ギャグです。タグにあるようにシリアスなんか考える暇あったらそんなのカレーにブチ込みます。煮込んで溶かします。
もう一度いいます。ギャグです。
こんなところに喫茶店、あったっけ。
聖杯戦争から帰ってきたアーチャー、エミヤシロウは先ず思った。
自分殺しをしようとしたら、結局過去の自分に新しい決意を持たせてしまった。
まぁ遠坂もいるし、少なくとも大丈夫かなー。
じゃあ次の抑止力からの借り出しまで座で剣のアレンジに打ち込もうかなー。と考えながら座に帰ろうとしたら、途中で喫茶店らしきものを見つけた。
「……何故こんな所に?というか何故存在している?」
その喫茶店らしきものを凝視していると、腹が鳴った。
命の削り合いした後だからだろうか。本来ならならない筈の腹の虫が、どういう訳か鳴った。
……何事も挑戦か。
「……それに、こんな所にあるなど、唯の喫茶店ではあるまい。どういう訳か腹も空いてるんだ。何かしらあるかもしれん」
これは調査、そう調査だと自分に言い訳しながら、小洒落たドアノブに手をかけてドアを開ける。
ドアの上に掛かっていた鈴が、店内に来客を告げる。
中には、カウンター席とテーブル席、他にも家族連れ用なのか、ファミレスのようなボックス席もある。
そしてカウンター席には、白衣を着た短髪の男。
その前には、店の店主らしい人物。そしてテーブル席にはアロハシャツを着た青髪の男……第5次聖杯戦争の、ランサー、クー・フーリン。
「……⁈ランサー⁈何故貴様が此処にッ!」
「お、アーチャーじゃねーか、よう」
「よう、ではない!何故貴様こんな所にいるッ!」
「はいはい、ストップストップ。そっちの赤い人も、クーの旦那も」
店主らしい人物が声を掛けてきた。
「そっちの赤い人は、此処初めてっしょ。まあ混乱するだろうよ。見た感じ……英霊さんだね?」
「……すまないが、此処は一体何処だ?それと貴様、何者だ?」
「そう警戒しないで、此処はただの喫茶店。立地が特殊なだけ。私は此処のマスター」
「ではマスター殿、一つ訪ねたい。何故英霊の座の近くに、喫茶店がある?」
「それは私自身もわかんないさ。でも分かることは一つだけ」
胡散臭いモノをみるアーチャーの視線を気にせず説明を続ける店主。
次の一言が、アーチャーに衝撃をもたらした。
「此処いろんな所と繋がってんのよ。異世界とか、平行世界とかとさ」
その一言で、アーチャーはツッコむのをやめた。
「……そうか、分かった。失礼、邪魔をした」
そう言ってアーチャーは、此処から立ち去ろうとした。
が
「待ちたまえ、そこの
白衣を着た男に、呼び止められた。
「……いまのクリムゾンアーチャー、と言うのは私か?」
「ああそうさ、貴様以外に居ないだろうが
その男は、バサァッ、と白衣を無駄に広げながら上から目線でアーチャー……いや、聖杯戦争は終わってるので真名で呼ぼう。 エミヤに上から目線で話しかけた。
「……何の様だ、私はこれで失礼したいのだが」
「まあそう言うな、此処に来て何も頼まないというのは無いだろう。それともアレか、貴様は飲食店まで来てお冷しか飲まない様なヤツなのか?」
「そういう訳ではない、唯私は此処に対した用事も無いし帰ろうと……」
「まぁまぁそう言うな、コーヒーの一杯でも飲んでからでも帰れるだるぉう?」
「いや、しかし生憎金銭の類いを持ち合わせて居ないのだがな……」
「安心しろ、コーヒーの一杯位、この鳳凰院凶真が奢ってやろう」
……なんだか変なヤツに絡まれた。
アーチャーはそう思いながらも、鳳凰院凶真……岡部倫太郎の隣りに座った。
それと同時位に、ランサーが注文をした。
「おーいマスター、今日も何時もの炒飯くれよ」
「はいよー、あ、そこの赤い人はどうする?岡部さんの奢りでコーヒー?」
「なっ……おい店長!何度言ったら分かるッ!俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶……」
「はいはい、今日は初見さん居るんだから本名を覚えて貰おうねー」
すると岡部は電源の入ってない携帯を取り出し、店の奥へ向かい話しかける。
「もしもし俺だ。…ああ、店長までもが”機関”の手に落ちた。ああ分かっている!ヤツらはどんな手でも使う……」
「……彼は何をしている?」
「エア友達と電話してる」
「なるほど、”厨二病”というヤツだな?」
「そう。まさにそれ。はい特製ブレンド」
「ああ、ありがとう」
コーヒーを口に入れる。
美味い。
細かい事抜きで、美味い。
やみつきになりそうな味だ。
「美味い……一体どうしたらこんなに上手く淹れられるんだ……‼︎」
家事や料理が人並み以上に得意で、執事経験のあるエミヤだからこそ分かる。
このコーヒー、凄まじく手間がかかってる。
「独自製法だからね。豆は特別なモノを使ってるし」
「そうか……そう言えば、此処にはどうしたら来れる様に?」
「ああ、なんか皆色々あるみたいだけど、大抵
「そうか……今日はこれで失礼する。また来させて貰う」
「ウチ24時間営業だから、何時でもいいよー」
「おーいマスター、炒飯まだかぁ?」
「ああ、はいはいただいまー」
ドアを閉じ、外にでるエミヤ。
なんだかあのコーヒーに、活力が貰えた気がした。
そして、忘れかけていた事も、遠坂や士郎に思い出させて貰えた。
ー遠坂、なんかオレ今ならいつも以上に頑張れそうだ。
その日から、抑止力に連れてかれ掃除屋稼業をやらされた後は毎日、喫茶店に来るようになったエミヤであった。
なんかこーゆーのもいいな、とか思いながら見切り発車で書きました。多分続きます。