オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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今回はマルスの過去に関係する人物が登場。


PHASE-41「始まりが故に」

 

 

 

南極の北側の方向、一機の未確認MSがトレミーⅡに

刻々と迫っていた。

 

 

「許さない・・・・・・・・ソレスタルビーイング!」

 

コクピットで叫ぶ少《雪音クリス》はペダルを全力で踏み込み自身の専用機《ニャイアアストレイ・イチイバル》を加速させる。

 

 

 

 

 

 

 

一方でトレミーのブリッジではシュテルがいち早く

ニャイアアストレイの接近を察知して翔真、翼に

報告する。

 

 

「未確認のMS?」

 

「シュテル、詳しく」

 

「該当機種は不明です。ですが機体の構造からして

ガイアガンダムに似ています」

 

「そうか、翼」

 

「私も出よう。アヴァランチエクシアは?」

 

「アヴァランチエクシアの整備は全て終わっています。

いつでも大丈夫ですよ」

 

そして翔真、翼はパイロットスーツに着替えてMSデッキへ急ぐ。ウイングゼロ、アヴァランチエクシアに乗り込んだ二人は機体を起動させる。

 

「ウイングゼロ、綾崎翔真行きます!」

 

「風鳴翼、アヴァランチエクシア、駆け抜ける!」

 

 

カタパルトデッキが解放されウイングゼロ、アヴァランチエクシアが出撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔真は早速未確認MSを直に捉えてウイングゼロを

加速させた。

 

ビームサーベルを抜くウイングゼロは未確認MSに

斬り掛かる。未確認MSはシールドらしき物で斬撃を

食い止める。

 

「何者だ、連合の者か?それともザフトか?

答えろ」

 

[敵と話す事なんかねぇよ!行くぜニャイアアストレイ!]

 

 

ニャイアアストレイ・イチイバル、この未確認MS

の本当の名前であろう、ニャイアアストレイは

ウイングゼロを蹴り飛ばし懐に入ろうとする

 

「ッ!」

 

だが左手に持ったツインバスターライフルを構えて

発射する。ニャイアは紙一重で交わして獣形態へと

変形する、姿はまるで猫を思い浮かべるシルエット

でありウイングゼロと距離を取り複合兵装マーキュリー

レヴを展開する。

 

「綾崎翔真!答えろ!兄貴を・・・・・・アレスを何処に

やりやがったァァァァ!」

 

少女の叫びと同時にニャイアアストレイは加速する。

迫り来るニャイア、だが

 

「翔真一人とは限らない」

 

翼の駆るアヴァランチエクシアがニャイアの動きを

片手で止める。

 

 

「離せ!」

 

「この声は・・・・・・・クリスなの?」

 

一方で翔真はウイングゼロを動かそうと操縦レバーを

強く握ったその直後ゼロシステムが反応する。全周辺の

モニターからある場面が映し出される。

 

 

『俺は許さない・・・・・・・大東貫一とGspirits隊を!』

 

「マルス・・・・・・・・なのか?」

 

 

映し出された映像には怒りの篭った声で黒い機体を

動かす少年、マルスの姿があった。しかしマルスの

目には憎しみが宿り黒い機体、エクシェスはマルスに

答えるように敵を次々に斬り込んで行く。

 

「(違う・・・・・・・コイツはマルスなんかじゃない!

コイツは・・・・・・・・・)」

 

何かに気づいた翔真はウイングゼロを加速させる。

ウイングゼロはビームサーベルを再び構える

 

「(とにかく、マルスにはまだ謎があるという事

・・・・・・・・・そう言いたいんだな、ゼロ!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュイン!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!?この感じは・・・・・・・・とても懐かしい・・・

行かないといけないような気がする!」

 

「な!どうしたんだよマルス!」

 

「マルスさん!」

 

 

マルスは何かを感じ取り自身の愛機であるエクシェスの

元へ行く。

 

 

 

 

 

 

 

 






次回はナガズミとパワーアップしたウイングガンダム
が登場!

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