龍に捧げる鎮魂歌   作:昆布さん

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シェンと堕龍の会話ですが、今回やっぱり恐ろしく短いです。もう少し長い文章になるよう努力しますよ、ええ。


第一幕 ネスツの残像

「ネスツだと?」

「ああ、KOF99から三度にわたり主催者であった組織だ。あがり。」

ちっ。と舌打ちすると堕龍はシェンに対して

「それで、その組織と俺にどんな関係がある?」

と聞いた。

「ちょいと裏の情報屋を突いてみたんだがよ。そしたら出るわ出るわ。ネスツ上層部の情報がそれこそナイアガラの滝みてエに出てきたんだよ。」

「文脈から察するに、龍の情報がその中に含まれている…と。そう考えていい訳だな?」

そういうことだな。言いながらシェンは麻雀牌を片付けながら続ける。

「イグニスって野郎は三年前にK'の奴らが倒した。そりゃ、俺やお前も知ってることだ。」

「ああ。それで?」

三年前。タイムパラドッグスで消えたと思われたアッシュ・クリムゾンが戻ってきたKOFのことだ。

「そのイグニスの野望のために使い捨てられた奴がいるんだよ。そいつの復讐のためにあのクリザリッドの野郎も残党狩りを続けている訳だがよ。でだ。そいつがこれだ。名前はゼロ。ネスツの上級幹部の一人だったらしい。で、そいつの直属部下として活動していたのが…」

「龍か。」

「そうだ。龍はどうやらネスツの改造手術を施されたらしい。ひょっとするとどこかの施設にいるかもな。」

「そうか。情報、感謝する。」

堕龍が情報料を雀卓の上に置くとシェンは数えてから

「たりねえ。」

と呟いた。

「どういうことだ?」

堕龍が少しだけ驚いて聞くとシェンはニヤリと笑って言う。

「たしか…だったよな。麻雀で負けた分がねえぜ。」

「今度蟹を奢ってやる。それでチャラにしてくれ。」

「わかったよ。それまで、死ぬんじゃねえぞ?」

当たり前だ。と言って堕龍がシェンの安アパートから出て行く。

楓が時を越えて現代に現れる17年前のことだ。




次回はクローン京との戦闘になります。
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