オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-38「戦乱と散りゆく牙」

 

 

エクシェスとノワールが互角の戦いを見せていた頃

翔真はウイングゼロを一夏のフリーダムと合流して

箒の操るインパルス、イーリスのグフを相手にして

いた。

 

「お前もどういうつもりだ!翔真!」

 

「それはこちらのセリフだ、箒!」

 

ウイングゼロとインパルス、二機の壮絶なビーム

サーベルでの打ち合いは激しさを増す。

 

「お前はただ怒りに身を任せて戦っているだけだろ!

それじゃ二年前の俺と同じだ!」

 

「ッ!?・・・・だ、黙れ!」

 

インパルスのビームサーベルが縦一直線に振り下ろされ

ようとする。ウイングゼロはサーベルを受け流し

インパルスを蹴り飛ばす。

 

「クッ!」

 

機体が蹴り飛ばされた事により振動がコクピットに

伝わり箒は歯を食い縛り何とか耐える。

 

「・・・・・・・敵機接近、あれは」

 

 

ウイングゼロに近付く機影がある。その機体は千冬の

操るセイバーガンダムだった。

 

「何故こんな事を・・・・・・綾崎!一夏!」

 

通信機器を弄い二人に通信で問い掛けようとしたが

電発障害により返事は返って来ない。

 

そんな事お構い無しにウイングゼロはサーベルを構えて

セイバーに襲い掛かる。シールドでガードするセイバー

だったがウイングゼロのサーベルの威力は凄まじく

シールドは真っ二つに切断される。

 

「何故私達が戦わなければならないんだ!答えろ!」

 

千冬の叫び、だが決して翔真の耳に入る事は無い、

ウイングゼロはサーベルで左腕を破壊すると同時に

メインカメラを破壊しようともう一度サーベルを

セイバーに向けて振り下ろそうとしていた。

 

「させるわけないだろォォォォォ!!!!!」

 

イーリスはグフのスラスターを全開にしてウイングゼロに近付く、それに気付いた一夏はフリーダムをグフに

接近させる。

 

「・・・・!」

 

一夏はSEEDを発動する。スラスターを全開にして

グフに追い付きラケルタビームサーベルでグフの

メインカメラを目に見えない早さで破壊したフリーダム

 

「クソッタレがァァ!!!」

 

グフは海面に落ちる寸前だった、それならまだ良かった

のだ・・・・・・

 

「消えろ!」

 

カオスガンダムが目の前に現れビームサーベルを

グフのコクピットに突き刺す。

 

「ガハッ!?」

 

グフは数秒もしない内に爆発した。

 

「「イーリス!」」

 

千冬とニックが同時に叫ぶ。事実上イーリスは戦死

した。

 

「ち、これもお前らが乱入なんかしなければ!」

 

ニックのグレイズがランスを構えてツバサのガンダム

バルバトスに近付く。バルバトスはメイスでグレイズ

のランスを砕く。

 

「あのグフのパイロットが死んだのは注意をちゃん

としなかったその人自身が原因だろ?人のせいに

するのは間違いだよ、Xラウンダーのスタニック・

デュノア!」

 

「・・・!?」

 

ツバサが冷たい口調で言い放つと同時にガンダム

バルバトスはメイスでグレイズの装甲をボロボロに

していく。メイスでの打撃はそれなりにダメージを

与えられる為グレイズの各部からはオイルらしき物が

溢れだしバルバトスに飛び散る。

 

バルバトスはツインアイを光らせる。未だにメイス

での攻撃をやめない。

 

「たかが小僧ごときに負ける俺じゃねぇんだよ!」

 

グレイズは中破寸前だったが唯一残っていた

右脚部を使いバルバトスを蹴る。

 

「ツバサ!そろそろ引き際よ!」

 

「分かったよネプテューヌ、それとニックさん。もし

次戦場で会ったなら・・・・・・・命は無いと思ってくださ

いね。例え貴方がシャルロットさんのお兄さんで

あろうと・・・・・・僕は倒します」

 

「何だと・・・・・ッ!」

 

ガンダムバルバトス、ガンダムヴィルキスは

戦線を離脱していく。

 

 

「(何故だ!何故翔真の機体に追い付けない!?

インパルスは最新機なのに!)」

 

インパルスはウイングゼロを追い掛けるがインパルス

は徐々に距離を離さられる。

 

「そろそろ引き際か、近付くにトレミーも接近して

るな。一夏、大分片も付いた」

 

「・・・・・・ああ」

 

 

 

翔真は明久達に撤退を言い放つと同時に戦場から

離脱する。

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・・・ッ!」」

 

ノワールとエクシェスの戦いはまだ続いていた。

 

 

ルウェンはエクシェスを倒す事だけに集中して

周りが見えていなかった。

 

それはマルスも同じだった。互いに笑みを浮かべて

ノワールのフラガラッハが、エクシェスのライオット

ザンバーがぶつかる。だがそんな時ノーヴェの

アストレアがエクシェスに近付く。

 

「マルス!そろそろ撤退だ!早くしないとやられ

ちまうぞ!」

 

「・・・・・・了解」

 

 

ノーヴェの声がコクピット内に伝わりマルスは周りを

見渡してモニターにウイングゼロ、フリーダムが

撤退していく姿を確認する。一旦落ち着く為深呼吸する。そしてノーヴェのアストレアを追うかのように

戦線から離脱する。

 

 

「・・・・・・・あの機体、次こそは」

 

 

 

ルウェンはエクシェスを見てそう言い残すとノワールを

タケミカズチへと向かわせる。

 

ちなみにソレスタルビーイングの介入によりザフト、

地球連合はかなりの大ダメージを喰らったのは言う間

でも無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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