オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-124「女神/ダカール演説 1」

 

 

「くっ!」

 

 

イギリスから発進したトレミーⅡや リーンホースⅡは月に向けて既に最速で向かっており、翔真もそれに追い付こうとしていた。やがてダブルオーは大気圏を突破してブースターをパージする。

 

 

「このままトランザムで飛ばして―『そうはいかねぇよなァ?』!」

 

「見つけぜェ・・・綾崎翔真ァ・・・テメーの力、どんなもんか

オレ様に、見せてみろ!あげゃあげゃあげゃ!」

 

「アストレア・・・ノーヴェじゃないな!」

 

 

ダブルオーセブンソード/Gの前に、フォン・スパークのアストレアが立ち塞がる。一方で時空海賊ビシディアンは次の戦場へと来ていた。今回はザフトの裏を暴き、世論を味方につけるために大東貴一はダカールにて行われるザフト支援派による議会を占拠し、演説しようと動き出していた。ショウマ・アッシュ率いるビシディアンと大東が雇った傭兵、サーペントテール 叢雲 劾は今回演説の邪魔をされないようにする為の警備の役目を指示されていた。

 

 

「ショウマ・アッシュ、ダークハウンド出るぞ!」

 

 

「叢雲 劾、ブルーフレームD出撃する」

 

 

 

バロノークからダークハウンドとブルーフレームDが出撃する。今回の舞台となるダカールはザフトと友好的な関係を築く国であり、その為ザフト基地も存在している。やがてダカールの議事堂では既に会議が始まり、警備も開始されていた。

 

 

「うっひゃー・・・結構いやがるな。まあ、アレス君達がいないだけまだマシかな」

 

『アレス?』

 

「おや、洩れていたようだね。すまない」

 

『気にするな。アレスとは・・・知り合いか?』

 

「ああ。あの若さで、しっかりしている・・・彼のMS エクシェスもかなりのもんだ」

 

『・・・エクシェス・・・すまないがアッシュ、もう少し情報をくれないか』

 

「ん?何か思い当たる節でもあるのかい?」

 

『少しな』

 

「その前に今日の主役のご登場だな」

 

 

地上を見ると一人の男がいた―――――ダークハウンドは地上へ降りるとその男をコクピットハッチへと招き入れる。

 

 

「やあまさか、時空海賊ビシディアンの首領が翔真君のそっくりとはね~」

 

「正確には並行世界同一人物ですけどね。つうか、大丈夫なんでしょうね?

今回はダカールでの演説ですけど、上手くいく確率はあるんですか?」

 

「正直自信はないよ。けどね、こうやって誰かが前に出て真実を語らなければ

いつまでも世界は変わらない。だからこその決断だよ」

 

「なるほど・・・そろそろ議事堂に到着する。叢雲 劾、頼む」

 

『了解だ』

 

 

ダークハウンドは議事堂の前に降り立ち、大東を降ろす。警備が何事かと駆け付けようとしたがビシディアンの者達とghost隊により阻止され大東は二人の護衛と共に中へ入る。

 

 

「さてと、お仕事開始だ」

 

 

ダークハウンドはこちらに向かってくるザフト派に属する元地球連合軍のMS部隊 ウィングを相手に立ち向かう。

 

『議会で、何をしようというか!』

 

 

黒くペイントされたウィンダム ジェットストライカー装備はビームライフルを連射する。ダークハウンドはアンカーを振り回しながらビームを打ち消し、ビームサーベルを抜刀して襲い掛かる――――しかし、黒いウィンダムはビームサーベル二刀流でダークハウンドの剣撃を受け止める。

 

 

「ちぃ!」

 

『ガンダム・・・どんなものか、見せてもらおうか!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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