東方神獣録~神様転生した人の子は神獣になる~ 作:天神の御用人
俺の名前は
つい最近誕生日を迎えた高校2年生だ。
部活は剣道部に入っていて、次期部長候補と呼ばれている。ちなみに現部長の次に強い。
勉強もそれなりに出来て、成績は上から数えたら早いレベルだ。
年齢=彼女いない暦。友人曰く「お前は勉強できてスポーツできてイケメンで……レベルが違うんだよ」とのこと。
俺は「そんなことねぇよ」と言いたいが決して口に出さない。何故かって?言った日には友人にフルボッコにされるからだよ。
まあこんな俺だが、特にこれと言った特殊能力なんか持ってないし霊感も無い。
そんなごく普通の一般人である俺は今、怪奇現象に見舞われている。
どんな現象か、だって?それはね……
「……何処だよ、ここ」
辺り一面真っ暗な場所にいると言うものだ。
……左右を確認。うん、真っ暗。
前後も確認。うん、真っ暗。
上下も確認。うん、真っ暗。
……家具らしきものは?何も無い。
窓も?無い。
扉も?無い。
……何一つ無い空間かよ。
昨日自分の身に何があったか思い出すんだ、俺。
昨日は部活が終わって校門を出た矢先にトラックが突っ込んできて……あ。
分かった。俺、死んだのか。となると、ここは死者が来る空間かなんかか?
「正解じゃ、少年」
「誰っ!?」
いきなり後ろに爺さんが現れた。白い服着て、木の杖持った爺さんが。
「いきなりの登場で悪いのう。ワシは神をやっとるもんじゃ。あんまりグダグダするのもいやじゃから簡潔に言わせて貰うが……こちらのミスでおぬしを死なせてしまった、すまん」
そういって頭を下げる目の前の神様。
……え~と?今の状況を確認しよう。
俺は死んだ。何故?神様のミスで。
……これってもしやのパターンか?ってちょっと待て。
「あの~?あ、頭を上げてくれないか?なんか、違和感しかない」
「まことにすまないのう、少年。それで、お詫びとしておぬしを転生させたいんじゃが……」
「マジでか!?」
おっと、少しはしたない真似をしてしまったな。反省しよう。
それにしても転生か……。神様転生の二次創作小説を読んでたから夢ではあったんだよな。
まさか体験する日が来るなんてな…………。
「で、お主には転生する世界と特典を3つ決めれる権利がある」
「3つ……か」
「うむ。本当は4つか5つにしたかったんじゃがな……」
さて、ここで問題だ。どの世界に行こうかな?
SAO……却下。死にたくないよ。
ガンダム……却下。SAOと似た理由。
禁書目録……却下。ストーリー知らないよ。
東方……ここかな。俺も好きだし。
「じゃあ、東方projectの世界にしてくれ」
「了解じゃ。次に特典じゃが、お主が決めるか?」
「ああ。少し待っててくれ」
さて、どうしようか……。
能力系は今考えているのが受諾されれば何も問題ないから消費する特典の数は2つで済む。
残る1つは……自分の種族についてでいいか。
「決まったかの?」
「ああ。
1つ、『全てを可能にする程度の能力』
2つ、『~程度の能力を創造できる程度の能力』
3つ、俺をある種族にして欲しい。どんな感じかは、俺の脳内イメージを見てくれ」
「どれどれ……ふむ、オリジナルの種族か。面白いのう。能力もチートじゃしな」
「まあな。で、問題ないか?」
「うむ。何も問題ないぞい」
よし、これで向こうで死ぬことはまず無くなるな。
「じゃあ、転生させるぞい。あ、古代に転生させるから不老不死も付けとくぞ」
「了解」
さて、何が起こるかわからんが……楽しめればそれでいいか。幸い、不老不死にしてくれたしな。
「ではな、少年」
その言葉を聞いたのを最後に、俺は意識を手放した。
これが、後に「神獣『麒麟』」と呼ばれる存在の誕生だった。
ふむ、あの少年は面白い子じゃったな。
自らの死に落胆するわけでもなく、泣き喚くわけでもなく、ただただその事実を受け止めていた。
あのような人の子を珍しいのう。
あの人の子が転生した世界にはもう一人だけ転生者がおるが……どうなるか楽しみじゃな。
さて、ワシはのんびり見ているとしようかの。
始めまして。
自分も書きたくなったため書かせていただきます。
東方の世界に転生した赤城くんに待ち受けるものとは……!
こうご期待!
※誤字脱字、アドバイス、感想などお待ちしています!