機動戦士ガンダムUC ー真実の愛ー   作:姫奈子

7 / 12
前篇の続き…シャアの再来と呼ばれているネオ・ジオンのリーダー「フル・フロンタル」と戦いに仲間が次々とやられ、戦いが厳しい中ユニコーンが発艦する。


第6話 シャアの再来 後篇

「くそ!距離が離される…」

 

俺もデブリを使うか…だがそんな曲芸が俺に出来るのか?

 

「おもしろい…やってやろうじゃないか」

 

シナンジュの動きを見よう見まねでデブリを蹴って行く。やはり難しいな…でも、おかけで少しずつ距離を縮めてきた。

 

《…この私に着いてくるとは、適応能力も高いとみた…本当に殺すには惜しい、ならば他の者を》

 

シナンジュは急に方向転換しノーム隊長がいる方に向かった。

 

「ノーム隊長!今です、撃ってください!」

 

《了解した。全機シナンジュに向け射撃開始》

 

ノーム隊長の合図で小隊のメンバーが一斉に射撃を始める。

 

《ふっ、甘い!》

 

フル・フロンタルは無数に飛んでくる弾幕を華麗にかわしてながら、ノーム小隊に近づく。

 

「ノーム隊長、退避してください。その機体では勝ち目はありません」

 

《遅い!》

 

フル・フロンタルはノーム小隊の隙をつき、ガロム中尉が搭乗しているジェガンを堕とす。

 

「くそ!このままだと小隊は壊滅に…どうすればいい」

 

シュウが次の作戦を考えていると、オープンチャンネルで通信が入ってきた。

 

《攻撃中の敵機聞こえるか、ただちに攻撃を中止せよ!本艦は、ミネバ・ザビを捕虜にしている。繰り返す…本艦はザビ家の遺児、ミネバ・ラオ・ザビを捕虜にしている》

 

…ミネバ、とうとうバレたか

 

《我々には交渉の用意がある。賢明な返答を待つ》

 

これで、フル・フロンタルが手を引いてくれれば良いんだが…

 

《映像は確認した…私はネオ・ジオンのフル・フロンタル大佐だ。要求を聞こう》

 

驚いた…シャアの声にそっくりじゃないか

 

《連邦宇宙軍特殊作戦群、エコーズのダグザ・マックール中佐だ。攻撃を中止して速やかに撤退を願いたい。そうすればここにいるミネバ・ザビの安全は保証する。但し、本館が安全と判断する場所まで移動した後という条件はつくが》

 

こんなやり方はミネバは捕虜ではなくまるで…

 

《まるで捕虜ではなく人質という訳か》

 

非道な…これでは、テロリストのすることと変わらないじゃないか

 

その後、フル・フロンタルとの交渉は失敗した。

 

《くそ!退がれ、退がれ!貴様がいなければこんなことに!》

 

《リディ落ち着け!》

 

リディ…あの少尉か!?

 

《テロリスト相手に人質にとってさ!》

 

「リディよせ!迂闊だぞ!」

 

リディは冷静さを失って、ただ闇雲に撃ち続ける。シナンジュは軽やかに避け、リディの乗るリゼルの脚部をビームサーベルで切断し止めを刺そうとした時、ノーム隊長が間一髪助けに入った。

 

《世話を焼かせる部下だ》

 

《ノーム隊長…》

 

「…!?ノーム隊長離れろ」

 

シュウがノーム隊長に危険を知らせたが間に合わず、シナンジュのビームサーベルで堕とされた。

 

「なんてやつだ」

 

シナンジュは再びリディに襲いかかる。その時、ネェル・アーガマに反応があった。

 

「ユニコーン…バナージか?」

 

バナージの乗るユニコーンは凄まじい勢いで上昇し、俺のところに来た。

 

「バナージ、援護する」

 

《了解!!》

 

ユニコーンはシナンジュが隠れたデブリに向けビームマグナムを撃つ、放たれた弾はデブリを粉々に粉砕した。

 

「なんて威力だ…」

 

俺が関心してる間にユニコーンとシナンジュの戦いは接戦を繰り返す。だが、バナージは油断をしてシナンジュの蹴りをくらいデブリにぶつかる。

 

「バナージ!!」

 

《トドメだ!》

 

シナンジュはビームサーベルで斬りかかる瞬間、突如ユニコーンが真っ赤に光だし目にも止まらぬ速さで回避した。

 

「どこいった!?」

 

目を凝らしてみると、遠いところでシナンジュを追いかけているユニコーンが居た。

 

「バナージ!深追いはやめるんだ!戻れ」

 

《こいつを倒せば、オードリーは!》

 

くそ!頭に血がのぼってるな…これじゃあ耳に入らない

 

「リディ少尉、まだ動けるか?」

 

《はい、なんとかいけます。》

 

「今からバナージを援護する。ついて来い!」

 

《了解!》

 

俺とリディ少尉がユニコーンを追いかけるが、速度が圧倒的にユニコーンの方が上であり追いつくことが出来ない。

 

「機体性能が違い過ぎる…」

 

俺は急停止した。何故ならマリーダの乗るMSが現れたからだ。マリーダはファンネルを出しており近づいたら撃つと言わんばかりな威嚇をしている。

 

「マリーダ退いてくれ!!」

 

だが俺はバナージを助けなければならないファンネルを壊しながら進むだが、いくつも壊してもファンネルは減ることがなく俺とリディを攻撃してくる。

 

俺は避けながら進めただがリディは被弾してしまい戦闘が出来ない状況になった。

 

すると敵であるマリーダから通信が入った。その声は諭すような感じで…

 

《お前たちは退け!我々は姫様を奪還したいだけなんだ。》

 

「退けたらこちらも退きたい…だがバナージを置いて帰ることは出来ない。」

 

《そうか、ならば仕方ない》

 

ファンネルがこちらに向かってきた。その時、フル・フロンタルの通信が聞こえてきた。

 

「マリーダ中尉、戦闘を中止して帰投するぞ。目的は達した」

 

《…くっ、了解》

 

マリーダはファンネルをMSに収め機体を反転させる。

 

「待て!」

 

バナージがフル・フロンタルに囚われてしまった。追いかけたが、リゼルの推進剤が無くなり追跡が出来なくなった。

 

後に、バナージはサイド6付近にあるネオ・ジオン軍拠点のパラオに連れていかれたことが分かった。

 

「待ってろ、バナージ必ず連れ戻す。」

 

そう俺は心に誓った。




更新遅くなってすみません!
いろいろと忙しかったり、考案が浮かばなかったりなどで…
かなり読みにくい感じになってしまったと思います。

次回は『パラオ潜入』を書きたいとおもいます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。