は不明だ。
この状況下でゼストは撤退と言う選択肢を思い浮かべた。彼は任務の達成より部下の命を優先するタイプの人間だ。何より、このまま戦っても任務の達成はほぼ不可能だ。なら生き残っている部下の命を救う方が先決だと彼は考えた。
「…ゼスト殿、どうか降伏してほしい。貴方と、貴方の部下達の命は保障する」
そうして、現状の打開方法を考えていたゼストに少女が口を開く。彼女はゼストとは違ってこのAMFの状況下でもその影響を受けていない。その理由はゼスト達が追っていた犯罪者が人体に機械を組み合わせ、魔法を使わずに戦闘する「戦闘機人」の研究者であったからだ。「戦闘機人」は戦闘力こそ高いが、人体に戦うために機械を組み込むと言う倫理上の問題から禁止された違法技術だった。当然、魔法を使わないためにAMF等有っても問題にはならない。十中八九、少女はこの「戦闘機人」だった。
「…どういうつもりだ?」
「言葉の通りだ、私達には貴方達の命を奪うつもりはない。自律兵器にもあくまで捕獲を目的とさせている」
「(…つまり、皆はまだ無事だと言うことか?)」
少女の言葉からゼストはまだ自身の部下達が生存しているのではないかと考える。勿論、目の前の少女が嘘を言っている可能性も有るがゼスト自身は嘘を吐いていないと感じていた。
「…疑わうのは解る。だが≪チンクちゃん、大変よ!≫」
少女――チンクの言葉に被せるように別の場所から通信が繋げられた。画面の向こうには酷く慌てた様子の眼鏡の少女が映し出されている。
「どうした!?」
≪無効化したゼスト隊の人達が次々に…≫
そこまで眼鏡の少女が口にしようとした瞬間、ゼストの背後で大爆発が起きる。そしてその方向をチンクとゼストはほぼ同時に目を向けた。
「あれぇ~?ゼスト隊長、まだ生きてたんですか?」
二人が視線を向けた先、其処には二人の見目麗しい女性を肩に担いだ青年だった。その髪の色は美しい銀色で、顔立ちも美しく瞳の色は鮮やかな赤色だった。顔立ちだけで言えば間違いなく絶世の美青年と言えるだろう。
「…コウキ、無事だったのか?」
現れた青年――コウキ・キリシマにゼストは安堵の視線を向ける。元々、コウキはゼストの率いる「ゼスト隊」の一員でありその実力はゼストと同じく管理局で希少なオーバーSランクの魔導師だった。実際、コウキは訓練でもゼストと対等に渡り合うことができている人物である。
≪チンクちゃん気を付けて!その男はさっきまで、ゼスト隊の人達を殺して周ってたのよ!≫
「何っ!?」
眼鏡の少女の言葉にチンクは自身の武器である小型のナイフ――スティンガーを構えて臨戦態勢に入る。だが、その言葉にゼストは信じられないと言う視線をコウキに向ける。
「コウキが…?何を馬鹿な…」
ゼストが疑問の声を紡ぎ出した時、コウキが担いでいた女性のうちの一人が身動ぎした。
「ほ、本当です…ゼスト隊長…」
「クイント!?」
女性――クイント・ナカジマは傷付いた身体を動かして顔をゼストに向ける。彼女もまたAMFで戦闘力を失い、自律兵器に敗れて同僚達と共に捕獲された。
「コウキは…彼は…私とメガーヌの目の前で…みんなを…」
クイントの脳裏に数分前の状況が思い出される。友人である、コウキに担がれているもう一人の女性――メガーヌ・アルピーノを含む数名の同僚と共に囚われた彼女。コウキはその目の前でクイントとメガーヌを除くゼスト隊の面々を斬殺し、クイントとメガーヌの二人は気絶させて此処まで連れてきたのだ。
「あれぇ?起きちゃったのか…まぁいいや。そこで大人しくしてなよ、後で可愛がってあげるから」
冷酷に、その美しい顔の口元を歪める。その笑みは、自身の欲望をまるで隠そうとしない冷たい微笑だった。
「ぐ…何故だ、コウキ?何故お前が!?」
その瞳に怒りの感情を灯し、ゼストはコウキを睨みつける。それは並の人間ならすぐに腰を抜かしそうなほどに鬼気迫ったものだった。自分の信頼していた部下が他の部下を殺した…それはゼストには許容できない裏切りだった。
「…っ!?…だってゼスト隊の人間が生きてるとか邪魔なんですもん。ましてや、男なんて生かしておいても何の意味もな~し…みたいな?まぁ、可愛い子なら生かしといて奴隷にしても良かったんですが…ゼスト隊ってクイントさんとメガーヌさん以外は全員男だし」
一瞬ゼストの気迫に圧されたコウキだったが、彼が重傷で碌に戦う力が残っていないのを思い出してさらに笑みを深くした。
「…で、ゼスト隊長にも生きてて貰っちゃ困るんですよ。貴方が生きてると、アギトを僕のモノにするのに邪魔なんでね」
「…アギト…?」
コウキの言葉はゼストには聞き覚えのないものだった。それもそのはず、この時点ではゼストの知りえない、コウキの持つ知識からの言葉なのだから。
「ゼスト隊長が知る必要ないよ。どうせ此処で死ぬんだし、レリック使っても生き返らないように完全に破壊してあげるよ」
コウキはクイントとメガーヌを地面に下ろし、自身のデバイスであるインテリジェントデバイス「レクサス」を起動させる。
インテリジェントデバイス――それは高度な人工知能を所有する、魔導師の戦いや生活をサポートする高性能デバイスであり、近距離から遠距離までこなすことが可能である。一方、ゼストのような騎士が好んで使うのはアームドデバイスと呼称され、近距離に特化してインテリジェントデバイスに比べて非常に頑強にできている。ちなみにアームドデバイスには人工知能が存在するタイプと存在しないタイプがあり、ゼストの槍は後者である。
また、一時的に魔法の威力を強化するカートリッジシステムが搭載されている。もっとも近年ではインテリジェントデバイスにもカートリッジシステムが導入され始めており、レクサスにも導入されている。
<ゼスト隊長、これもマスターのため…怨まないでくださいね?>
レクサスは白銀の柄から魔力で構成された両刃の紫色の魔力刃を形成する。
「レクサス…お前は自身の主を止めようとは思わなかったのか!?」
ゼストは長くコウキと共にいたであろうデバイスのレクサスにも怒りを向ける。長く一緒に居たなら、コウキを止めることもできたのではないかと…だが、レクサスの返答は冷たいものだった。
<どうでも良いです。私の役目はマスターの願いを叶えるお手伝いをすることですから>
「良い子だ、レクサスは本当に優秀なデバイスだ」
人工知能には、主が道を間違えた場合に命令に反してでも主を止めようとするデバイスも存在する。だが、レクサスに関しては完全にコウキに従属している形だった。善でも悪でも、主に従うだけのデバイス、それがレクサスだった。
レクサスの、ゼストに対する返答に気を良くしたコウキは満面の笑顔を向けてゼストに向き直る。
「さて、じゃあそろそろ観念しようか…っ!?」
コウキはレクサスの剣先をゼストに向ける。しかしその瞬間、彼目掛けて四本のスティンガーが飛来する。その攻撃をコウキは間一髪で回避した。
「そこまでにして貰おうか。貴様の狙いは知らんが、目の前でみすみすゼスト殿を殺させるわけにはいかんな」
コウキの行く手を阻んだのはチンクだった。彼女はゼストの横に移動すると両手にそれぞれ四本ずつ、計八本のスティンガーを持ってコウキを睨みつけている。
「…なんで君がゼスト隊長を助けるのさ?ゼスト隊長は敵だよ?」
「確かにゼスト殿は敵だ。だが、貴様の方が遥かに危険だ!」
鋭い眼光で睨みつけるチンクは両手のスティンガーをコウキに向かって投擲する。それをコウキは後方に跳躍することで回避する。
「まだだ!」
跳躍している最中のコウキに対し、チンクは立て続けにスティンガーを投擲して追撃を仕掛ける。
「ふん!」
その攻撃をコウキはレクサスを振るうことで弾き飛ばす。
「…どうあっても邪魔するんだね。いいよ、SSSランク魔導師の僕に逆らうとどういうことになるか…教えてあげるよぉ!!」
<ソニックムーブ>
瞬時にコウキの身体が加速し、チンクに斬りかかる。それをチンクはスティンガーを交差させることで防ぐ。
「ぐぅ!」
だが、突進の勢いと魔力で身体強化されたコウキ自身の力によって押され、苦悶の声を上げる。
「そぉら!」
次いで、コウキはがら空きのチンクの腹部を足で蹴り飛ばす。小柄なチンクの身体は宙を舞い、吹き飛ばされた。
「ぐぁ…」
吹き飛ばされたチンク。しかし、その身体が地面に叩きつけられる直前に彼女の身体を別の人物が抱き止めた。
「チンク姉、大丈夫!?」
チンクを抱き止めたのは地面から突如現れた水色の髪の少女だった。彼女はダメージを受けたチンクを心配そうな顔で見ている。
「…っ、セイン」
チンクはセインと呼ばれた少女に目を向ける。だが彼女を助けに来たのはセインだけではなかった。
「二人とも、下がって」
「此処は我らが相手をする」
さらに紫色の髪をショートカットにした女性と茶色い長い髪を後ろで一つに纏めた少女が現れる。
「すまない、トーレ、ディエチ」
紫の髪の女性――トーレと茶色い髪の少女――ディエチに対してチンクは申し訳なさそうな顔をする。そんな彼女に僅かに微笑みを向けるとトーレは両拳を構え、ディエチは自身の武器である「イノーメスカノン」と呼称される巨大砲を構える。
「はぁ、別にスカリエッティに危害を加えるつもりはないんだよ?彼にはこれから先もナンバーズを生み出して貰わなければならないんだから。僕のハーレムのためにねぇ」
「…俗物だな」
瞬間、トーレの姿が掻き消える。戦闘機人が持つ先天技能、通称「
<マスター、後ろです>
「はいっとぉ!」
「なに!?」
しかし、レクサスの声に瞬時に反応したコウキは背後からの攻撃を魔力刃で防ぐ。
「まだまだ!」
「ぐぅ!」
次いで、トーレの攻撃を防いだ体勢のまま彼女の腹部へと蹴りを見舞う。身体強化によって威力を増したその蹴りにトーレは苦悶の表情を浮かべて後ずさる。
「まったく、どっちが上か…躾けて上げるよぉ!」
不敵に笑いながらコウキはレクサスを振り上げてトーレに斬りかかる。
「くっ!」
一方のトーレはライドインパルスを発動して移動し、再びコウキの背後に周る。
「芸がないなぁ、それじゃあ…!?」
トーレを追って振り向いたコウキだが、僅かに瞳に驚きの色を浮かばせる。
「へぇ…」
彼の目に映ったのは無数に存在するトーレの姿だった。いや、実際は虚像に過ぎないが実際に触れてみなければ解らないだろう。
「ははっ、クアットロの「シルバーカーテン」か…こうしてみると凄いねぇ」
「っ!?(この男…何故クアットロやシルバーカーテンのことを!?)」
無数の虚像に紛れたトーレはコウキの言葉に驚きを露わにする。この虚像は先程、チンクと通信をしていた眼鏡の少女「クアットロ」のISで無数の幻影を生み出す「シルバーカーテン」によるものだ。実戦で使用するのは初めてのはずのものを、自身の知識から知っていたコウキに、そんなことは露と知らないトーレが驚きを隠せるはずもない。
「けど、本物は解ってるんだよ!」
一直線にコウキは驚きの表情を浮かべているトーレに斬りかかる。だが、彼女は再びライドインパルスを発動させて今度は急上昇した。
「ディエチ!」
「了解…!」
トーレの合図と共に、ずっとイノーメスカノンを構えていたディエチがその引き金を引く。撃ちだされた極太の光線が真っ直ぐにコウキに向かっていった。
「(よし!これなら!)」
コウキは上昇したトーレに気を取られている。この状況からならば如何に回避しようとしてもダメージは免れない。トーレとクアットロのシルバーカーテンでコウキの気を引き、その隙を突いてイノーメスカノンで攻撃する。それがトーレとディエチ、クアットロの作戦だった。
<ラウンドシールド>
「ははっ、ざーんねーん!」
「なっ!?」
だが、その攻撃は嘲笑と共に防がれる。隙を突いたはずの攻撃はコウキの障壁に阻まれ、その身体に届くことはなかった。
「…そんな…」
「完全に隙を突いたはずでしたのに…」
呆然とするディエチと、コウキから見えない場所に隠れていたクアットロ。
「あははははは!君達のことはよく知ってるんだよ、性格も能力も全部!だから対策もこの通りさ!」
悉くの攻撃を防ぐことに成功し、満面の笑みで高笑いするコウキ。全ての攻撃を防がれ、顔を顰めるトーレ達。対照的な姿であった。
「く…この攻撃を防がれるとは…」
「しかし…変ではないか?」
悪態を吐くトーレに対し、チンクは疑問の声を浮かべた。
「何が?チンク姉?」
「まだAMFは正常に機能している。なのに奴は何故こうも魔法を行使できる?いくらオーバーSランクであるとはいえ、可笑しい」
セインの疑問にチンクは自身が感じた考えを口にする。先程、ゼスト達を散々苦しめていたAMF。此処での戦闘や、此処に来るまでもそれなりに戦闘をこなしているはずのコウキは通常以上に魔力を消耗しているはずである。にも拘らず、コウキには一切の魔力切れの兆候は見られなかった。
「あはは、知りたい?ねぇ知りたい?…僕はねぇ、このレクサスにAMFを中和する術式を生み出して組み込んでいるのさぁ!だから、僕にはAMFは通じないんだよぉ!!」
「「「「なっ!?」」」」
コウキの言葉に他の一同は絶句する。AMFは本来、AAAランクの防御魔法だ。それ自体を行使することができる魔導師も限られているため、わざわざ対策となる術式は組まない。その術式を組み、此処に臨んでいると言うことは恐らくこうなることを予測していたのだろう。実際、コウキがこの術式を生み出したのも自らの知識でそれが必要になると知っていたからに他ならない。
「ぐっ…貴様、それを知っていながら…何故俺達に言わなかった!?」
笑みを浮かべるコウキに、ゼストは普段では上げないような怒鳴り声を張り上げる。もし、コウキがその術式をゼスト隊に提供していれば任務を達成することもできたであろうに…
「だ~か~ら~、さっきも言ったでしょ?クイントさんとメガーヌさん以外の人に生き残られるのは邪魔なんだよ」
「貴方…最低ね…」
「こんな奴が…同じ隊に居たなんて…」
そんな彼にクイントと、意識を取り戻したメガーヌが怒りの眼で睨みつける。しかし、コウキにはそんなものどこ吹く風だった。
「あはははは、そんな態度を取れるのも今の内だよ?そのうち君達も、ナンバーズも…そしていずれは君達の娘も僕の奴隷として快楽しか感じなくなるんだからさぁ!」
「「…っ!?」」
嗤うコウキに、クイントとメガーヌはさらに憎しみの眼を向ける。目の前の男のせいで仲間達が死に、しかも自分達の娘にまで危害を加えようとしている。母親である二人にはそれが耐えきれなかった。
「さぁて…まずは君達を無効化して、ゼスト隊長を殺して…そこからお楽しみタイムに入ろうかなぁ!」
レクサスを手に、ナンバーズに襲い掛かろうとするコウキ。だが…
「っ…な、なに?」
そのコウキとナンバーズの間に、漆黒の穴が突如として出現した。
名前
コウキ・キリシマ
年齢
二十二
容姿
銀髪のショートヘアーに真紅の瞳の美青年。客観的に見ると間違いなく上の上
魔導師ランク
空戦SS+
詳細
邪神達が転生させた複数人の転生者のうちの一人。転生の際に邪神に貰ったのは高い魔導師ランクと最高の容姿、高性能のデバイス。
かなり早い時期の転生であったためかゼスト隊に所属し、まずはクイントとメガーヌ、そしてナンバーズを狙っている。なのは達に関してはもう少し後にしようと考えている模様。
性格は一人称が僕であるため、温厚な印象を受けるが本性は欲望に忠実で邪魔なものは躊躇いなく排除する卑劣漢。相棒のデバイスであるレクサスも主の欲望を叶えることにしか興味がない。
原作知識は「リリカルなのは」を初め、主要キャラの大半が女性キャラの漫画・アニメの知識は豊富。一方で男性キャラが多いものは一切興味がないのでまるで知らない。