美城プロでアイドルになった男の日記   作:宇賀神

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ちょっと短いけど二本立てでーす

あ、そうだ(唐突)
今更だけどありすと巴は上京して寮にいる設定になってるゾ
ゲーム内設定では、二人とも兵庫と広島出身で親御さんと一緒に住んでいるらしいけど、レッスンだけの日とかに東京と関西地方を毎日往復出来るワケないだろ!いい加減にしろ!

実家が裕福?なんのこったよ(すっとぼけ)




 

 

◆月●日

 

明日はミニライブ。

会場の下見も打ち合わせもリハも終わった。

初めてのライブだけど、成功する。

少なくとも、今日で不安要素は取り除かれた。

俺達側に精神的動揺によるミスは決して無いと思っていただこうッ!

 

 

 

◆月@日

 

ぬわああああん疲れたもおおおおおおおおおん!

 

何が精神的動揺によるミスは無いだ死ねミスは無かったけど動揺しまくりだったわ

 

小さなライブステージの前に用意していた10数席のパイプ椅子は全部埋まって立ち見もいたし、二階のカフェスペースや、大通りに面した窓ガラスからこちらを覗くお客さんも多かったから、めっちゃくちゃ緊張した。

緊張のし過ぎで吐きそうだったのだけ覚えてる。

 

あとアレね。

機材トラブルが起きたから反射的にFワード口走ったけど、お客さんにはそこそこ受けてたし、掴み的な意味でもバッチリ印象に残せたから見逃してほしい。

舞台袖からこちらをコッソリ見ていたプロデューサーに視線向けたら、首に手を当てて苦笑いしてた。セーフ?アウト?

 

ライブ後のCD販売は手売りだったけど、500枚用意してた分は全部売れたし、俺と橘でそれぞれ4:6くらいの比率で握手を求められたのは嬉しかったね。

勿論CD買うガチ勢は9割男だった。

内4割が俺から手売りで欲しがるとか、あっ、ふーん……(察し)

 

 

緊張で三村と村上のライブの様子を見られなかったのが心残りだったけど、どんなんだったかは明日聞こう、明日。

三村村上は、大したアクシデントもなく打ち合わせ通りに進めてたし、俺達が時間通りにステージに出られてたから、二人のライブ内容は成功だったのかな。

 

今日はもう疲れた。

 

 

 

◆月$日

 

本社のアイドル部署に来てくれとプロデューサーから呼び出しがかかった。

今日はミニライブ直後だから休みだった予定だとブツクサ文句を言いながらも、とりあえず本社に出社。

まずは、プロデューサーと千川さんから「昨日はお疲れ様でした」と労われ、休日出勤させた件は謝罪もされ、本題へ。

 

同期生三人組がいないのはなぜかと聞いたら、先ずは見て欲しいとノートPCを向けられた。

そこには、昨日のライブの様子が、既に観客の手によってネットの動画投稿サイトにアップされていた。

へぇ画質良いなと感心していたら、俺が映っていてちょっと恥ずかしい。

が、聞きたいのはライブ内容に関してではなくて、これを放置したままで問題ないのかという疑問だった。

 

これについて俺の意見を聞きたかったらしいが、率直に言って残したままでも問題無し。

一応プロデューサー側も、資料映像としてコレを録画していたみたいだが、ミニライブの様子をDVDにして売るワケでも無いし、歯に衣着せぬネット特有のダイレクトな反応が見られるのは会社にとっても有益な情報になるだろう。

それに新規アイドルのミニライブの再生数なんてたかが知れてるしへーきへーき(鼻ホジー)

 

ただ、あの三人が嫌悪感を感じたら止めるべきだろうとは言った。

あの三人全員多感な時期だから、これに反応して要らん事やって、それが取り上げられてまた要らん事やってと、負のスパイラルに陥ったら終了である。

 

どうやらプロデューサーと千川さんも概ね同じ意見だったようで、ホッと胸を撫で下ろしていた。

 

その後は、プロデューサーと千川さんと俺とで、アップされていたライブの動画を見た。

俺と橘は勿論、三村と村上のライブとトークも入っていたのは嬉しい。自分の事で精一杯で、二人のミニライブは全然見られなかったからね。

 

二人とも、俺達より先に曲とレッスン内容が決まっていたからか、生歌も振り付けも完成度が高く感じられた。

それに加え、トークが俺達よりもかなり上手だった。

具体的に言うと、観客を巻き込むのが上手い。

俺と橘は、漫才とまでは行かないが二人同士の掛け合いが多かったのに比べ、三村と村上は客へ多く言葉を投げかけて俺達よりも声援を多くもらえていた。

 

と、千川さんに言われて気づく。俺無能。

 

その甲斐あってか、舞台袖から見ていたプロデューサーが言うには、村上も三村も俺達と変わらないくらいの客数だったらしい。

実際に、村上のライブが終わってトークが始まった時、撮影者がカメラを一回ぐるりと回して客を映していたが、歩いていた客が立ち止まったのを複数人確認できた。

舞台袖から見ていたプロデューサー曰く、三村の時も同じく足を止める客が、俺達よりも比較的多かったらしい。

謳い文句というか、宣伝のインパクト的には俺達のユニットが話題に上がってたし、客の数もこっちが多いだろうと思っていたのだが、二人のミニライブの完成度の高さが物を言ったのだ。

これは橘に報告だな。

 

 

あとは、プロデューサーとスタッフ共同で、それぞれのミニライブを長時間見ていた客層をザッと集計してたみたいで、それも教えてもらった。

 

・三村と村上には、新規アイドルを見に来た鼻の利くドルオタが2割、学生や社会人やカップルの一般層が7割近く、そして身内1割。

・俺達は三村村上のがそのまま流れてきた+注目度増しでドルオタ3割、学生や社会人が3割、そしてカップルの代わりに家族連れが3割、身内が1割。

 

これは、狙い通りのマーケティングが出来たのだろう。

三村と村上は、従来のアイドルオタクに向けたアピールに加えて、二人の持っている個性で新たな顧客を獲得していた。

まだメジャーなメディア(TVやネット)に出ていないのにも関わらず、オタク以外のファン層を獲得したのはかなり大きな功績だ。

 

俺と橘も同様、従来のアイドルオタクに加え、二人とは別の『家族』という新たな層を取り込めていたのは、これもまた大きな成果だとプロデューサーも千川さんも喜んでいた。

 

プロデューサーは、これで上からあれこれとイチャモンを付けられずに、自分のプロデュースしたいアイドルを気兼ねなくプロデュース出来るからだってさ。

千川さんは、単純にお給料にちょっと色が付くからだと、まさしくあるべきOLの姿って感じだなぁ。

 

 

ところで、今日はこれで解散したんだけど、日記書きながらライブの動画見返しててちょっと気になったのが、黒服の集団がこっちを見ていませんか……?(小声)

あ、身内一割ってこれかぁ!(錯乱)

 

あと動画にコメント付いてた。

俺の容姿に触れられたが、クラスに一人こんな奴いなかった?という扱いである。

余計なお世話だクソァ!

 





そろそろ二期生アイドル追加すっかなーどうすっかなー俺もなー
社会人枠で誰か欲しいね
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