舞い戻りし悪魔   作:小林輝昭

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こんばんは。
体調管理は、大丈夫ですか?
朝かなり冷え込みますからね〜
気をつけていきましょう。

それでは、原作入ります。
どうぞ‼︎


旧校舎のディアボロス
NO.1


あれから、時が流れ高校二年になった。

長期休暇の時は、必ず京都へ帰っている。

三年間お世話になった所だからな。

 

さて、学園に入学した後に分かった事だが、学園には悪魔がいたんだ。しかも、大物。

一方は、この学園の二大お姉様の一人、リアス・グレモリー。魔王サーゼクス・ルシファーの実の妹だ。グレモリー家の次期当主だ。

そして、彼女の実家は公爵だ。所謂、お嬢様だな。

 

もう一方は、生徒会長のソーナ・シトリーだ。魔王セラフォール・レヴィアタンの実の妹だ。シトリー家の次期当主である。こちらもお嬢様だ。

 

ハッキリ言うと学校選択を間違えた、と思ったがもう遅かった。だが、隠蔽を使っている為バレておらず平穏なスクールライフを送っている。これからもあの二人に関わらずに生活しようと思っていたのに、目の前には、

「私たちオカルト研究部は、貴方達を歓迎するわ。悪魔としてね」

リアス・グレモリーがいた。

 

事の発端は、変態三人組の一人兵藤一誠だ。

ある休日、買い物の帰りに人払いの結界が張っている公園を見つけた。もし、一般市民が人外に襲われていたら目覚めが悪いのでとりあえず見に行くことにした。

そして、案の定一人の少年が男の堕天使に襲われていた。

しかも、その少年は俺と同じクラスの兵藤一誠だった。

ちょうどまさに、光の槍で刺されたところだった。

すると、男が俺に気づいた。

「うん?人払いの結界を張ってあったはずなんだが・・・

まぁ、良い。人間、運が悪かったと思って死ね!」

そう言って、光の槍を投げてきた。

大した脅威でもなかったので手で叩くと

バシッ

と、音を鳴らして霧散した。

すると、堕天使の男は人間が素手で光の槍を防いだ事に一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに憤怒の表情に変わった。

「良い気になるなよォ!たかが、人間風情がァ!もう、消し飛ばして、ッッッ⁉︎」

奴の言葉が、最後まで言われる事はなかった、何故なら後ろから禍々しい魔力が飛んできて男の右腕を肩から下が消し飛んだからだ。右肩口からは、鮮血が溢れ出している。

「ご機嫌よう。堕ちた天使さん?」

その声の主は紅い髪の女だった。

「・・・紅い髪・・・グレモリー家の者か・・・」

堕天使の男は、肩口に左手をあて、止血をしながら憎々しげに睨みつけた。

「リアス・グレモリーよ。この町は、私の管轄なのだけど

好き勝手やらないでくれるかしら?今後、私の邪魔をする

をするようなら体を消し飛ばすわよ?」

「その台詞、そのままそっくりそちらへ返そう、グレモリー家の次期当主よ。我が名ドーナシーク。再び見えないことを願う」

男は黒い翼を羽ばたかせ空へ飛んでいった。

「貴方、駒王学園の生徒ね。聞きたい事があるのだけど、この子の治療が優先だから明日使いを寄越すわ」

リアス・グレモリーは、そう言って兵藤を横抱きに魔法陣で消えた。

俺は、これから起こる厄介事に深い深いため息をついた。

もちろん、さっきからこっちを見ている存在には気づいていたが知り合いだったのでとりあえず、スルーしておいた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

〜兵藤一誠〜

今日、朝起きるとなんと!隣で、学園のアイドルであるリアス・グレモリー先輩が裸で寝ていたんだ。驚いて声も出なかった。人って、驚きすぎると声が出ないんだとしみじみ思った。

どうして一緒に寝ていたんですか?と、聞くと、今日の放課後使いを寄越すからその時話すわ、と言われた。

 

そして、呼びにきたのは・・・

「リアス・グレモリー先輩の使いできたんだ」

よりにもよってイケメン木場だった・・・

「君も、一緒に来てくれないか?白澤くん」

何故か、白澤も呼ばれていた。奴もイケメンにはいる人種だ。神様なんで、こんなに不公平な世の中なんでしょうか?

 

そんなことがあり、現在俺達は旧校舎のある教室の前にいた。

戸にかけられたプレートには、

[オカルト研究部]

と、書かれていた。

「部長、連れてきました」

引き戸の前から木場が確認すると、「ええ、入ってちょうだい」と先輩の声が聞こえてくる。

先輩は中にいるみたいだ。

木場が戸を開け、後に続いて室内に入ると、俺は中の様子に驚いた。

室内、至る所に謎の文字が書き込まれていた。

床、壁、天井に至るまで見たこともない面妖な文字が記されている。

そして、一番特徴的なのは中央の円陣。

教室の大半を占める巨大な魔法陣らしきものだ。

何やら不気味さと異質さを最大級にまで感じるぞ。

後は、ソファーがいくつか。デスクも何台か存在する。

ん?ソファーに一人座っているじゃないか。小柄な女の子・・・・。

知ってる。あの子を知っているぞ!

一年生の塔城小猫ちゃんだ!

ロリ顏、小柄な体、一見では小学生にしか見えない我が高校の一年生だ!

一部の男子に人気が高い。女子の間でも「可愛い!」と

マスコット的な存在だ。

黙々と羊羹を食べている。いつ見ても眠たそうな表情だ。

そういや、超がつくほど無表情な女の子なんだっけ、この子。こちらに気づいたのか、視線が合う。

「こちら、兵藤一誠くんと白澤玲くん」

ペコリと頭を下げてくる塔城小猫ちゃん。

「あ、どうも」

「どうぞよろしく」

俺と白澤も頭を下げる。

すると、奥のカーテンが開く。

そこにいたのは、リアス先輩ともう一人の「お姉様」の姫島朱乃先輩だった!

男子女子問わず憧れの的!

「あらあら。はじめまして、私、姫島朱乃と申します。どうぞ、以後、お見知りおきを」

ニコニコ笑顔で丁寧な挨拶をされる。

「こ、これはどうも。兵藤一誠です。こ、こちらこそ、はじめまして!」

俺も緊張しながら、挨拶を交わす。

「はじめまして、姫島先輩。白澤玲です。よろしくお願いします」

白澤も挨拶をした。

それを「うん」と確認するリアス先輩。

「これで全員揃ったわね。兵藤一誠くん、白澤玲くん。

私たち、オカルト研究部は貴方たちを歓迎するわ。

悪魔としてね」

何がなんだかさっぱりだ・・・

 

 

〜白澤玲〜

兵藤は、鳩が豆鉄砲食らったような顏してやがる。

まぁ、普通はそういう反応になるわな。

突然「悪魔としてね」と、言われて「はいそうですか」と

言える奴はまずいないだろう。

リアス・グレモリーが口を開いた。

「レイは、驚かないのね?普通驚くと思うけど」

「まぁ、自分の場合は京都の妖怪の方にお世話になっていたのである程度は、知っています」

「そう。じゃあ、話が早くて助かるわ。問題はイッセーね」

そう言うと兵藤に対して話始めた。

内容はこうだ。

まず、天野夕麻という女について話し始めた。

その女は、堕天使だったそうだ。だから、兵藤に眠る神器が危険だと判断して兵藤を誘いだして殺したみたいだ。

まぁ、所謂ハニートラップって奴だな。

で、刺されて死にそうになっている所に偶然にも持っていたチラシを使ってリアス・グレモリーを呼び出したみたいだ。

そして、問題の神器を顕現させた。すると、奴の左腕には赤色の籠手があった。これは、間違いなく『赤龍帝の籠手』通称『ブーステッド・ギア』だな。京都から、こっちに転移する時に感じた強い力を感じる。

最初の方は、下僕悪魔になった事に気乗りしていなかったが「頑張ればモテモテになるかもしれない」と聞かされると、ドンドンやる気になっていった。仕舞いには、「ハーレム王になる」とか言っていた。本当に単純な奴だ。

 

兵藤への話が終わるとこっちを向いて話し始めた。

「さて、レイ。貴方も私の下僕にならない?」

「何故ですか?自分は、兵藤のように神器を持っていないので眷属にする価値はないと思いますが・・・」

「あるわよ。だって、貴方は堕天使の光を素手で弾いたのよ?そんな人間が、普通な筈ないじゃない」

「いえ、だから京都の妖怪から少しだけ習った程度ですよ。しかも、あの堕天使も手加減してたんじゃないですか?そうじゃないと、神器も持たない人間が堕天使の光の槍を弾くなんて無理でしょう」

と、俺が肩を竦めて答えると、リアス・グレモリーは、さも分からないかのように話した。

「そう、そこなのよね〜。あの槍は間違いなく中級悪魔程度なら滅せるぐらいの力はあったのよ。なのに、貴方は弾いた。何故かしら?」

意味ありげに微笑みながら質問してきた。俺は、これ以上の抵抗は無駄だと思い諦めた。

「ハァ〜、分かりました。但し失礼ですが、自分は簡単にはあなた方を信用することが出来ません。ですから、駒を預けるだけの仮の下僕としてなら構いません。

正式な下僕に、なるか否かは私が決めます。どうでしょうか」

俺は、無難な落とし所を提案した。相手は仮とはいえ俺が手に入る。そして、そのまま正式な下僕となる可能性も充分にある。こっちは、駄目な主だと思ったら駒を返却すれば良いだけだ。今の俺達の関係ならこの提案は、WIN・WINだろう。しかも、俺の方が実力が上だ。万が一無理矢理下僕にされそうになっても対処可能だ。

リアス・グレモリーも悪くないと思ったみたいだ。

「分かったわ。貴方には、戦車の駒を渡しておくわ」

と、俺は駒を渡された。

こうして俺と兵藤のオカルト研究部への入部が決まり、

兵藤は、腐った悪魔社会へ仲間入りし

俺は、再び舞い戻った。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

家に帰りドアを開けるといつものように黒猫ちゃんがいた。

「ただいま」

と、言うと

「ニャー」

と、なく。そして、黒猫ちゃんは何かを調べるかのように俺の方をジロジロ見てきた。

「どうかしたか?」

そう聞いても何も答えず悲しそうな顏をして俯きながらリビングへと歩いていった。

 

その日の夜中突然、部屋の扉が開いた。

扉を開けた者は、俺に近づいてきた。

そして、話し掛けてきた。

「玲やっぱり、悪魔と関わるんだね。私がいると玲にも危害が及ぶかもしれないにゃ。だから、今日でお別れにゃ。

本当に玲は、優しかったにゃ。離れなきゃ、と何度思っても居心地が良すぎて出来なかったにゃ。でも、やっと決意できたにゃ。ありがとう、玲。また、会おうにゃ」

そう言って出て行こうとしたので俺は呼び止めた。

「おい、誰が出て行っていいといったよ?く・ろ・か?」

そう、言うとさっきの声の主は驚いたように

「な、なんで私の名前知ってるにゃ⁉︎」

言ってきた。

「リビングで話すとするか」

俺は、リビングへ黒歌を連れて行った。

 

 

そして、黒歌をテーブルに座らせ俺は話し出した。

「実はと言うと、俺は黒歌が最初から普通の猫じゃない事も気づいていた。名前が分かったのは一ヶ月くらい前だったけどな」

「そうかにゃ。でも、玲は普通の人間なのにどうして私の名前を知る事が出来たんだにゃ?」

と、不思議そうに聞いてきた。

「そりゃ、だって俺、悪魔だし」

「嘘にゃ!だって、玲からは悪魔の力が、全く感じられないにゃ」

「まぁ、そうだろうな。かなり強力な隠蔽使っているからな」

と言うと、黒歌は俯きながら聞いてきた。

「名前を知ってるという事は私が『はぐれ』だと知ってるでしょう?玲が悪魔なら余計に私と一緒にいるのは駄目。玲まで罪に問われるにゃ」

「俺は、黒歌が望んで『はぐれ』になったわけじゃないと思っている。一緒に生活して分かった。お前は、他者を傷つけてまで力を欲する奴じゃない。すると、残された可能性は一つ。我々、悪魔のせいだな?」

俺の言葉に黒歌は静かに頷いた。

そして、ぽつりぽつりと話し始めた。

全てを黒歌から聞いた後、俺は黒歌に謝罪した。

「本当にすまない。こんな月並みな言葉で許される筈はないと思う。だが、同じ悪魔として看過出来ないことだ。

俺の同族のせいで・・・本当に申し訳ない」

俺は、黒歌に謝ることしか出来ない。それ以外できる筈もない。勝手に眷属化しようとした挙句、大した裏付けもせずに上級悪魔を殺しただけで『はぐれ』扱い。こんなことが、許される筈もない。

悪魔の数が少なくなったからといって、他種族に頼っているのにも関わらず転生悪魔を差別する。しかも、女性に対しては、体目的もあり得る。どんな、種族だよ。ただの獣じゃねぇか・・・

だから、俺は受け入れよう。どんな、暴言も暴力も。

俺は、頭を下げ続けた。

「頭を上げてにゃ。玲は悪くないんだから」

そう言って、彼女はとても魅力的に微笑んだ。

「ありがとう。『はぐれ』扱いについては、安心してくれなんとかするから。俺かなり強いから襲撃されても大抵の奴は大丈夫さ。

しかも、俺達もう家族なんだから出て行くなんて言わないでくれ。これからも、一緒に暮らそう。なっ?」

と、言うと黒歌の目から大粒の涙が溢れ始めた。

「・・・ぐすっ・・・うん。・・・改めてよろしくにゃ」

「こちらこそよろしく」

そう言って、彼女を抱きしめた。

 

 

〜黒歌〜

今、私はとっても心地いいにゃ。玲と一緒のベッドで寝てるからにゃ。しかも、頭撫でて貰いながら・・・。

白音もとりあえず元気そうで安心したにゃ。

でも、謝らないと・・・、白音には色々苦労さしたはずだにゃ。

玲の生い立ちも聞いたけどかなりハードだにゃ。しかも、あの有名なリーベルタース家だったなんて・・・。

まぁ、玲が何処のどんな人でも玲は玲にゃ。

段々まぶたがおもくなってきた。

そろそろ、寝そう・・・にゃ

おやすみ、レイ。いや、シリウス。

 

 

 

 




どうでしたか?
原作では、あまり悪魔社会の負の部分に関しては触れていないので今回触れてみました。やはり、一誠くんが主役だとどうしても触れにくいのでしょうか?彼は、悪魔社会の政治には、触れていないですからね。
まぁ、ラブコメですからそれで良いのかもしれませんが笑

では、また次回!
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