――インダストリアル7近辺
「こちら地球連邦軍所属独立部隊"ロンド・ベル"のシュウ・クラナド少佐だ。新型MSの視察に来た入港を許可されたし」
《こちら、インダストリアル7管制室…確認しました入港を許可します1番ゲートから入港してください。ようこそインダストリアル7へ》
(入港チェックはしないのか?こんなに手薄だと敵に入られるぞ)
「さて観光したいところだが、新型見にいかないとブライトに殺されるからな…」
(さてはてコロニービルダーはどこかな?)
シュウが1番ゲートの所で道に迷いウロウロしていると目の前を2人ほど生徒らしき人影が通り過ぎていった。
「ん?君たちちょっと良いかな?」
「?なんですか?」
出会ったのは1人は男の子。もう1人は女の子で2人ともパイロットスーツを来ていたが高校生みたいな面影があった。
「コロニービルダーってとこに行きたいんだけど、行き方を教えてくれないか?」
「カタツムリにですか?」
「カタツムリって言うのかい?」
「はい、僕たちはそう言っています。でもあそこは工場しかないですよ?」
「良いんだ、俺はそこに用があるから」
「わかりました。着いてきてください」
「ありがとう。」
よかった。道に迷うとこだった
「君たちはどうしてコロニービルダーに?」
「この子が行きたいみたいで」
「ふーん…」
男の子は普通の子みたいだが、女の子の方は、なんだろう不思議な雰囲気をまとっているな…
「道案内を頼んだのに紹介をしないのは申し訳ないね。俺の名はシュウ・クラナド。よろしく。」
「俺はバナージ、バナージ・リンクスです。」
「バナージ君ね。で、君の名は?」
「わ、私の名は…オ、オードリー…オードリー・バーン」
「オードリーか、良い名だね。」
「…な、何か?」
俺がジッと見ていたのが、気になったらしくて聞いてきた。
「君をどっかで見たような…」
「!?」
ん、なんだこの反応は…何か気に障ること言ったかな?
「まぁ良いや、ごめん見てて」
「…いえ…」
「さあ、着きましたよ!」
「ここがコロニービルダーか…」
「はい!あとはリフトに乗って上るだけです。」
3人で話していると、目的の階に到着すると…
「!?誰だ!」
女性1人と男性2人が立っており、近くには作業員が気絶していた。
「マリーダ!?」
マリーダと言われる女性は鋭い眼光で俺とバナージを睨みつける。バナージは平気みたいだな。でも何してるんだ?
「(それにしても、あのマリーダと言う人は、どこかで感じたことがある…)…君たちは一体何者だ?」
「貴様には関係ない…さあ、姫様帰りましょう。ご自分のお立場を…」
姫様だと?まさか!?なるほどなこれはヤバイことが起こりそうだ。
「立場を考えてこそ、ここへ来たのです。」
「無駄なことは、おやめ下さい。」
「今の私達には『ラプラスの箱』は使いこなす事はできません。それがどのような物であってもフル・フロンタルに利用され無用な争いの火種となるだけです。あなたなら分かるでしょう。」
「分かりません。私はマスターの命令に従うだけです。」
「嘘!あなたに与えられた力の本来こんな事の為には…
オードリーの言葉の途中で男2人が襲いかかってきた。
「ご無礼を!」
ご無礼って…本当にヤバイ事になってきた
「シュウさんこっちです!」
バナージがリフトを降下させ、男2人の注意を向かせる為に、ハロを投げた。ハロは警戒音を出しながら転がる。
「わかった、オードリーを投げるぞ!受け取れ」
「え?あっ…」
俺はひょいっとオードリーを掴むとバナージに向けて投げた。軽くて助かった…
「受け取りました!」
「よし、ズラかるぞ!」
バナージに続いてリフトから飛び移った。だが、男2人も飛びかかってきた。
「くそ!邪魔だ!」
蹴りと頭突きを2人に当てて迎撃をする事が出来た。
「今の内に、逃げろ!」
バナージとオードリーを引き連れて走って逃げる。だが、降ってるリフトから先程マリーダと言われた女性がなんと、ジャンプで登ってきた。
「おいおい強化人間か…道案内ありがとう。君たちは行きたまえ」
「あなたはどうするんですか?」
「俺は彼女の足止めをする良いから先に行け」
「わかりました。気をつけて」
バナージとオードリーが先に行く、あぁなんで引きつけてしまったんだか…しかも足早いし…
「さぁ、来い!」
「邪魔だ!」
マリーダに向け、右ストレートを打ったが避けられ、逆に右ローキックを打たれた。
「あぶな!」
ニュータイプで無ければ重い重い一発を食らいそうになった。もう戦いたくないここから退いていただこう。
「うぉおおお!!」
マリーダの服を掴みリフトの方に向け全力で投げ飛ばした。マリーダはリフトに落下して行ったが、綺麗に体制を立て直して着地した。
「はぁはぁ…やっぱり強化人間はスゴイや…はぁはぁ…でもやっぱりこの感じはプルの…なんなんだ!くそ!」
俺の心のモヤモヤがより一層濃くなった。プルの感じがするがプルじゃない…プルシリーズは死んだのを感じたのに今は生きてるのを感じた…
「気持ちわるい…」
フラフラする足取りで工場区に向かうシュウであった。
やっと主要人物が一通り出ました(=゚ω゚)ノ
次回!やっとユニコーンが出てきます( ̄▽ ̄)