星のカービィ~不思議なカケラと謎の青年~   作:邪水落

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“彼”はキングゴーレムであり、キングゴーレムではない。


古城の主~闘い~

五人は、黒いキングゴーレムと対峙した。

 

何も言わなかったが…敵意は明らかにあった。

 

やがて…口を開いた。

 

「我が名はキングゴーレム。お主等…あのカケラを狙ってきたな?」

 

何もかも分かっている、という口調だった。シークがそれに応戦する。

 

「それだったら何だって?」

 

「戦うのみ!!」

 

そうして…闘いが、始まった。

 

シークはどこからか取り出した鞘から剣を引き抜き、メタナイトも構えた。

 

カービィはボムを頭上に構えて…ワドルディはスピアを構えた。

 

デデデは…ハンマーをかざしていた。

 

 

 

不穏な空気。不穏な気配。何もかも違う。けれど、何もかも同じ。闘いが…始まった。

 

 

 

「出でよガレブ!」

 

キングゴーレムが呼びだすと、何処からともなく岩の様なモノ達が二体現われた。

 

転がって来た所を、カウンターで斬る。

 

すると地面を大きな手でたたき始め…岩を落としてきた。

 

「そんな攻撃…カービィのストーンに比べたら、軽い!!」

 

デデデが大きな声で言い放ちつつ、鬼殺しデデデハンマーで大ダメージを与えた。

 

二回目の岩落とし攻撃も…三回目の岩落とし攻撃も避けた五人に…

 

キングゴーレムはあるモノを落としてきた。

 

それは黒っぽくて…トゲが付いていて…意思が無い…そう、ゴルドーだった。

 

「おっと!?危ないモン落としてくれるな~」

 

シーク等は危なっかしい足取りで全て避け…とうとう、キングゴーレムを倒した。

 

「この…わしが…負けただと…」

 

ボロボロで、息をついていた。そして宙に浮いていたのは…濁った色の、黄色いカケラ。

 

「これは…水晶…??」

 

メタナイトが驚いた様な口調で言うのを聞きながら、シークが言った。

 

「これが…あの大きな鏡の封印を解く、カギになるんだ!」

 

少しだけ嬉しそうに言った。僅かな陰りが見えたが…誰も、気付かなかった。

 

 

~所変わって~

 

ここは…先程の場所の…反対側。

 

そこには…茶色のキングゴーレムがいた。

 

既にボロボロで…何かを言っていた。

 

その途中に、青い服の青年が突然現れた。

 

キングゴーレムは僅かに身がまえたが…すぐに、警戒を解いた。

 

そして、途切れ途切れに知らせた。

 

ここで起こっている…余り芳しくない物語の幕開けを…

 

「……今…危ない事が起きて、いる……彼等を…カービィを……どうか、助けてやって…くれ…。」

 

青年が頷くと、キングゴーレムは安心した様に眠りに入った。

 

…恐らく、傷を回復する為に。

 

「…………(ボクが…約束を守らなければ)」

 

青年は自分に言い聞かせるように頷くと…その場から、姿を消した。




名:??・???(恐らくアルティー・ザノール)

容姿:白と薄い灰色の帽子(ビームのっぽい)を被っている。

顔全体を覆う仮面は黒。口と目の部分には青緑色が灯っている。

手を覆う手袋は白。マントは青。内側は濃い青だと思われる。結んでいる紐は茶色。

靴も黒。

僅かに見える髪の毛らしきモノは黄色(ブロンズかな??)。

とても――軽い。

性別:恐らく男。

今は、一言もしゃべる事はない。
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