俺がリア充だったなんて言えない   作:紫畝 幽扇

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どうも、紫畝です。
って、このくだりいつまで続ければいいのだろうか……と最近思ってます。
では、ゆっくりしていってね!


第2話 姉ちゃんって、なかなかやってくれるよな

「なんでこうなってるんだ?」

 

只今、午前8時34分。始業式が始まる6分前。俺は今、どういうわけか姉ちゃんが通いまた俺が今日から通うことになる、私立白桜学院の正門前に立っている。しかも、隣には息を切らした姉ちゃんが俺の右手をきつく握っていたりしている訳で。

 

「…………って、なんでじゃあないでしょう?」

「いや、でもなあ……」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……ゴメン」

「嘘だろおおぉぉっっ!」

 

姉ちゃんの衝撃の一言によって俺の中の何かが崩れたその時、姉ちゃんは続けてさらに衝撃の一言を放ったのだった。

 

「抜け道、忘れちゃってた」

「…………嘘だろおおぉぉっっ!」(二回目)

 

いや、抜け道忘れてたってあり得ないでしょ!?

………………いや、変な(・・)姉ちゃんなんだった。すっかり、忘れてたよ。

ん、待てよ……。てことは、そこ通ったら始業式に間に合うかもなんだよな〜!?

 

「じゃあ、そこ通ろうぜ!今すぐ!!」

 

そう当然の如く俺が言うと、なぜか言い出しっぺの姉ちゃんが珍しく気難しい顔をしていた。今だったらまだ始業式に間に合うかもしれないのに、と思うとじれったい。

 

「どうしたんだよ!?今そこを通って行ったら間に合うんだろ!」

「その抜け道なんだけど、とあるお方の私有地なのよね……」

「私有地って言っても、大丈夫だろ?第一、そんなこと気にしてる場合かよ!?どの道なんだ、姉ちゃん?」

 

ていうか、抜け道って誰かさんの私有地なのがほとんどなんだけどな。

 

「…………右の路地から入るんだけど」

「よっしゃあ、行くぜ!」

「きゃあああ〜〜!!」

 

抜け道の方向だけ聞くと、俺はすぐさま姉ちゃんの手を取り右へと猛ダッシュした。後ろから姉ちゃんの絶叫が聞こえるが、気にしてる場合じゃないぜ!

 

 

 

「分岐地点だ〜!どっちだ!?」

 

しばらく抜け道(とある方の私有地)を走ると、通ってきた細い道が右と左に分かれていた。こんな時はナビ役の姉ちゃんに聞くしかない!

 

「……はあ、はあ。へ?ここはケホッ、左、だけどゲホッ!……ねえ、少しは休み、」

「左だな!姉ちゃんサンキュー!!行くぜ!!!」

「きゃあああ〜〜!!」(本日二回目)

 

姉ちゃんの断末魔が聞こえたような気がするが、気のせい、だよね?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そして今に至る。

 

「唯〜、覚えてるならとぼけないでくれる?」

「まあ、これは読者様への状況説明だから……」

「ああ、そうなんだ……」

 

ん?俺なんか変な事口走ってなかったか?まあ、何時もの姉ちゃんのツッコミがないからなんでもないのか〜。

べっ、別に覚えていながらとぼけてたわけじゃないんだからねっ!……ねっ!

 

「それにしても、広いな〜」

 

俺たちが木で作られたいかにも格式高そうな正門をくぐると、目の前には四階建ての校舎が縦に四つ規則正しく並んでいる。

この学校、()好きすぎるだろ……。不吉な予感しかしねえぞ。怖いわ、マジ。

 

「始業式は確か、体育館であるんだったよな〜。なあ、姉ちゃん。…………?」

 

俺が確認しようと姉ちゃんの顔を見ると、蒼白になった姉ちゃんの顔があった。今日は朝から姉ちゃんのいろんな顔を見てる気がするな〜。

 

「やばい、上級生は8時20分登校だったかも」

「…………姉ちゃん。ドンマイッ!!!」

「あああああっ!!!」

 

あっ、姉ちゃんなんか叫びながら左側の校舎に向かって走って行っちゃった。

…………?これは、もしかして、

 

案内、役が、いなくなった?

 

「姉ちゃあああああん〜!!!」

 

慌てて姉ちゃんを呼び戻そうとするもすでに姉ちゃんの姿は見えず、俺の声はただ左右に建つ校舎に反響していった。

これじゃあ、抜け道使って間に合った意味がねえじゃねえかよ……。

俺は、仕方なく姉ちゃんが走って行った方向へと歩き始めようとした時、

 

「あっ、唯じゃん!」

 

背後から俺を呼ぶ声がした。




どうでしたでしょうか。
最近テストやらなんやらで気づけば、1ヶ月近く無投稿でした。
本当申し訳ないです。
こんな駄文を連ねただけの小説ですが、これからも読んでくだされば嬉しいです!
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