オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど・・・「本編完結」   作:どこかのシャルロッ党

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PHASE-68「それぞれの想い」

数週間の間、プレシアは地球連合軍が過去に犯した

非人道的な人造改造やテロといったと物をデータに

まとめて、それを全世界に見せ今私達が打つべき敵

は連合軍だと発言。プレシアの言葉に人々は心を

動かされ地球連合を酷く非難した。

 

 

『こんな事が許されるでしょうか?連合軍は

人の命を玩具のように扱い、簡単に殺してしまい

ます。連合軍の後ろには旧亡国企業のメンバーで

女ばかりで結成された秘密結社、ロゴスがいます。

すべてはロゴスが元凶なのです!だから私は

ここに誓います!ロゴスを、地球連合軍を倒すと!』

 

 

一旦プレシアは口を閉じ、呼吸を整えるとまた

口を開いた。

 

『ロゴスが動く中で、また関係のない組織も動いて

おります。戦争根絶を掲げるソレスタルビーイング

の意思に賛同し協力をする二つの組織が確認されて

いますが、私はソレスタルビーイングや地球連合の

存在を認めません』

 

 

 

プレシアの発言は後に、『女神の誓い』と報じられ

メディアに取り上げられた。そして各地ではザフトを

支持する者達とソレスタルビーイングを支持する者達

が各地で激突していた。そしてプレシアはミネルバに

ある命令を下した。

 

 

 

 

 

 

 

それは地球連合を倒せではなく、ソレスタルビーイング

を打てという命令であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―ミネルバ艦長室―

 

 

「スコール!それは本当なのか!?」

 

「本当よ。千冬、悲しいけどこれは事実よ」

 

「・・・・だが!私達の敵は地球連合のはずだろう!

なのに、何故一夏達を討つという命令になるんだ!」

 

「それは私だって一緒よ!私や千冬はザフトの

裏を知っているし翔真達のやっている事は正しい

とおもうわ!だけど・・・・・」

 

 

スコールは机の端に置かれた写真を見る。そこに

写っていたのは二年前に自分の前で散っていった

隼人だった。

 

「けど、どうしようもないじゃないッ!」

 

「・・・・・すまない」

 

 

 

 

 

 

スコールと千冬の間に沈黙が生まれていた頃、ミネルバ

のMS格納庫でも一波乱起きていた。整備が完璧に

施されているデスティニーインパルスの足下で

箒とニックが両者激突していた。

 

「お前・・・・もういっぺん言ってみろ!」

 

「ええ、何度だって言ってやりますよ!翔真も一夏

もシャルロット達も全員私が倒すって!」

 

ニックは箒がソレスタルビーイングの全員を

倒し、命を狩りとってやると発言した事に怒りを

覚えて箒とぶつかっていた。

 

「アンタに分かるのか!?大切な者が目の前で

殺され、深い悲しみに暮れている私の気持ちが!」

 

「俺だって過去にそういう事を経験しているから

お前の気持ちは分かる!だがッ!」

 

「黙れ偽善者!そうやって私に同情するのかッ!

私は同情される事が嫌いなんだ!」

 

 

箒はニックの手を払いのける。

 

「あなたも早くキマリスに乗ったらどうです?

ま、せいぜいバルバトスとかいうMSにやられないよう

にしてくださいね」

 

「嫌味か?」

 

「かもしれませんね」

 

箒は皮肉そうに言うとコアスプレンダーの元へ

向かう。

 

 

「倒す。お前だけは・・・・・私が討つ・・・・この手で」

 

「箒!ちょっと待て!」

 

「アリシア、どうしたのだその格好」

 

「私も出撃するよ、これ以上ソレスタルビーイング

に邪魔されない為にも・・・・・一緒に戦お!箒!」

 

「・・・・ああ!」

 

 

アリシアは箒にそう告げた後、プレシアがアリシア

の為に作ったMS「ガンダム スローネアイン」の元へ

と行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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