――ああ、あの暗い地下の匂いが恋しい。
――光が…闇が、恋しい。
最初の場所で休憩をした後、はっとしたカービィに連れられ、一度通った道を、逆走する二人。
「思い出したよ!ボスはこの下を通ればいた筈!!」
「思い出せたんだね!よかった!」
そのまま走って駆け抜けていく。
進んだ先にはボンカースがいた。
先ほど以上に気合が入っている。
「早く倒そう!!」
シークが言って、すぐに切りかかる。
「今度こそ勝ってみせる!!」
いいながら、ボンカースもハンマーで受け止めた。
金属と木がかみ合ってぎちぎちと音がする。
カービィは攻撃の余波の星を吸い込んで吐き出して、シークが剣で切り付け続ける。
そしてなんとか倒すことができた。
カービィはハンマーをコピーして、下降気流に乗り…思い切り下へと行った。
ボスの扉の前…二人は少し息を整え、鏡をくぐり抜けていった…。
――光ガ見エル。
――本物(オリジナル)ガ恋シガッテイル光ガ。
――ソレ程欲シイノナラ…我ガ、手ニ入レル。
――勿論…モウ一ツノ光モ残ラズニ。
扉の向こう…そこいたのは?…モーリィ。
姿は全く同じ。でも気配が違う。
…暗い。洞窟の地下よりも暗い。
「…欲シイ」
機械の様な錆び付いた声。
その声で、喋り始める。
「光ガ欲シイ。…光…見ツケタ。」
そして…襲いかかって来た。
Vsモーリィ
穴に潜ったモーリィは…上から出てきて、爆弾を落としました。
カービィはそれを打ち上げ、ダメージを与える。
「光…光!!」
突然、シークに向かって鋭くとがった爪を振り下ろした。
シークはヒラリと避けるが…紙一重だった。
「アブな…っ!!」
それでも…攻撃は止まない。
一層ひどくなっていく。
「欲シイ…光…欲シイ。」
そして…予想外の行動をした。
一度穴に戻ったかと思ったら…ロケットの様に高速で移動し始めた!!
流石に避けられず、ダメージが蓄積する。
だが、お互いに残りは少し。
「光、光ガ、光、欲シイ、光、光光、ヒ、カリ……」
「これで…」
「最後だ!!」
三人が交差した。
そして…モーリィは、倒れた。
「…光ハ我ヲ見放シタ…カ。」
そして、モーリィは消えた。
「後一つ…それで、皆は助かる!!」
見上げた先にあるのは…濁った橙色の水晶。
カービィがフと聞いた。
「ねぇ、光が欲しいって言ってたけど…何でシークは狙われてたの?」
「ああ、それはね…」
そう言って、懐に手を突っ込んで、取り出したのは…
「水晶…?」
純粋な白。
キラキラと光る、水晶であった。
「…じゃあ、もう後一つの水晶は集めなくても良いって事?」
「いや、それが…この水晶じゃ、反応しないんだ……なんでか、わからないけど」
そうして、少しだけ笑った。
「さあ…後一つを集めに行かないとね。」
そして、二人はそこを後にした。
――光は守られた。
――…良かった。
――もうすぐトンネルが完成する。
――それまで…待っていてくれ。