オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-26「ローエングリンゲート」

 

箒の圧倒的な力により連合の包囲網からなんとか

突破したミネルバ、今現在はガルナハン基地周辺に

身を潜め友軍の支援を待っている所だ。

 

 

ミネルバの艦の中の部屋の一室では箒がベッドに

寝転び先程の戦闘の事を振り替えっていた。

 

「(あの力は一体なんだ?あの瞬間に私は・・・・)」

 

 

(お嬢ちゃん、あまり考えすぎると体に悪いぜ)

 

「(ドライグか、私は考える事が好きなんだ。

だから出来るだけほっといて欲しい)」

 

(ハハハ、その言い様なら心配する事もなかった

みたいだな)

 

「(私が落ち込んでいるとでも思ったか?)」

 

箒が念話でドライグと会話していると部屋の扉が

開く。

 

「アリシアか」

 

「私で悪かったね?」

 

入って来たのはアリシアだった。

 

「悪いとは言ってないのだが?」

 

「ふふふ、冗談だよ。それよりも箒、体は大丈夫?

さっきの戦闘の後だし何処か痛むとかある?」

 

「大丈夫だ。こう見えても体は鍛えてある」

 

「そうなの!?そうは見えないけど・・・・・」

 

「あ、アリシア!そう言いながら何故私の胸を見る!」

 

アリシアはマジマジと箒の豊満な胸を見て、箒は

恥ずかしいので両腕で胸を隠す。

 

「え~、いいじゃん別に~!」

 

「それでも恥ずかしい!あ、そろそろ作戦会議が

あるから私は行くぞ!」

 

箒は顔を紅くしながら部屋を出た。

 

「箒は本当に可愛いんだから♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてミネルバのブリーフィングルームには箒、

ラウラ、鈴、湊が用意された椅子に着席する。数秒

後にパイロットスーツを着込んだ千冬が部屋に入る

 

「皆揃っているな?これより今後の作戦の経緯を

説明する」

 

 

千冬は箒達に大画面ディスプレイに表示されたガルナ

ハン基地の地図を見せる。そこから今の現状と

過去にザフト地上部隊が突入を試みたが失敗に

終わったという話を千冬は淡々と話す。

 

「そして今新たに写り変わった画面に表示されて

いるのはこの基地の厄介な兵器ローエングリン砲だ。

これの直撃を受ければミネルバは無事ではすまない」

 

「じゃあミネルバはあんまり動けないんじゃ!」

 

「話は最後まで聞くんだ凰、このローエングリン砲は

いつでも簡単に撃てるものじゃない。一発放たれ

たとしてその後のエネルギーチャージに時間が掛かる、

この間に連合はMSやMAを沢山出してくる、さらに

今回は新たなMAが確認されている」

 

 

ディスプレイにMAゲルズゲーが映し出される。

 

 

「今回は私、凰、ボーデヴィッヒ、長瀬がミネルバの

防衛兼敵MSを撃破する事、そして篠ノ之、お前には

別の任務を任せる。これを渡しておく、ゆっくりと

目を通せ」

 

 

千冬はデータメモリーを箒に渡す。

 

「は、はい」

 

 

「それでは各員MSへ搭乗してくれ、以上で作戦

会議は終了する!」

 

 

 

箒は一先ず先にコアスプレンダーへと搭乗して

出撃準備する。

 

「坑道を利用して敵の砲台を叩くか、だが坑道に

光が無いというのはどういう事だ?それに・・・・・」

 

箒は先程千冬から言われたある言葉を思い出す

 

『モビルスーツでは無理でもインパルスなら

抜けられる、データ通りに飛べばいい。ただし

坑道を抜け出すタイミングを決して間違えるな。

早くても、遅くてもダメだ』

 

 

今回箒はコアスプレンダーでローエングリング砲台の

すぐ傍まで続いている坑道を利用して敵の砲台に強襲

するという任務を任されたのだ。千冬達は艦の防衛や

敵MSの撃破はもちろんだが一番の目的は砲台で守りに

入っている陽電子リフレクターが搭載されたMA

ゲルズゲーを引き離す事だ。

 

「やってやる。私とインパルスならやれる!」

 

【ハッチ解放!進路クリア!コアスプレンダー

発進どうぞ!・・・・・箒、気を付けてね】

 

「心配性だなアリシアは・・・・・篠ノ之 箒!

コアスプレンダー、行きます!」

 

 

ミネルバのインパルス専用のカタパルトハッチが

開きコアスプレンダー、チェストフライヤー、

レッグフライヤーが射出され作戦は間もなく開始

される。

 

 

 

 


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