二人は行った事のある道を通りつつ……違う道へと入っていった。
そして着いた先は………凍りついた城。
冷え冷えとする風が吹き付けてくる。
いつもよりも滑りやすい気がする坂を駆け上り、手足が凍りそうなほど寒い外を歩いて……。
いつも通り、出てきて襲い掛かってくる相手を、はじいてなぎ倒して……二人は、ボスと出会った。
そこにいたのはウィズ…………の筈だった。
だが…目の色は黒ずんでいて…色も若干暗い。
…姿は…シルクハットに紅いマント。
白い手袋…それに、ステッキを持っている。
「………。」
「…ウィズ?」
何も反応していない。反応を返さない。
いつものお気楽なテンションはどうしたのか…考えている時、シークが言った。
「彼はいつもあんな感じなのかい?」
「いや…全然違う…」
「じゃあ…偽物かもね?」
考えもしなかった言葉。
どうしてそう思うのか、聞こうとして…出来なかった。
ウィズが騙っていた。
「
「いや、疑問で聞かれても……」
返答に困っている間に………攻撃が始まった。
Vs………ウィズ!!
「Poison apple!」
チカチカとする、毒々しい色のリンゴが転がって来た。
二人は飛びあがってそれを避けた。
ウィズは騙りつつ、攻撃を仕掛けてくる。
「分かり合えない、分かり合いたくも無い……balloon!」
赤い風船が一つ…ふわりと浮いた。
シークがその近くに着地した瞬間………いきなり破裂した。
「痛っ!?」
やはり何かがおかしくて……シークが言った通り、偽物なんだろうか?
カービィが少し考え込もうとすると、ウィズが隙を見逃さず攻撃をする。
「空の色が見える。知ってる空と違う………ball!!!」
今度は三つのボールが帽子から飛び出した。
…異様な跳ね方のボールを吸い込み、そのまま吐き出す。
少ししか、ダメージが無い。
「血の匂いがした。知っている人か知らない人のか……thunderbolt&car!!」
それぞれ三つずつ。
雷の落ちるスピードが速すぎる。
そして…下には車が縦横無尽に走っている。
シークは雷雲を切り、カービィは下の車を何とかした。
それでも…ウィズは止まらない。
「消えて消えて消えて消えて……後には何が残る?…bomb!!!!」
十の爆弾が…一気に降り注いだ。
二人は何とかそれを避けた。
「やっぱり…何か違う!!!!」
カービィは叫び、さっき吸い込んだボムの能力で…ウィズを倒した。
「倒されて倒して………戦いの果てには何があるのだろうか…。」
ウィズはそう言い残すと、何処かへと消え去ってしまった。
「………やっぱり……許せない!!」
シークが静かに呟いた。
強い決意を込めた二人の上では…濁った赤いカケラが浮いていた…。
「やっと気付いたなぁ~カービィ。」
何処かで見たシルエットの者が言った。笑っていた。
「でも、これでOKだね。…後は彼から引き離せれば…」
そうしてシルエットの人物は…考え始めた。