機動戦士ガンダムUC ー真実の愛ー   作:姫奈子

6 / 12
ユニコーンの力を見たシュウはもう暫くネェル・アーガマに残ることを決意するだが
そこにシャアの再来と言われるフル・フロンタルという謎の男が襲来して来る。


第5話 シャアの再来 前篇

――ネェル・アーガマ 格納庫

 

俺は艦長から正式に許可をもらい搭乗するリゼルの調整を行なっていた。

 

「ふぅ、この程度で大丈夫かな」

 

《クラナド少佐、至急ブリッジにお越し下さい。繰り返します…》

 

調整が丁度終わった時、何故かブリッジに呼ばれる。

 

――ブリッジ

 

「シュウ・クラナド、只今出頭しました。」

 

「少佐、君宛にプレゼントがある。左舷格納庫に行ってみたまえ」

 

「はぁ、わかりました。」

 

俺宛にプレゼントとは一体なんだ?第一プレゼントをくれる奴など俺には居ないぞ

 

と考えていると左舷格納庫に着いた。そこにあった物は…

 

「俺の…リゼル…?」

 

目を疑った、ラー・カイラムに有るはずのリゼルが目の前に有ったからだ。急いで内通電話で艦長に聞いてみると

 

《ブライト司令から連絡があってね。そこにあるMSだと君の反応についていけないだろう。って事で輸送したんだと》

 

ふっ、ブライトの奴め気が利くな

 

「ありがとうございます。」

 

《礼ならブライト司令に言いたまえ》

 

「そうですね」

 

俺は艦長との電話が終わったあと、久々に自分の機体に触った。

 

「よう久々じゃないか」

 

静かに鎮座する機体を見て俺は何処と無く哀しく思えた。これで四枚羽に勝てる…でも勝ってどうする。

 

「くそ…忌々しい戦争だ」

 

ふと艦内が少し揺れた気がした。俺は気になって再びブリッジに向かった。

 

「嫌な予感がする。」

 

――ブリッジ

 

「艦長、今艦内が揺れましたが何かありましたか?」

 

「よく気が付いたな、さっきサラミスの残骸に向け砲撃をしたところだ」

 

砲撃をしただと…?この艦長は馬鹿なのか?

 

「何故、砲撃をしたのですか?こちらの現在地が特定されます」

 

「いや、MS全機収納してしまってな…それに分かるはずない、貴君には黙っていてもらいたい。それで、気になるなら機体で待っていればいい」

 

「くっ、了解しました」

 

ブリッジを後にする。無能な艦長の所為で何人死ぬんだか…

 

「上官が無能なのも罪だな」

 

俺はそう思いつつ自分の機体の中でその時を待つしかなかった。

 

******************************

 

「………モヤモヤする」

 

だいたい何分ぐらい経っただろうか20分?それよりもっとか?でも何故か無性に胸が騒ぐ。しかも感じたことのある感覚…

 

「ふっ、まさかな…」

 

奴は死んだはずだ…この目で見たからな…でもやはりこの感覚は奴だ!

 

「来る!」

 

その直後ネェル・アーガマに強い衝撃が走り、艦内警報が流れる

 

「やはり特定されていたか…的確すぎる」

 

早く出撃しないと沈む

 

《やはり貴君の言う通りだ、我々は嵌められた》

 

「そんな事はどうでもいい今すぐ俺を発艦させて下さい!」

 

《わ、分かった。発艦を許可する。敵を迎撃してくれ》

 

「了解!シュウ・クラナド、リゼル発艦する!」

 

よし、発艦した。奴めどこにいる。

 

敵はデブリを巧みに使い、素早い動きでネェル・アーガマを攻撃していた。

 

「なんて奴だ」

 

敵に向けメガ・ビーム・ランチャーを撃つが、スピードが速過ぎてかすりもしない。

 

「くそ、弾が切れる…ならば!」

 

俺はメガ・ビーム・ランチャーを捨てビームサーベルを2本取り出し敵に突っ込んだ。

 

「うぉおおおおお!!」

 

敵と鍔迫り合いになり、ものすごい音を出しながら対峙する。その敵MSのパイロットが気になって仕方がなかった。俺は通信回線を開き聞いてみた。

 

「お前は、シャアなのか!」

 

返信はすぐに帰ってきたが、思っていた事とは違った。

 

《私はシャア・アズナブルの意志を受け継ぐ者だ、君達で言うシャアの亡霊と言うのかな…しかし私も君には懐かしい感じがするな》

 

声はシャアにそっくりだ。でも何故だ?俺は会ったことはない

 

《君は高いニュータイプ能力を持っているようだ、残念だが私は君を殺さなければならない戦場でないところで会いたかった》

 

「!?」

 

俺は急速で後退し、もう1本のビームサーベル攻撃を間一髪で避けた。

 

《ほう、反応も良いようだ。ますます君を殺すのは惜しい…私と来ないか?》

 

「惜しくて結構、俺には俺のやる事がある」

 

敵と通信していると、増援が到着した。

 

《クラナド少佐、よくやった。あとは我々がやろう》

 

「ノーム隊長か?挟撃で攻めなければ、奴には勝てない」

 

《奴はたったの一機だ。このまま攻めれば勝てる》

 

ノーム隊長と部下の2人が攻めようとした時、ネェル・アーガマから敵MSについての情報が送られてきた。

 

シナンジュ…ユニコーンの元か、どうりでパワーが普通のモビルスーツとは違う訳だ…これでは自分の反応速度で対応しないと堕とされるぞ

 

「ノーム隊長、情報見たか?俺が奴を追い込むからそこを叩いてくれないか?」

 

《分かった。頼む》

 

これでやれなければ勝ち目はない

 

シナンジュを追い込むべく全速力で追いかける。しかしデブリを使いながら逃げている為、どんどん距離がなされる。




今回、書いていたら長くなってしまったので前篇と後篇の2部構成にしてみました。
いきなり自分専用機が到着したりなど無理矢理感が有りますがご了承下さい。(^^;;

次回はシャアの再来 後篇を書きたいと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。