星のカービィ~不思議なカケラと謎の青年~   作:邪水落

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キングゴーレムは…困った事態に陥っていた。

侵入者がいた。何人も。

彼は――――


古城の主~異変~

五人はスイッチを押した後、右側の扉へと入って行った。

 

梯子を降りながらメタナイトは尋ねた。

 

「シーク殿、シャドウカービィは一体、どちらへ運んだので?」

 

シークは微かに笑いながら答えた。

 

「何度も聞いてくるね……静かに治療できる所さ。」

 

言いつつも、ブロックンを弾き飛ばした。

 

どうやら彼は、マントで攻撃を弾く事も出来るらしい。

 

五人で少しずつ進んでいく。

 

…シークは器用に、マントの内側を見せずに攻撃をはじいている。

 

ビルゲが落ちるのを見届けた後…カービィが聞いた。

 

「ねぇシーク…君に似てた…あの青い服の人、誰??」

 

その問いにシークはああ、という顔をした後、静かに話し始めた。

 

「…彼はアルティー。僕の住む村を滅ぼした…悪い奴なんだ。」

 

「あの…お二人はとても似ているのですが…何故ですか??」

 

やや深く入り込んだ質問だった。それでもシークは答えた。

 

「…アルティーとは双子の兄弟なんだ。アイツは弟。」

 

「え、あの…えっと…」

 

「謝らなくて良いよ。いつかは言わなきゃいけない事だったんだから。」

 

穏やかな口調。その裏の感情を感じたのは…デデデだけだった。

 

だが、何も言わなかった。

 

「……あ、鏡だ!」

 

五人は少し重たくなった気を取り直しつつ、鏡をくぐって行った。

 

 

そこには…爆弾ブロックが沢山あった。

 

「僕に任せなよ」

 

そう言うと、シークは沢山の星の形をした弾を手のひらに出現させた。そして…

 

「さぁ行け!」

 

シークの命令に従い、星達がキラキラと尾を引いて行く。

 

着弾したそれは、少しの間だけその場で回った。

 

全ての爆弾ブロックを破壊しつくした後…星達は消えた。

 

「さ、行こうか!!」

 

メタナイトは…僅かなうすら寒さを覚えつつ、扉をくぐって行った。

 

 

そしてそのまま進んでいき…キャンディーで無敵状態になった五人はガンガン進んだ。

 

…ボス前には、消えてるけど。

 

ボス前の通路は…少し変だった。

 

「何だろう…逆になってる気がする…」

 

前に来た時と、通路が正反対になっているような違和感が、あった。

 

「さぁ…気のせいじゃないか?」

 

「そうなのかなぁ…」

 

カービィは疑問を抱えつつ…メタナイトは疑惑を抱きつつ…

 

ついでにスイッチを押しつつ…ボスの元へと向かった。

 

 

ここのボスは…キングゴーレム。色は茶色…の筈だった。

 

だが…黒い。色が、黒かった。そして何かが違う。

 

けれど、何かはわからない。

 

違うのは、わかるのに。

 

そんなうっすらとした疑問を誰かが口に出す前に…闘いの火蓋が…切って落とされた。




次回…ボス戦。

何かが違うボス達。それに疑問を持ちつつ…彼等は戦い続ける。
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