上手くかけてると良いんですが。ガクブル
名前はダイでいいか。
容姿も現実に似せて作っておこう。
目をあけると『始まりの街』そう表示されている。
「帰ってきたのか…」
おっと干渉に浸ってる場合じゃないな。
さっさと武器屋まで行くか。
あの三人を待たせるとめんどくさいしな。
とりあえず俺は武器屋に向かって走り出した。
クロムside
私のアバター名は現実と同じでクロムにしてある。
容姿もかなり似せて作ったので兄様なら気づいてくれる筈。
この世界も久しぶりですね。
とても懐かしく感じます。
兄様と二人で共に駆け回ったあの時は…幸せだったな…////
はっ!
そんなことより早く武器屋に行って兄様達に会いましょう!
「クロム?」
名前を呼ばれ振り向いて見ると金色の髪に碧眼の女が立っていた。
「真奈さんですか?」
「そうよ」
まさか、この人が居るなんて…
「珍しいですね、真奈さんがゲームなんて」
「まあ暇潰しのつもりだったんだけど…咲夜とソロもやるみたいだったし、それに貴女が居るってことはアイツも来てるの?」
アイツとは兄様のことだ。
この人と兄様はライバルであり親友でもある。
実力は兄様から互角と聞いている。
戦績は勝ち越してるらしい。
「来てませ「嘘はやめようね?」…来てます」
「そっか〜♪」
くっ…この人は私のライバルでもある。
そう…真奈さんも兄様のことが好きなのである。
「武器屋で待ち合わせかな〜?」
…読まれてる
「…はい」
「じゃ、行こっか♪」
こうして私は真奈さんと武器屋へと向かった。
*
「まだ、来てなさそうだな。先に買っとくか」
俺は武器屋で何の武器にするか悩んでいると、武器屋に1人の男が来た。
迷わずに走ってきたところを見るとβテスターのようだ。
すると、その男を追いかけて走ってきたのか一人、三人、一人の順番で走ってきていた。
俺は気にせず武器を悩み続けていると…
「あんた!迷いなく走ってたとこみるとβテスターだろ!良かったら序盤のコツちょいとレクチャーしてくれよ!」
バンダナの人がβテスターであろうイケメンに頼んでいた。
「………わたっ…俺で良ければ教えられることは教えるよ」
やっぱβテスターなのか…まあ俺には関係ないか。
「その俺もいいか?」
目の腐っ…特徴的な人がまたまた便乗していた。
『うわぁっ!!』
2人とも驚いていた…ちょっとそれは失礼だろと思ったり…思わなかったりするが。
「ああ。別に構わないよ。わたっ…俺はキリト。よろしく」
イケメンβテスターはキリトっていうらしい。
その後、そいつらは自己紹介を終え武器を買ってフィールドへ向かって行った。
あのバンダナがクラインで目が腐ってんのがハチマンね。
あいつらが去った後、俺はアイツらが来るのを待っていた。
アイツら遅い。
俺は既に武器を買い終えている。
遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い!!!!!
先に行ってやろうか!
「兄様!!」
クロムの声がしたと思ったらタックルを喰らった。
「おい、危ないから飛びつくなよ」
「えへへ////兄様だ~」
この可愛い生物は何だ…妹だな。
「妹といちゃついてないでこっちにも気づいて欲しいんだけど…」
「いちゃついてねぇよ。って、真奈じゃねぇか。ゲームするなんて珍しいな」
「まあね、剣だけって設定に興味があったのと仕事が無いから只の暇つぶしに、ね」
「おいおい、仕事がねぇに越した事ないだろ」
俺達の仕事は護衛とか、まぁ黒い仕事関係が多い。
人殺し系は殆ど受けないようにしているが…護衛中に殺ってしまうこともある。
そう考えれば仕事が無いのは平和でいいことだと思う。
お金は心配ない…カジノで稼いでるから♪
「お待たせしました」
「ごめんなさい、遅くなった」
「気にすんな。さっさと武器買ってフィールド行こうぜ」
咲夜とメアも合流し、四人に武器を買わせる。
名前の方は全員現実と同じみたいだ。
白無は偽名で使っている『クロム』片手棍
咲夜はそのまま『サクヤ』短剣
真奈は『マナ』曲刀
メアは『メア』両手剣
と言った感じだ。
俺達は全員が武器を買い終えた後、フィールドへ出てきた。
「トンファーが無いのが残念です…」
「そうですね…双剣が無いのが残念です」
約二名…得意武器が無くて悔しがっているが、気にせずに練習しよう。
少し溜めをつくってから、ソードスキルが立ち上がるのを感じたら放つ!
"パリィン"
俺達は練習がてらひたすらイノシシを倒している。
レベルも上げれるし一石二鳥だろ。
イノシシ狩りが一息ついたところでメアが近ついてくる。
「ダイ、デュエルしよ」
「いいぜ」
俺とメアは距離をとり初撃決着モードでデュエルを始める。
count 3
count 2
count 1
count 0
開始と同時にメアの懐に潜り込む。
メアは両手剣を扱う分、反応が遅ければ俺の攻撃が先に当たる。
だが、メアは両手剣を軽く片手で振り払ってくる。
「ちょっ!?」
俺は咄嗟にバックステップを取り避ける。
「片手持ちとか最初っからできるもんなの!?」
「ダイ、レベル幾つ?」
「3レベだけど」
「私もレベルは3。ステ振りは筋力7、俊敏2、防御が1」
「なるほどな。俺は筋力2、俊敏8だわ」
「そっか。だから、あんなに速い」
筋力7振りでも片手で振り回すとか普通ありえないだろ。
本当に俺の仲間は常識外れが多いな…ハァ
まっ、ごちゃごちゃ考えんのは辞めて…行きますか。
俺はステップを踏みメアに切りかかる。
「全方位同時攻撃…万華鏡」
これは暗殺術の技の一つ肢曲を応用した技。
肢曲は歩く速さに緩急をつけて残像を見せる技だが…この技はあらゆる方向から"同時"に攻撃する…超高速技だ。
精密に言えば、連撃と言う事を気づかせない程速いと言うことなんだが…
「万華鏡…厄介、少しだけ。即撃」
メアはその場から動かず、ほぼ同時に全方位を薙ぎ払う。
「っ!!」
俺は剣でそれを受けとめるが。
重っ!!!
後ろにかなり吹っ飛ばされるが体制を立て直す。
「フゥ…相変わらず滅茶苦茶な奴」
「ダイに言われたくない」
さあて、色々試したいが…ソードスキルを使えば確実にやられるだろうし。
「戦い中に考え事?」
目の前を見るとメアが迫って来ていた。
「即撃」
チッ…俊敏にあんまり降ってなくても技術力でカバーできるのか。
それに両手剣でこの攻撃速度は厄介すぎる。
俺は振り下ろされる剣を受け流し、突きを放つ。
が…
メアは振り下ろした勢いを利用してそのまま飛んでいた。
チッ…回り込まれた。
「これで終わり。即撃」
メアは容赦なく剣を振り下ろす。
「そうだな…俺の勝ちだ」
振り下ろされた剣は空を斬った。
「虚像」
そう、斬られたのは俺が"斬られる寸前"までいた場所。
「また負けた」
WINNER
『ダイ』
「あ~楽しかった~」
「うん。楽しかった」
デュエルを終えた俺とメアは一息ついている。
「終わったみたいですね」
そこにサクヤ達も集まってきた。
「おう、そろそろ一旦ログアウトするか」
「そうですね、晩御飯の支度がありますから。ログアウトで問題ありません」
「メアもそれでいい」
「私もログアウトで問題ないわ」
「兄様がそう言うならそれで良いです」
「じゃ、ログアウトだな」
俺達がログアウトするべくシステムウインドウを開くが。
「ログアウトが無い…」
「私も」
「メアも無い」
「無いね…」
「無いですね」
俺達がどうしたものかとお互いに顔を見合わせた時だった。
俺達は突如光に包まれてしまった。
次回は~デスゲーム開幕!です☆