はい、決闘は次の話で行います。もうしばらくお待ちください。楽しみしてくださった方々本当に申し訳ないですすいませんでした ペコリ(o_ _)o))
今回は短めです
それでは第五話始まります
模擬戦終了後の午後六時、俺は簪と自室で先程行った模擬戦の反省会を行っていた。
「ロックオンは何であんなに射撃がうまいの?」
「大学で射撃部に所属してたんだ。成績は部内一位で地元の大会でも優勝した。」
偽の経歴を話す。実は戦争経験者ですなんてとても言えない。言ったら退学どころの話じゃない。間違いなく世界から追われるからな。
「そうなんだ、道理でうまいわけだね。」
一応、納得してくれた。
「それと、さっきのシールド、何?突然現れたように見えたんだけど・・・・・」
「あれはデュナメスに搭載されてるフルシールドっていうシステムだ。動きが遅くなる代わりにだいたいの攻撃は防いでくれる。主にハロが制御してくれてるんだ。」
「カンシャシロ!カンシャシロ!」
パソコンの画面に映っているハロが耳を跳ねながら言う。
ハロは俺のパソコンともリンクしていて俺のスマホにも呼び出せる。さすがに実体化されてたら持ち運びが面倒だったから助かる。
「面白い装備だね。狙撃する機体なのに近寄られた時の装備も万全なんて。」
「フルシールドも万能じゃないさ。さっきも言ったように展開中はスピードが落ちるし、一定以上のダメージを受けるとしばらく展開出来なくなる。」
「そんなこと、私に教えていいの?私は代表候補生、いずれロックオンとも戦うことになると思う・・・・・自分の手の内を晒すのは得策じゃないよ?」
「固いこと言うなって、おれたちはルームメイトだろ?それに俺も簪の専用機作るのに協力するしお互い様だ。」
「そっか、ふふ♪」
「どうした?なにかおかしかったか?俺」
「ううん、なんでもない。それよりご飯食べない?」
「そういやそんな時間か。食堂に行くか。」
〜食堂〜
「しっかし学食とは思えないくらい美味いなここの食事は。」
「私も、最初はびっくりした、それにメニューも多いし飽きることもないね。」
「だな、ところでさっきの話の続きだが、模擬戦の俺の動き、どうだった?」
「基本的な動きはできてた、と思う。でも回避とか攻撃の切り替える時の動きはぎこちなかったかな。それでも初めて乗ったとは思えないくらいの動きだったよ。」
「代表候補生様のお墨付きをいただけるとは光栄ですよ。」
「からかわないでよ・・・・・」
「悪かった、ま、明日も訓練頼むぜ。」
「明日は・・・・・専用機を作りたくて、その、ごめんね。」
そうだった、簪は専用機作るって言ってたよな、なら
「なら俺も明日はそっちに行こう。手伝うって言ったしな。」
「ありがとう、じゃあよろしくね?」
「オーライ、任せな。」
食事も終わり部屋に戻ろうとした時、
「あら、こんなところで会うなんて奇遇ですわね、ストラトスさん?」
「オルコット・・・・」
セシリア・オルコットと運悪く鉢合わせしてしまった。
オルコットは俺の隣にいた簪を一瞥して、
「どうやら代表候補生に教えを乞うてるようですけど、何をしても私の勝ちは揺らぎません、せいぜい抗ってくださいまし。」
これは一夏がキレる訳だ。俺も衝動的に殴ってしまいそうだ、男を完全に見下して女性が、いや自分が上だと言わんばかりの態度。
「ならそのプライドをへし折ってご覧に入れましょう、オルコットお嬢さま?」
「っ・・・・・!」
「行こうか、簪。」
「う、うん・・・・・」
固まったオルコットを放置して自室へ戻る。
〜自室〜
「オルコットさんに啖呵切っちゃうなんてすごい度胸だね、ロックオン。」
「なに、同じヨーロッパ出身としてあの態度が気に食わないんだよ。」
それに、ガンダムマイスターとしてもな。ああいう奴はいつか必ず戦争の原因になる。その前に俺が変えなきゃならない。
「でも大丈夫?オルコットさんはああ見えて入学試験で唯一試験管を倒したんだよ?それに彼女のISにはピットっていう武装も搭載されてる。」
「かなりの実力者なんだな、驚いた。ピットってどんな武装なんだ?」
そう聞くと簪は自分のパソコンを開き、一つの動画を俺に見せた。それはオルコットが模擬戦をしている映像で、オルコットが相手を蹂躙していた。
「この宙に浮いてる四つのパーツみたいなのがピットっていうの。自立兵器の一種だよ。」
思い出したくないが、スローネツヴァイのファングみたいだな。
映像を見てふと疑問が芽生えた。
「なあ、簪。オルコットはこのピットを操作してるとき、オルコット自身は攻撃できないのか?この映像を見る限りだとできてないように見えるが。」
「うん、オルコットさんはピットを操っているときは攻撃できないの。ピットの制御には集中力が必要だから。今回の勝負はそれが攻略の鍵になると思う。」
なるほど、それなら十分勝機がある。相手の手の内がわかれば対策は簡単だ。明後日からまた簪に稽古をつけてもらうか。
その時ふと、誰かの気配を感じた。なんだ、この感じは・・・・・
誰かが俺を狙ってるのか?まさかもう正体がバレたのか?
「簪、少し外に出てくるよ。すぐ戻る。」
「いいけど、どうしたの?」
「まずは俺なりにオルコットへの対抗策を考えてみようかと思ってな、気分転換に少し歩いてみるだけだ。」
「・・わかった、あまり遅くならないでね?」
〜外、寮付近〜
「で、俺に何の用かな、ストーカーさん?」
誰もいない虚空へと話しかける。
「あら、バレちゃってたかー。」
背後から声。振り返るとそこには生徒会長の更識楯無がいた。
「俺をつけまわして何が目的だ?」
「タダの興味ですよ?、興味。簪ちゃんが明るくなったのはなんでだろうなーと思ってつい。」
ついであんな尾行するのかよ、面倒極まりないシスコンだな。
「やっぱり簪はお前の妹か。」
「ええ、仲良くしてくれてるようでどうも♪」
更識が扇子を開くと感謝と書いてあった。一体いくつ持ってるんだ・・・・・
「そりゃこちらこそ。」
「来週の試合、期待してますよ?がんばってくださいね?」
一体どこまで本音なのかどこからが建前なのか、話しててもわからない。
「まあ、最善は尽くすさ。」
「ふふ♪ではこれで。あ、あともう一つだけいいです?」
帰ろうと後ろを向いた更識が顔だけをこちらへ向け
「あなたは、何者?」
「っ・・・・!」
この前整備室で見せたあの顔をもう一度こちらへ向けてきた。
「なんてね♪それでは失礼します。」
更識はそれ以上追求せず、寮へと戻っていった。
「あいつは、何者なんだ・・・・・」
「それは束が説明します。」
後ろから声、この声は・・・・・
「レイナか!?びっくりさせんなよ・・・・・」
「すみません、ですがあまり時間がないのでコチラを。」
そう言われてスマホを受け取る。
「もっすもぉっす〜!束ちゃんだよー!あの更識楯無ってやつ調べてみたらびっくりー、なんと暗部の人間だってさー。」
「暗部?」
「暗殺とか汚れ仕事をやる一族ってこと。情報網も広いから気をつけなよー。ばいばーいヾ(*´∀`*)ノ!」
こちらの返答を待たずに電話は切れた。それにしても暗部か・・・・・嫌な人間に目をつけられたもんだ。
「それでは私はこれで。」
「ああ、気をつけろよ。」
レイナとも別れ、物思いにふける。
更識のことはとりあえず置いておこう。まずは決闘だ。オルコットにプライドをへし折ってやると宣言したのだ。尚更負けるわけには行かない。
決意を新たに、俺は寮へと戻ることにした。
はい、今回は完全に箸休め回です。スミマセンでしたぁぁぁ┏○┓
フルシールドについてですが、マキシブースト(ゲーセンにあるやつ)のデュナメスのフルシールドのように一定位以上のダメージを受けると解除というふうにしました。
次回はついに決闘、楽しみにしててください!
それではまた。