第三次スーパーロボット大戦α外伝 危機なる地球から アースゲート戦記 地球連邦地上軍極東部隊 彼の地にて斯く戦えり   作:溶けない氷

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やっぱファンタジーロボのダンバインが一番しっくりくるね
スパロボでも強いし。


ピニャ・コ・ラーダ姫殿下。ダンバインの活躍を聞くの巻

アルヌスの丘の連邦軍基地の近くに避難民仮設村を設営した伊丹中尉

(本人は書類の山にサインし続けていたが)

実際問題として収入の道を断たれてしまった彼らのために何か考えてはいるが、ただの中尉に策があるわけでもなし

「何から何まで彼らの世話になってしまったが・・・

生活費だけは自分たちでなんとかしたいのだが子供と年寄りや怪我人が殆どじゃしのう」

「丘の兵隊に身売りするしかないかも・・・・」

テュカやレレイなどロゥリィを除く女性陣はそうするしかないかもという雰囲気だ。

しかしショウは

「いや、カトーさん、この世界でも飛竜の鱗や牙は武具や装飾品の材料としても高い値段がつきますよね。

それならこの丘の戦闘で撃ち殺されたのがたくさんありますし

屍骸剥ぎなら体力の少ない村人の皆さんでもできるのでは?」

「うむ。しかしかなり貴重品じゃ。レンポーグンが許可をくれるかどうか・・・・」

「それなら大丈夫ですよ、俺も連邦にいたんですが彼らの間では飛竜を使いませんから。いざとなったらロンドベル隊の名前を出してでも都合をつけますよ。」

それにしてもこのショウ、2年間ですっかり世慣れしたものである。

(それに・・・飛竜はバイストンウェルの強獣に似ている・・・もしかしたらプチモビ代わりのオーラマシンくらいなら作れるかもな・・・)

実際、バイストンウェルではオーラマシンが産業の中心になっており

モビルスーツの代用になっている。

ビアン博士なら暇つぶしの片手間に作れそうなのが怖い。

伊丹は住民の役にたつならとあっさり許可を出してくれ道具まで貸してくれた。なお、備品なので更に書類を書く羽目になったのは別の話だ。

また、ショウも暇な連邦軍の軍人偵察隊の面々も気のいい連中が揃っているらしくプチモビやザクで住民を手伝ってくれた。

住人が鑿や玄能で苦闘していてもモビルスーツの卵も割らずにつまめる器用さと核融合炉のパワーなら一瞬で済むのだ。

その結果1日で鱗3000枚、牙60本と破格の量が手に入ってしまった。

住民には人間の手でしかできない、洗浄と選別でまた別に動いてもらったため予想以上の量が取れ

値崩れが起きないかとカトー老が不安になったほどだった。

これだけの量の鱗、取引できるのはこの近くではイタリカしかないとカトー老は伊丹に伝え、友人の経営している店がイタリカにあるので運んで貰いたいと提案した。基地の上層部も特地の通商について調査する為にこれを了承。

大幅な自由行動が許可された伊丹率いる第三偵察隊にその任を与えた。

一方で特地の司令部たるビッグトレーの中では・・・

「なるほど・・・ここが『トクチ』ってとこですか、驚くほど清浄ですね

空気も水も実にうまい。ワインも見ましたが逸品ぞろいだ。

宇宙の化け物どもも虫どももいない、まさに理想の蒼き清浄なる世界だ。」

この連邦派遣部隊の補給を受け持ち、資金援助すらするロゴス

ブルーコスモスの代表でもあるロード・ジブリールが訪れていた。

「アポカリュプシスが間近に迫ってどうしたものかと悩みましたが・・・

なんてことはありませんでしたね、ここを第2の地球とし汚らわしい蛮族を一掃し

ナチュラルのみの黄金の文明を復興させる・・・

全ては新しき蒼き清浄なる世界のために・・・

まさにうってつけのご都合主義、プロトカルチャー様に感謝しようか。」

すると部屋の向かいのソファーに座った連邦軍の高官は

「既にプランは整っております、原住民の労働力の確保、野蛮人の一掃

地球からの選別者の移住の手はず。

まったく、こんな近くに移住できるならさっさと開いてくれればいいものを・・

メガロード計画の数百分の1の予算で実行可能なんですからな。」

「ああ、現地での調整は頼んだよ。私はこれからまたフォン・ブラウンに飛ばなきゃならない。例のプラントやネオジオンとのSTMC対策というやつだ。」

「では、幸運を閣下。全ては新しき蒼き清浄なる世界のために・・・」

「そして全能なるプロトカルチャー様にもだろ」

再び暗躍するブルーコスモスとロゴス。

だがこの動きに気づくものはまだ無い。

一部のものを除いては・・・・・

?????「やはり、やつがブルーコスモスの新盟主というわけか、ヌビアコネクションの黒幕も奴につながっている・・・議長に報告せねばだな・・」

マントを翻し闇に消える人物、その正体は・・・・

____________

 

コダ村の炎龍襲撃とその炎龍の撃退という噂は瞬く間に広がっていった。

竜殺しなど御伽噺でしかない、その常識を覆したのだ。

ドラゴン、それも古代龍の炎龍。

数多の町や村が滅ぼされたがそれを一方的に撃退したなど夢物語にもほどがある。しかし、実際にコダ村から逃げた住人は撃退した者達を事細かに話していた。

そうして炎龍を撃退した連邦軍とダンバインの話はコダ村の人々から『ベージュの軍隊』と『蒼の精霊騎士』の名で帝国各地へと広まっていった。

ある街に建つ居酒屋の一角で数人の騎士と従者達は狭い店内で肩がぶつかりそうな程身を寄せて料理や酒を口へ運んでいた。居酒屋にはコダ村から来たという臨時雇いの女給が注文を取ったり酒や料理を運んだりしてはチップを貰ってはその話をしていた。

「炎龍を撃退したベージュ色の傭兵団と炎龍と一騎打ちで勝利した蒼の精霊騎士....騎士ノーマどう思われます?」

宮殿では侍従武官の地位につく女性騎士、ハミルトン・ウノ・ローが街中で聞いた噂について同じ侍従武官の先輩たる同僚、ノーマ・コ・イグルーに意見を求めた。

清潔にヒゲを切り揃えたこの男性騎士は杯に入ったまずい葡萄酒を一息に呷ると深く溜息をついた。本来なら雅やかなご婦人方を相手に高級な料理と酒を口にしている筈だった。

しかし現在は安い酒場でまずい葡萄酒を飲み、これまたまずい黒パンや巻き肉を口にする。不満も溜まる一方だ。

しかし目の前の同僚は無邪気な表情で自分の返答を待っている。仕方なく答える為にもう一度先ほどとは違い、短く溜息をつくと口を開いた。

「これだけ多くの避難民が言うなら嘘ではなかろう。

しかし炎龍とは些か信じ難いな。新生龍や翼竜かもしれんだろ?」

「でも私は信じても良いような気になっています」

「本当だよ。騎士さん達。あれは紛れもなく炎龍だったよ。間違いないよ」

ハミルトンの言葉に続く様に葡萄酒の入った酒瓶を持った件のコダ村の避難民だという女給だった。ノーマは『はっはっは、私は騙されないぞ女給』と軽く応じた。女給はムッとした表情になるが詳しい話を聞きたいハミルトンは女給を宥め『私は信じているから良かったらその話を詳しくしてくれないか?』と銅貨を数枚、チップとして女給に手渡した。

 

「ありがとうよ若い騎士さん。じゃ、取って置きのを披露するよ」

女給はニンマリ笑うとコホンと咳払いをする。次第に店で溢れていた騒音が鎮まり、酒場にいた全員が女給の話に聞き耳を立てていた。

「コダ村から逃げる私達を助けてくれたベージュの人達は十二人。女が二人いたよ」

「女はどんな姿だ?」

女給に質問したのはノーマだ。

「フン、男ってのは皆それだねぇ・・・・まぁいいや。

一人は長身でサラッとした綺麗ば黒髪の異国風美人で

もう一人は小柄で栗色の短髪の猫みたいな可愛い娘。

胸が牛みたいなんだけど腰はちゃんとくびれてんだよ。

これがまた男をそそるぴちっとした服を着ててね(ノーマルスーツのことだ)」

おおおお・・とノーマ含む酒場の男達の歓声に女給はチッと舌打ちをして

「ところがどっこい、この娘っこときたら大した玉でね。

背があんたがたの10倍はあろうっていう

ベージュ色の鋼鉄鎧の一つ目の巨人に

いうことを聞かせてたんだからあたしらはほんとびっくりしたよ。

荷物運びまで嫌がらせずにやらせてくれたんだから・・・

いるんだねぇ、あんなすごい魔女ってのが・・・」

男達は今度は「10倍はある・・・」「鋼鉄鎧の巨人・・・」「魔女・・・・」

どうも言い寄ってはみたが、怒った巨人に踏みつぶされるというおそろしいイメージが浮かんできたらしい。

皆とたんに違う意味で静かになる。

 

「あの、蒼の精霊騎士に付いて教えてくれないかな?」

ここでハミルトンが話題を転換する。

「あの騎士様ねぇ・・・ほんとびっくりしたよ。走る砦に乗せられて

逃げる途中でエムロイの神官と一緒に現れたんだ。

なんていったらいいかカブトムシみたいな角が生えた小さめの巨人みたいでね、トンボみたいな羽を生やしてでっかい剣を履いてたよ。」

皆、不思議な様相をした巨人の騎士を思い浮かべる・・・

「で、その小さな巨人の中から更に騎士様が出てきたんだよ。

黒髪黒目の異国風で鎧姿だったけどあのベージュの人たちと似た風貌だったから仲間だったんだろうね。なんか話してたよ。

その人はあたしらの言葉もわかってて、おまけに妖精までお供にしてたんだ。

自分のことを『バイストンウェルの聖戦士』って言ってたから騎士に違いないよ。」

『せ、聖戦士・・・』なんだか凄そうな肩書きだと皆思う・・・

「炎龍が出たって聞いた時なんてほんと大変だったよ。皆んな砦の中であわてふためいてさ、窓から炎龍がこっちに向かってきたのを見た時なんてこれで年貢の納め時かと観念したくらいさ。」

でもねぇと女給は続ける。

「まず、ベージュ色の巨人が砦の外に飛び出してね、手に持った鉄の杖で龍にむかって火を放ったんだよ。

あの巨人は火の魔法まで使えるのかってそりゃ驚いたね。」

巨人の魔法使い・・・もし本当なら大変な力だ・・・

ただの魔法使いでも強力極まりないのに、それが巨人サイズになったら・・・

「ほんでもってさ、お次はその蒼の騎士様が砦から飛んでってね、

これがもう凄まじい速さで目が追いつかないのよ。

炎龍のやつ速すぎて目を回してね、すごい速さで炎龍を一方的に殴る、蹴るしてたんだけど騎士様のお供の妖精の声がなぜか砦まで伝わってきてね

異国の言葉だったけど

『イッケェェェ!ヒッサツ!ハイパーオーラギリダァア』って呪文を唱えると

騎士様の剣がこう白くピカーって光ってすごい速さで炎龍の腕をスパッと断ち切ったんだ。あたしゃ惜しいって思わず叫んじまったよ

あと少しだけはやけりゃ、あの炎龍の腕じゃなく脳天の方がスパッといってたんだろうからね。

炎龍は這々の体で逃げ出したんだが、騎士様も流石に力が尽きたのか戻ってきたんだよ。」

そこまできて女給はあの人たちがいなけりゃ村人皆んな炎龍の胃袋に収まってたろうねと言ってテーブルから離れる。

『鋼鉄の一つ目巨人』

『蒼の精霊騎士』

『走る砦』・・・・

なんというか・・・居合わせた誰かが漏らした言葉に騎士と従者の一団はその余りにも抽象的な表現に何と言っていいのか戸惑っていた。

その中でただ一人興奮気味の女性がいた、

赤い髪を後ろで大きな三つ編みの様に纏め、

他の騎士よりも立派な鎧を付けている女性騎士だ。

彼女の名前はピニャ・コ・ラーダ。現帝国皇帝モルト・ソル・アウグスタフの娘であり皇位継承権第十位の紛れもない皇族である。

蒼い精霊騎士の話にいたく感心していた。

前にも聞いたことがある。

家族を守って20人はくだらない盗賊をたった一人でやっつけた挙句に丁重に埋葬していった強く美しい蒼い甲冑の巨人騎士。

弱きを助け、悪を挫く。

強大な炎龍を相手にしても臆することなく立ち向かい

一騎打ちで退けさえする。

子供のおとぎ話の騎士のような活躍に心を躍らせていて

「ぜひとも我が騎士団に加わって欲しいものだな・・・・」

と周囲に漏らしていたという・・・




翔さん、大活躍でしたね。
第4時でもFでもF完でもαでも大活躍だったのになぜ外伝にも2次にも3次にも出れなかったのか・・・
ちょっとバランスブレイカーになってたから仕方ないのか・・・
とりあえず悪役にジブリール追加しました
特地の人間を殲滅し地球のナチュラルのみの文明を保存しようという悪いやつです
でも反対側から見ると救世主にもなるのが世の常ですね。
国の英雄とか偉人なんて相手から見たらこんなもんでは

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