今回はついに決闘!なのですが、いつも噛ませ犬になっているセシリアを目立たせようと考え、原作とは違う流れにしておりますのでそこはご了承ください。
それでは第六話、始まります
戦闘時推奨BGM
〜DAYBREAK'S BELL〜
決闘当日
〜第三アリーナ ピット〜
ついに決闘の日がやってきた。俺は今簪と最終調整をピットで行っていた。近くには一夏もいるのだが、専用機が届いたのは今さっき。これから調整をするそうだ。大変そうだ。
「ロックオン、基本はこれまでに立てた対策をメインにして動いて。オルコットさんも何かしら自分の弱点への対策はしてきているはず、油断しないで。」
「わかってるよ、最善を尽くすさ。」
二人で話していると、ミス千冬が話しかけてきた。
「ストラトス、頑張れよ。」
「おや、ミス千冬が素直に激励の言葉とは。」
「からかうな、全く・・・・・さっさといけ。」
相変わらず理不尽である。
ひと通りの準備が整った。ハッチへと向かい、デュナメスを展開。
「ハッチオープン・・・システムオールグリーン、発進・・・・どうぞ」
後で簪に聞いたのだが、どうやらオペレーターをやる機会があったら一回は言ってみたかったセリフらしい。
「オーライ!デュナメス、ロックオン・ストラトス、狙い撃つ!」
ガンダムマイスターの時と同じ決まり文句とともに発進。
既に空中で待機していたオルコットの元へと向かう。
「逃げずに来たようですわね、まずは褒めて差し上げますわ。」
「褒めるのは勝ってからにしてもらいたいもんだ。」
「私が勝つのは自明の理、降参するのなら今のうちですわよ?」
遅れて一夏も到着。
俺と同じ反応してるな
・・・・・人の話聞いてるのかコイツは、と言った感じだ。
「そのつもりはない。勝負は勝負だ。」
「俺だって負ける気はない!」
「ふん、せいぜいあがいて見せなさいな。」
『それではこれより、セシリア・オルコットとロックオン・ストラトス、織斑一夏のクラス代表決定戦を行う!
・・・・・始め!!』
「さあ、踊りなさい。わたくしとブルー・ティアーズが奏でるワルツで!」
開幕早々、オルコットは俺に向けライフル、『スターライトMKIII』を撃ってきた。一夏は無視かよ。だが構えも撃つタイミングも教本に載ってる通りの撃ち方だ。そんなもの、よけられないわけが無い。回避し、距離を取る。
「初撃を躱しますか、なかなかやるようですわね。ならば行きなさい!ティアーズ!」
オルコットは四機のピットを射出、俺と一夏に二基ずつ囲むように配置する。ここまでは予想通りの展開だ。二基のピットからのレーザーをひたすら回避し続ける。
「ふん、所詮男なんて逃げるだけ!口ほどにもありませんわ!」
「なんだよこれ!うわあぁ!」
一夏も回避を選んだ、危なっかしいがちゃんとよけてるな、賢明な判断だ。
まずは相手を油断させるんだ。そうすれば必ずボロが出る。攻めるタイミングができる。何発かかするが今慌てたらそのまま試合を持ってかれる、待つんだ・・・・・
試合開始から五分、オルコットの顔に疲れが見えてきた。
なんせこの五分間、ずっとピットを操作していたのだ。疲れない方がムリだろう、開始直後は何発かくらってしまったたが今は被弾ゼロ。デュナメスのシールドエネルギーは440で止まっていた。対して一夏はかなり食らっていた。シールドエネルギーも心もとないだろう。
そんな時、一夏のIS、白式に変化が現れる。
突然形を変え始めたのだ。
「まさか、一次移行!?今まで初期設定で戦っていたのですか!?」
そりゃ驚くよな、ISが全力を出せてない状態で代表候補生に食らいついていたんだ、大したもんだな。
そこからピットの射撃は激しさを増した。さっきの疲れた顔はどこへ行ったのやら。白式が一次移行したことに対して相当怒っているっぽいな。
さらに五分後、一夏もようやくピットの動きに慣れ、ある程度よけられるようになってきていた。どうやら一次移行はある程度シールドエネルギーの回復もしてくれるらしいな。
再びオルコットの顔に疲れが見え始める。
「なんで、当たらないんですの・・・・・!」
「お前のピットの操作はワンパターンすぎるんだよ。敵の視界に収まるように半分を配置、後の半分を敵の死角に配置して挟み撃ち。確かに効果的だが、慣れれば死角をわざと作って誘うこともできる。」
「この短時間でそれをやったというのですか!?」
「一週間のイメトレを甘く見るなよ?」
「俺は感覚でよけてたからギリギリだったけどな・・・・・ロックオンみたいに誘うなんてできそうにない・・・・・」
いや、それでもよけてたから凄いぞ一夏。
ISでピットを装備しているはほとんどいないという。ならどうするか、イメトレするしかないだろ。実際効果あったしな。さて、これからどうオルコット倒そうか・・・・・
「なあロックオン、オルコットを二人で倒さないか!?」
奇遇だな、俺も同じことを考えてた。一夏のIS、白式の装備はブレード一本のみ、なら前衛で突っ込み、俺が後ろでカバーすればいい。
「了解だ!行ってこい!」
「おう!」
それじゃあ、俺はピットを落とす!
「さて、そろそろこっちから仕掛けさせてもらう!」
一夏をオルコットへと向かわせ、GNビームピストルを呼び出し、背後へと撃つ。見る必要?狙う時間?そんなものいらないさ。十分も見たんだ、もう見飽きたってな。
俺と一夏の死角にいた二基のピットにビームは直撃。爆散する。
「そんな!ティアーズが!」
オルコットは初めてのことに驚き、動きを止めている。
GNスナイパーライフルを呼び出し、構える。
「狙いは外さねぇ!」
「くらええええええ!」
「キャァァァァ!」
動揺してたからか、俺のGNスナイパーライフルだけでなく一夏のブレードもモロに直撃したようだ。
この調子ならいける!
「舐めないでくださいまし!」
と思った矢先、背後と正面から合計三本のレーザーが飛んできた。避けるが、何かおかしい。
なぜ、オルコットはピットと自分のレーザーで同時に攻撃してきた?
どちらか片方しか攻撃には回せなかったはず。
「ピットが二基ならば、私も動けますわ!」
「まずい一夏!下がれ!」
「いや、いける!」
そう言うと白式のブレードが形状を変えた。
「あれは・・・・・単一仕様能力!?」
オルコットも突然のことに驚愕しっぱなしだ。だが、そう言いながらもライフルを一夏へ向け、ピットも一夏に向けようとしている。あれじゃチャンスを潰される!
「させるかよ!」
GNスナイパーライフルをピットへ向ける。外しはしない。そう思ったが、一夏が射線上に入り援護できない。
「うおおおおおおおお!」
一夏は決めに行こうとしてるだろうが、それは不発に終わるぞ・・・・・
直後盛大な爆発音。
「くそぉぉぉ!」
それとともに白式が落下していく。ほら、言わんこっちゃない。
「さあ、次はあなたの番ですわ!」
そう言いながらオルコットは再びピットを俺へと差し向ける。それに加えてスターライトMKIIIの狙撃、予想外の相手の戦法に驚きはしたが、やることは変わらない。
疲れるのを待つ。だがこちらもジリ貧にならないよう要所要所でGNビームピストルの射撃も欠かさない。
お互いに少しずつ被弾が続き、デュナメスシールドエネルギーは380まで減っていた。
「この!ちょこまかと!」
オルコットは勝ちを焦ってるな、ピットの狙いがどんどん甘くなっている。
誘ってみるか。
「ハロ!フルシールドを!」
「リョウカイ!リョウカイ!
」
ピットの攻撃をよけ、ライフルが当たる直前にフルシールドを展開、ライフルの直撃をくらったように見せる。
するとオルコットは
「最初はどうなるかと思いましたがこの調子なら私の勝ちですわね!」
と余裕綽々の表情をしている。よく見ろよオルコット、こっちはダメージは受けてないぞ?
「ダイジョウブカロックオン!ダイジョウブカロックオン!」
「問題ないさ、フルシールドの残り耐久値は?」
「175!175!」
オーケー、オルコットはこちらを見て驚愕の表情を見せた。
「なんでダメージを受けてませんの!?」
「これはフルシールドっていうシステムなんだよ、」
「カラにこもるとは卑怯な!」
「それをいうならピット使ってるお前の方がよっぽど卑怯だろ!」
口喧嘩もここまでにして、そろそろ決めに行くか!
フルシールドを解除
ティアーズのビームを地面へと着弾させるように射線を誘導、砂埃を起こし一時的な目くらましにする。
「この!出てきなさい!」
もちろん行くさ、だが、ついてこれるか!
「ト ラ ン ザ ム !」
TRANS-AMsystem start
地面から一気にオルコットの背後へと回り込み、GNビームピストルを乱射。
「な!?いつの間に!くぅっ!」
しゃべる暇があるなら棒立ちしてないで対応しろよ。
「オルコット、お前の弱点は二つだ!まず一つはピットを四基操作しているときは自身が動けないこと。二つ目は、自分の予想していない事態が起きたとき、棒立ちになる事だ!」
棒立ち、つまりは的だ。動かない的を外す俺じゃねえ。
「この!男の分際で!」
オルコットも苦し紛れにライフルを撃つ。
何発かのうち一発がデュナメスへと当たる。
「やりましたわ!やはりこのセシリア・オルコットの敵で・・・・・」
「誰がやられたって?」
ここで再びフルシールドを展開、直撃はしたがシールドエネルギーは減っていない。
「な!なぜダメージを受けて・・・・・」
「その棒立ちが命取りだ!」
フルシールドを解除、TRANS-AMを維持したままブルーティアーズへ接近、ここならビームサーベルも届く。が、オルコットはかかったなという顔をし
「まだティアーズはありましてよ! 」
ブルーティアーズの腰部から二基のミサイルを発射。
普通ならここで俺は負けていただろう。だが俺もお前と同じ射撃機体だぜ?
ビームと実弾、両方積むのは当たり前だ。故に予想も容易い。
「パターン見えてんだよ!」
ビームサーベルを横に一閃、二基のミサイルを破壊する。
「そんな!くっ・・・・インターセ・・・・」
「これで終わりだ!」
もう一本のビームサーベルを抜刀、十字に切りつけ、GNビームピストルを至近距離で連射する。
『ブルーティアーズ、シールドエネルギーエンプティ、勝者、ロックオン・ストラトス!』
ふぅ、どうにか勝ったぜ。ま、あとはなるようになるか・・・・・
ピットへ帰投すると簪が駆け寄ってきた。
「すごいよ!オルコットさんを倒したなんて!」
「簪との特訓のお陰だよ。ありがとな」
「ううん・・・・・///やりとげたのは、ロックオンだから。」
「おめでとうロックオン!」
先に戻っていた一夏からも賞賛の言葉をもらった。
「一夏、最後射線上に入るなよ・・・・・」
「そうだったのか!?全然わからなかったよ・・・・・ごめん」
まあ反省会はまた後にして、今は・・・・・勝ったことを素直に喜ぶか。
どうでしょうか、初めてのがっつり戦闘回です。非常に自信がありません!
一夏噛ませ犬感半端ねー!
あと読者様にアンケートを取らせていただきます。
クラス代表は一夏とロックオン、どちらがいいですか?
感想の方に希望のキャラを書いてください。
宜しくお願いします┏○ペコ