文字が現れるのは…まだ、もう少し先の話…。
キングゴーレムを倒した彼等は、再び大鏡の間へと帰ってきていた。
そこでシークが言った。
「君等三人…少し、待機しててくれないか?」
「「「待機?」」」
シークは頷くと、説明を始めた。
「君等…平気そうにしてるけど結構ダメージくらってるだろ?それに大人数で動くと気付かれやすい。」
「それはそうだが…」
「それに、シャドウ君を看病してやって欲しいんだ。」
その言葉に、三人は頷くしかなかった。
「それで…何処に行けば?」
「それは彼等が案内してくれるよ。」
とシークは別のワドルディ達を呼びだし、三人を行かせた。
そして心配そうに彼等を見つめるカービィに言った。
「彼等は大丈夫だよ。あそこは滅多に入れない場所だから。」
そして二人は…新たに現われていた扉をくぐって行った…。
現れた宝箱を取ると、マップだった。
「良し行こうか!」
マップを見ながら、シークはどこか喜々とした声を発する。
「右に行ってみよう!!」
二人は右に行った。そして、走り出した。
何故かカービィはコピー能力を捨て、敵をよけながら進む。
「やっぱり、どこか変だなぁ」
呟きながらも、違和感の正体をつかめないままに、進む。
「スイッチだ。…押してみようか。」
スイッチを押すと、大鏡の間と繋がった。
これで、いつでもすぐに戻る事が出来る。
どんどん、二人は…進んでいく。
「チップ、邪魔しないで…!」
「そんなに邪魔なら、切り捨てて行けばいいさ。」
残酷な事を冷静に言うシークを僅かに怪しそうに見たが…そのまま先へと進んでいく。
どれだけ怪しんでいても、異変は、終わらないのだから…。
途中で下に降りていき…中ボスが登場した。
キングゴーレムと同じく、何やら生気が無い表情である。
「バウファイター…?どうしたの??」
「……。」
全く生気が無い。答えもしない。それを…シークは、一閃した。
「………!!」
バウファイターは…声も無く、倒れた。
「何でこんな…!!」
「残念だが…倒さなければ、進めない。」
静かに諭された。カービィは悲しそうに俯いたまま、歩いて行った。
それを見かねたのか、シークが口を開く。
「……バウファイターは、たぶん……アルティーが洗脳してたんだよ」
「……洗脳……?」
「そう。だって、そうでもしないと……あんなに、暗いはずないんだろう?」
そう問われて、カービィは頷いて言う。
「……うん、とっても、元気な子だった…!」
そして、空を見上げた。
寂しさに少し曇っていた目は、ほんの少しだけ……輝きを取り戻していた。
シークはそっと笑うと…そろってワープスターに乗って、別のステージへと向かった。